説明書読まないやつにありがちな壊れ(壊れ
山田「アイテムボックスから本を取り出して・・・と」
タイトルを見る。
「山田君用の説明書」
山田「なんてこった(壊れ」
そのあまりにも分厚い説明書には能力 夢なろうやこの世界について
事細かにかかれているようだったが
俺は要点だけを拾って生きていきたい人間なので、とりあえず雑に読んだ。
かいつまむと・・・夢なろうは・・・
1.紙に書いた内容が実現する
2.パワーワードや現実離れした内容が多ければ多いほど俺が消耗する。
3.主語が欠けていたり、対象があいまいだったりすると、俺の意志や意図にそぐわずに
広域に影響を及ぼしたり、よりそれに当てはまるものが選ばれたりする。
4.消耗した分は寝て起きたら回復してパワーアップできるので、
いっぱい話を書いて、いっぱい寝て、強くなろう!(壊れ
5. 1たす1を100にしたり、概念事象を根本的に大きく捻じ曲げるような
できないことはかけません。(壊れ
6.実際に起きて得た経験やアイテムは物語の世界観を広げられるから、
寝てばっかりいないでちゃんと冒険したほうがいい
他はともかく4番と5番と6番よ・・・(壊れ
山田「俺・・・この世界でバランスの取れた寝太郎になるのか(壊れ」
つまり・・・俺の中で無意識下に脚なげえなアイツと思っていたから
田中が召喚された・・・ということだな・・・(壊れ
だから・・・その気になれば・・・親とか知り合いみんな呼べるんだな・・・?
・・・いや、そんな肩幅狭い人生俺は送りたくねえから!(壊れ
田中・・・帰せないかな・・・?(壊れ
いやしかし・・・!心細いとかうざったるいとかその辺のめんどうさよりも
とりあえず前衛が居ないと不安よな、田中、帰せません(壊れ
田中「何よんでるんだ?山田?」
いつのまにか背後に来ている、やめてほしい(壊れ
山田「俺だって・・・勉強ぐらい・・・する・・・!!!(壊れ」
田中「むずかしーことばっかりかいてある本読んでないで冒険にいこうぜ!」
・・・?何か若干の違和感を感じながらも宴のあとの夜明けの村から何となく出ようとする俺たち
エルモ「待ってください!」
山田「ん・・・?」
エルモ「お慕いしております!ついていかせてください!」
ははーん、そういうことだな!
エルモ「田中様!」
(壊れ)
田中「いや、僕は別にいいんだけども、ねえ?山田君?」
何その態度(壊れ
断ってほしそう・・・だな・・・?
山田「ここに来たばかりで何もわからない俺達には道先案内人は必要さ!」
この山田、お前が嫌がることならば、あえて自身にダメージが入ろうともへっちゃらだ!(壊れ
田中「くt、よろしくな!」
山田「で、冒険ってどこに行く気なんだ?」
田中「村の近所にダンジョンがあるって話をモルフから聞いててな!」
近所のダンジョン・・・ねえ・・・?
山田「それこそもうエルフの村の人によって開拓済みなんじゃないのか・・・?」
エルモ「いえ、ダンジョンは、村の周囲とは異なる環境のため、
このあたりの地域では見かけないモンスターや返り討ちになった
愚かな人間の遺品があると思いますよ!」
えぇ・・・なんか物騒な物言いしてないかこの娘・・・?(壊れ
山田「勝手に入って大丈夫なのか?ライセンスみたいなのは必要無いのか?
危険なモンスターおらんのか?」
エルモ「そういう細かいことを言う人はエルフの村にはいませんので!
全て自己責任で逝ってこい!でもエルモは絶対に死守しろ!って感じで何度も入ってました!
私は治癒の魔法も使えますよ!」
おお?ダンジョンの案内に自信ネキか?(壊れ
田中「でも、今日は誰もついてきてないんだな?」
エルモ「勝手にでてきましたから!」
おいおい(壊れ
山田「問題にならないんか?」
エルモ「ここ最近はモジジや身体強化系のおじいちゃんたちも腰をいわしてるから、
おいかけては来れないと思う!」
まあいいか(壊れ
田中「あれじゃないのか?」
掘ったところにそれをおきましたって感じの
いかにもなレンガ造りみたいな横穴がそこにあった。(壊れ
山田「中のモンスターは、あのゴブリンと比べてどうなの?」
エルモ「なんていうか、生き物っていうより、ちょっと柔らかい岩の塊とか、
ぴりりって感じですね!」
ぴりりってなんだよ(壊れ
まー、いろんなことはおいといて入ってみよう!いざ!
そう、俺たちはいろんなことをおいといたのだ。
冒険に旅立つときに未練ややりのこしたことはおいといてはいけないってこと、
忘れてたのかもしれない。(壊れ
第4話 完