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高梨ここあ金欠の為仕事を探しに冒険者ギルドに向かいます

さて、どうしたものでしょうかお金がありません

スキルで何かを作り出して換金しましょうか?いや無理ですね

一日一回しか製造できない縛りがありました


「さて、どうしましょうか・・・」


困り果ててポケットを確認しますがサイフ、携帯電話しかありません


「仕方ありません、ここは定番ですが冒険者ギルドでも探しましょう」


ふぅっと溜息をつき気分を切り替える

先ほど案内してくれた兵士さんにギルドの場所を聞いておいたので迷わずいけそうです


「あれは武器屋さんかな」


宿屋前の大通りを歩くとそこには武器、薬剤、雑貨様々な店が並んでいる

ミニタリーマニアの私が吸い込まれるように武器屋に入る


「いらっしゃい、御嬢ちゃんここは喫茶店じゃないよ」


お店に入ると海坊主が居た、筋骨隆々のマッチョなおじさんです


「バカにしないで下さい、これでも冒険者・・・候補です」


「候補?おめぇさんこれからギルドに行くつもりか」


海坊主が疑うような目で私を見る


「何か問題でも?」


「いや問題はねぇが・・・ちょっと待てその肩に掛けてる黒い鉄は何だ」


肩に掛けてあるm-16を指差して尋ねる


「え、これ?m-16アサルトライフルと言って・・・って分かるはずもないですね

 まぁ弓のような武器ですよ」


少しドヤ顔で答える


「御嬢ちゃんまさかとは思うが神人か」


「神人?って何ですか?私は普通の女の子ですよ?」


そういえば、ウェーバー司令官にも同じ事を言われた気がします


「とぼけるな、100年前の人魔戦争で使われた武器にそっくり何だよ

 もっとも記録に残ってるのは木製の筒だったか、それは鉄製だな」


木製の銃?旧式の古式銃の事でしょうか、火縄銃のような


「いえ、これは私のスキルで作り出した武器なので神人とかいう恥ずかしい名前の人間ではありませんよ」


亭主は暫く考え込むと顔を上げる


「これ以上の詮索はいけねぇな、それよりも御嬢ちゃんそんな物騒な物肩に掛けて出歩いたらいかんぞ

 スキルが使えるならアイテムボックスもあるだろう」


「アイテムボックス?なんですかそれは?」


首を傾げながら答える


「まさか、知らないのか、自分の魔力に応じて要領に差があるがスキル持ちなら誰でも使える代物だ

 収納したい物を想像しながら収納と念じてみろ」


「へ~試してみますね」


m-16アサルトライフルをイメージしながら収納と唱えてみる


「ポンッ!」


不思議な効果音と共に手元の武器が消えた


「おぉ!で、どうやって取り出せば良いのですか?」


「同じ原理で取り出す事をイメージすれば良い」


さっそく試してみよう


「いでよ!m-16アサルトライフル!」


ポンっという効果音と共に私の手元に銃が戻ってくる


「お~これは便利です、有難う御座います」


「お礼何て良いって事よ、それより冒険者ギルドに行くんだろ

 金をたんまり貯めてまた俺の店の商品を買ってくれや」


私はもう一度お礼を言うとお店を出た

勿論武器はアイテムボックスに仕舞ってある

こんな便利な物があったとは、まだまだ私の知らない事が色々ありそうですね


「お~いかにもファンタジー世界特有の建物だ」


さて、気合を入れて冒険者になるぞ!

お金を稼がなければおおまんまにもありつけません


「失礼します~」


観音扉の木製のドアを開けると左手に酒場、右手に依頼が書いてある掲示板、そして正面に受付がある

依頼を見ても仕方ないので受付に向かおうとするが


「おいおい嬢ちゃん、ここは喫茶店じゃないぜミルクが欲しければ向かいの店に入りな」


「兄貴、ミルクはあんまりですぜ、せめてオレンジジュースじゃないっすか」


初見のギルドで絡まれるのはもはや義務なのでしょうか

ガタイの良い二人組みの男に絡まれてしまいました

めんどくさいので1バカ2バカと名づけましょう


「貴方達は、えーーーっと・・・1バカさん2バカさんそこをどいて下さい」


あきれた顔で吐き捨てる


「だ~~~~~れが1バカだぁ!てめぇぶっ殺すぞ!!」


「いえ、貴方は2バカのつもりですが?」


「ぶっ殺す!」


兄貴分と思われる2バカが剣を抜いてこちらを威嚇してくる

これは正当防衛だよね?

私は‘取り出し‘と唱えるとm-16アサルトライフルと取り出す


「御嬢ちゃん謝りながら足を舐めるなら許すが?」


「そんなに舐めて欲しければ牛舎にでも行って牛に舐めてもらったらどうですか?

 おじさんの足臭そうだから牛も逃げそうだけど」


「てめぇ!」


ついにキレたのか2バカが剣を握り締め私に襲い掛かってくる


「しねやぁ!」


私の身体能力が思ったより上がってるのか相手の動きがとてもスローに見える

流石に殺すのはまずいよね?足元に向かって射撃してみることにする


「パンパンパンパンパンパンッ!」


乾いた発砲音が室内に響く、硝煙の香ばしい匂いが鼻をくすぐる

2バカの足元には20個程の大きな穴が空いている


「それ以上動いたら頭に穴空くよ?あ、脳みそ入ってなさそうですので問題ありませんか?」


2バカは足元をチラリと見るなり固まっている


「お前達、何をしている!!!!!!!!!!」


その場を制するかのような圧倒的威圧を込めた声がギルドに響いた

声の主を探すと、そこには巨漢の大男が仁王立ちしていた


高梨ここあ17歳、こちらの世界に来てからトラブルに巻き込まれてばかりです。






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