表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

ピタゴラスの定理と○○△のサッカー女子

見習いキューピットのフィニーとミケは、今日も今日とて地上観察の実習中だった。今回のターゲットは、公園のベンチ。数学の参考書を広げる理系男子と、サッカー雑誌を読みふけるサッカー好きの女性、ナナを、恋の矢で結びつける。

「フィニー、見て。あの理系男子、ピタゴラスの定理を一生懸命解いてるわ。でも、どこか寂しそう…」

「ミケ、今回は慎重にね。相手は、ピタゴラスの定理を愛する男性だ。絶対に失敗できない」

二人は弓を構え、心を込めて狙いを定めた。フィニーが矢に「恋の数式」と書かれた魔法の粉を振りかけ、ミケが「愛の真理」と書かれた魔法の粉を振りかける。しかし、またしてもハプニングが起こる。ミケが魔法の粉を振りかけた際、フィニーがくしゃみをした拍子に、魔法の粉が矢から舞い散ってしまったのだ。舞い散った粉は、理系男子が持っていた定規と、ナナが読んでいたサッカー雑誌の表紙に付着した。

「…ん?」

理系男子は、定規から漂う、どこか甘く、懐かしい香りに首を傾げた。ナナもまた、サッカー雑誌の表紙から漂う、どこか華やかな香りに首を傾げた。その時、理系男子が手にしていた定規が、まるで自我を持ったかのように、ナナが読んでいたサッカー雑誌の表紙に突き刺さった。

「っ…!」

理系男子は、驚き、困惑した表情でナナを見た。ナナもまた、驚いた表情で、理系男子を見た。その時、理系男子は、ナナのサッカー雑誌の表紙を手に取り、言った。

「…この雑誌、すごいですね。まるで、僕が証明した、最高の定理みたいだ」

ナナは、理系男子の言葉に、ますます困惑した。しかし、理系男子は、ナナの言葉に、まるで運命の相手を見つけたかのように、目を輝かせた。

「…あなたの持ってる、その雑誌…いや、その顔…最高の美しさですね!僕の定理と、いい勝負だ!」

ナナは、理系男子の言葉に、ますます困惑した。しかし、理系男子は、ナナの言葉に、まるで運命の相手を見つけたかのように、目を輝かせた。

「…あなたの持ってる、その雑誌…いや、その顔…最高の美しさですね!僕の定理と、いい勝負だ!」

フィニーとミケは、空の上からその様子を見て、顔を見合わせた。

「…今回は、ピタゴラスの定理と本田△を勘違いした、新しい愛の形が生まれたね」

「うん…でも、定規と雑誌が、結ばれたね」

二人がそう言って、穏やかな気持ちで空を見上げていると、再び巨大な雷鳴が轟いた。二人の上司である雷キューピットが、雷雲に乗って現れたのだ。

「お前たち二人は全く……。ま、でも、そうでもないか」

「でしょ?もう少し温かく見守りましょうよ、ね?」

こうして今回は二人はめでたく雷を免れたとさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ