ステータスオープン!!ってなんじゃい!?こりゃ!?
アールナーヴァさんは有能で、私に色々教えてくれた。
ここは私のダンジョンの中で、今居るのは祭壇の間。
つまりダンジョンマスターの私が居るボス間らしい。
ダンジョンは、ダンジョンコアを使って拡張したり、モンスターを産み出したりするみたいね。
私は、前世は乙女ゲーとパズルゲー、◯双派だったからさっぱりわからん。
ゲーマーな弟ならやり方分かったのかも。
私のレベルが上がると、ダンジョンポイントが100Pずつ上がるみたい。
取り敢えずやってみるわ。
アールナーヴァさん手作りの猫耳着ぐるみに着替えた私は、虚空に向かって叫ぶ。
「あやや!!んなばい!!あぶぶぶん!、(ええい!!とりゃあ!!ステータスオープン!!)」
すると、私の目の前に白いプレートが!!
名前 ミザリア
年齢 0歳
種族 堕天使
称号 ダンジョンマスター、エルフの愛し子。
全魔法使用可能、ただし初期魔法のみ。
体力 100
守備力 100
攻撃力 100
知力 50
………知力ねえ!!
ショックで思わず私は白眼を剥く。
赤子な私だけど、モンスターとダンジョンマスターは心と魂が繋がってるから念話?で会話が出来るみたい。
……アールナーヴァさん、レベルアップって何をすれば良いの?
「レベルアップですか?マスターがダンジョン以外のモンスターか、ダンジョンに来た人間を一匹倒す毎に1レベル上がりますよ」
にこやかな笑顔でアールナーヴァさんは答えた。
……戦闘能力皆無なんで無理いっ!!モンスターは分かるけど、人間なんて殺したくないです!!
私は全力で叫ぶ。
「……そうなりますと、私をサブマスターにして頂ければ、私が殺した数でマスターのレベルが上がりますね。人間が嫌だと言われたので、殺すのは魔物にします」
苦笑してアールナーヴァは答えた。
……是非、サブマスターに!!
私は直ぐ様アールナーヴァさんをサブマスターにした。
ダンジョンコアに登録すると、アールナーヴァさんのサブマスターは記録されるみたい。
「では、早速行きましょうか」
私はアールナーヴァさんに抱っこされてダンジョンから外へ。
初の異世界へ!!いざ!!