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尾行
彼女は高速道路に乗り、
東京方面に向かって走っていた。
俺は何をしているんだ・・・
と思いながら彼女の空色の車を見失わないように、
車を走らせた。
1時間ぐらい走ると、
彼女は高速を降りた。
そして数分走ると駐車場に車を止めて、
近くにあるアパートに入って行った。
東京の外れの小さな町の小さなアパートに住んでいた。
俺は気が付かれないように、
少し離れたところに車を止めて、
彼女の様子を見ていた。
彼女がアパートに入ると、
2階の角の部屋の電気が着いた、
彼女はベランダに出て来て、
洗濯を取り込んでいた。
1人暮らしなのか?
俺より少し若いぐらいか?
なんであんな大金を持っているのに、
こんなアパートで暮らしているのか?
俺は謎の女のことをもっと知りたいと思った。
ポストに行って名前を見ると、
「安藤」と書いてあった。
安藤さんね・・・
俺はその日から彼女を調べるようになった。
彼女を知り、彼女のお金を頂きたい。
我ながらゲスな男だ!
でも自分の衝動を抑えることが出来なかった。
つづく