表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

言葉の檻

作者: 久埜逢雅
掲載日:2026/05/03

我が母は言った

「この人は妻をママと呼ぶなんて

なんとも気色悪い」、と

それに便乗するように

我が父は言った

「そうだ。実の妻をママと呼ぶなど

社会性がなってない」、と

我は反論した

「呼び方一つで

他人がどうこう言う方こそ

社会性がなっていない」、と

その言葉を耳にした両親は

大層顔を赤くした

「芸能人が妻をママと呼ぶのは

大人がして良い事ではない

人への影響力が強い人は

正しい言葉を言わなくてはならない」

「そもそも

ママという言葉は日本語ではない

此処は日本だ、そして彼は日本人だ

日本人ならば日本語を使うべき」

両親は子供の癇癪とも呼べぬ

子供に対する怒りを込めた言葉を放った

我は、馬鹿らしく思えた

ママが日本語ではないのは間違いだ

ママとは赤子が発した

拙い言葉が語源となった日本語

それも知らずに日本語ではないと否定し

個人の呼び方に外野が馬鹿な言葉を

ひたすらに並べるなど笑い話にもならん

我が両親は視野が狭く、内が幼い

それ故に言論弾圧なしでは意見を出せず

この機嫌が悪ければ怒鳴り拳を振るう

その様は実に幼児のよう

癇癪を起こし、暴れる子供の様

やはり、我が両親は

人とは言えぬ獣だろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ