ピタゴラスの定理と○○△のサッカー女子
見習いキューピットのフィニーとミケは、今日も今日とて地上観察の実習中だった。今回のターゲットは、公園のベンチ。数学の参考書を広げる理系男子と、サッカー雑誌を読みふけるサッカー好きの女性、ナナを、恋の矢で結びつける。
「フィニー、見て。あの理系男子、ピタゴラスの定理を一生懸命解いてるわ。でも、どこか寂しそう…」
「ミケ、今回は慎重にね。相手は、ピタゴラスの定理を愛する男性だ。絶対に失敗できない」
二人は弓を構え、心を込めて狙いを定めた。フィニーが矢に「恋の数式」と書かれた魔法の粉を振りかけ、ミケが「愛の真理」と書かれた魔法の粉を振りかける。しかし、またしてもハプニングが起こる。ミケが魔法の粉を振りかけた際、フィニーがくしゃみをした拍子に、魔法の粉が矢から舞い散ってしまったのだ。舞い散った粉は、理系男子が持っていた定規と、ナナが読んでいたサッカー雑誌の表紙に付着した。
「…ん?」
理系男子は、定規から漂う、どこか甘く、懐かしい香りに首を傾げた。ナナもまた、サッカー雑誌の表紙から漂う、どこか華やかな香りに首を傾げた。その時、理系男子が手にしていた定規が、まるで自我を持ったかのように、ナナが読んでいたサッカー雑誌の表紙に突き刺さった。
「っ…!」
理系男子は、驚き、困惑した表情でナナを見た。ナナもまた、驚いた表情で、理系男子を見た。その時、理系男子は、ナナのサッカー雑誌の表紙を手に取り、言った。
「…この雑誌、すごいですね。まるで、僕が証明した、最高の定理みたいだ」
ナナは、理系男子の言葉に、ますます困惑した。しかし、理系男子は、ナナの言葉に、まるで運命の相手を見つけたかのように、目を輝かせた。
「…あなたの持ってる、その雑誌…いや、その顔…最高の美しさですね!僕の定理と、いい勝負だ!」
ナナは、理系男子の言葉に、ますます困惑した。しかし、理系男子は、ナナの言葉に、まるで運命の相手を見つけたかのように、目を輝かせた。
「…あなたの持ってる、その雑誌…いや、その顔…最高の美しさですね!僕の定理と、いい勝負だ!」
フィニーとミケは、空の上からその様子を見て、顔を見合わせた。
「…今回は、ピタゴラスの定理と本田△を勘違いした、新しい愛の形が生まれたね」
「うん…でも、定規と雑誌が、結ばれたね」
二人がそう言って、穏やかな気持ちで空を見上げていると、再び巨大な雷鳴が轟いた。二人の上司である雷キューピットが、雷雲に乗って現れたのだ。
「お前たち二人は全く……。ま、でも、そうでもないか」
「でしょ?もう少し温かく見守りましょうよ、ね?」
こうして今回は二人はめでたく雷を免れたとさ。




