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高梨ここあ冒険者登録をしてウルフ退治に行きます

重火器が似合いそうだとくだらない事を考えてしまう私が居る


「ジョン、ニック!お前達こんな少女に絡んで何してる」


「す、すいませんギルドマスターてっきり観光ついでに冷やかしで入った物かと思ってちょっと分からせようと・・・」


どうやら、この巨漢の男の人はギルドマスターのようです


「馬鹿共がお前らも5級クラスの冒険者だろ、皆の手本となるべき立場だぞ」


そう二人に嗜めると私を見る


「すまなかったな、嬢ちゃん俺はギルドマスターのジンだ凄い武器だな冒険者になりたいのか?」


「はい、そうですがそこのヤンキー二人におどされて怖かったです」


じろりと二人を睨むとブルっと振るえ怯えた表情でこちらを見ている


「まぁ良いです、受付はどちらですか?」


巨漢のギルドマスターは溜息を付くと


「受付は正面だ、本当なら色々試験があるんだが・・・まぁこの結果を見るに必要ないだろう

 俺から言付けておくから登録していくと良い」


「有難う御座います、それでは登録してきますね」


受付へ向かうと20歳前後?のとっても美人の受付さんがいました


「冒険者になりたいです」


直球に尋ねると、美人の受付さんがギルドマスターをちらりと見ると軽く会釈している


「分かりました、ジンさんの許可もあるようですし受け付けますね

 まずは軽く冒険者について説明させて頂きます

 冒険者等級と言って第1級~第7級までランクがあり、最初は7級から始まります

 大まかな目安ですが、4級は全体の1%未満3級上位10名2級に至っては3人しか居ません。

 ちなみに1級は現在不在です」


なるほど、と首で軽く会釈する


「受付は向かって左手にある掲示板で探して下さい

 基本的に自分の等級と同等もしくはワンランク上の依頼までが依頼可能となっております

 えーっと・・・


「高梨ここあです」


「ここあさんですね、ここあさんだと6級までの依頼が可能ですね

 こんなところですが、何かご質問はありますか?」


「特にありません」


昔から説明書は読まずに使うタイプなので習うより慣れろです


「はい、それではこちらにお名前の記入をお願いします

 それでは・・・よいしょっと」


受付のお姉さんがサッカーボール位のサイズの水晶球のようなものを机に置いた


「こちらにお手を触れてください、全冒険者のレベル、MP、スキルはギルドで記録されております

 この球は測定器になっております。」


凄い流石ファンタジー世界、現代科学の上を行ってます!


「分かりました」


両手で包み込めるように球に触れる

するとじわじわと光りだしたと思ったら球が虹色に光りだした


「え?え?え?ちょっとジンさん~~~~~~~~」


受付さんがとても焦っています、何があったのでしょう、もしかしたら私の数値が予想よりも低かったりして・・・


「何事だ、おまっ何だこれは」


「分かりません、全能力測定不能となってしまい、見た事も無い色に輝いています」


「これはやはり・・・」


何やら二人の顔が険しいです、この世界に来てからトラブル続きで疲れました・・・


「ちょっと、良いか、ここあと言ったな、冒険者登録はしてやる・・・が絶対に所持してるスキルを誰にも話すな」


「それは構いませんが何かありましたか?」


「いや、俺の思い過ごしなら良いんだが・・・

 もう受付は終わりだ、冒険者がんばれよ」


「はい、有難う御座います!」


何だか良く分かりませんが終わったようです、ギルドマスターは焦った様子で奥へ消えていきました

さてと、さっそく依頼を探しましょうか、どれどれ

スターウルフの討伐、一匹に付き銀貨3枚

これにしましょう


「すみません~さっそく依頼をやりたいのですが~」


「はい、ここあさんやる気満タンですね、え~っとスターウルフですね

 街の南出口を出て1km程先にアルンの森がありますので、そちらで目撃情報が多いですね」


「はい!丁寧に有難う御座います!」


ギルドを出ると教えて貰った南出口に向かう、ポケットからスマフォを取り出すと時間を確認する


「えっと現在午後1時ですね、この世界の時間も元の世界と同じだったら良いのですが・・・」


時間も時間なので急ぎホルンの森へと向かった


「ここがホルンの森ですが、なんだか富士の樹海みないな所ですね、さてと」


アイテムボックスに仕舞ってあったm-16を取り出す

1日1回しか召喚できない都合上現在はまだこの武器しか使えない


「サバイバル(fps)で培ったこの技術をお見せします!」


誰も居ない空間で一人粋がる一人の少女

テクテク慎重に森を歩くと10数匹からなる群れが居た


「あれがスターフルフですね」


銃を構えると先頭に居るスターウルフに標準を合わせた


「パンパンパンッ!」


3発の銃弾を発射すると全段命中してウルフはその場に倒れた


「あれ、脆い・・・それなら!」


次、また次へと素早く標的を切り替え発射する

仲間が倒されて興奮してるのが一斉にこちらに襲い掛かる


「2.3.4.5.6.7」


ゲームの癖が、討伐数を数えながらスターウルフを銃撃する、慣れてくると一発で眉間を狙えるようになってきた


「18.19っと・・・これで全部ですが、脆いですね、ていうか敵がとまって見えます

 私の身体能力も前世と違うようですね」


群れを倒して一段落していると、奥からにぶい唸り声が聞こえる


「ぐるぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


考えてみれば当たり前です、群れの中心にボス的な存在が居るはずなのです

目を凝らしてみると体長3mはあるような、巨大な狼がそこにいました


高梨ここあ17歳、転生2度目のピンチです




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