好きになった理由
私には好きな人がいる。
その人を毎日見てるだけでどんどん自分の者にしたくなってくる。
彼を心の底から愛している。けど彼は振り返らずまっすぐ突き進むだろう。
私には怪力がある。天から与えられた天性の力。そこらの男子より強いく腕相撲で負けた事はない。
彼はバトミントン部で1番と言っていい程下手くそで運動音痴だ。毎日ギリギリまで残って練習している。
私は彼の居残り練に付き合ってる。
「ここら辺にして今日は帰ろう」
彼との練習か終わる時が悲しい。いつまでもやっていたい。
「わかった。」
「夜も遅いし送ってくよ。」
「ありがとう。」
夜の帰り道
「ねぇ、なんでそんなにギリギリまで練習するの?」
「あの部の中で俺が1番弱い。1番になるには誰よりも頑張らなくちゃいけないから」
「そっか。」だから私は好きだ。自分の弱さを認め諦めず努力をする。その姿に惚れたんだ。普通なら高身長イケメンなんでもできる系を好きになる人が多い(偏見)けど私はそうじゃないかもしれない。
「てかずっと疑問に思ってたんだけど。なんでひなたは俺の練習付き合ってくれるの?」
ぎくっ、それは好きだからだよ!
「わ、私と練習してくれるの。君しかいないからね」
「そうなんだ」
「ナツは、好きな人はいないの?」
「いたよ。いたけど...あまりそれには触れないでほしい。」
「ごめん。聞かなきゃよかったね。」いたのかぁ。でも悲しそうな顔してるし。振られたのか好きな人に彼氏ができたのか
「ひなたは好きな人いるの?」
「え?わ、私はねぇ。いるよ。」
「応援してるよ。なんかあったら相談乗る。」
「ありがとう!あ、ここまで来たら大丈夫だから。すぐそこ。また明日ね。」
「またね。」
今日は金曜日だ。明日部活終わって帰ってきたらおなにーしよう。ムラムラする。彼と話した後は。
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