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高梨ここあ帝国にギルドへ行きます

「ふえ~これが帝国のギルドですか、おっきいですね~」


「そうですね、しかし建物は立派でも中身はどうでしょうか

 王国の冒険者は皆低レベルの集まりでしたからね」


「ラプター頼むから揉め事はやめてくださいね」


「おまかせ下さいここあ様」


私達は帝国の首都ベルンにあるギルドにやってきた


「失礼します~」


観音扉のドアを潜るとやはり女性の受付が居た、

右手には掲示板があり左手には食事場だ

大体の間取りは王国のギルドと一緒です

私達3人は取り敢えず依頼を見ようと掲示板へと歩き出した


「おいおい嬢ちゃん達、ここはカフェじゃないんだぜ」


「へっへっへっ、えらいベッピン揃いじゃねぇか、なぁ俺達と遊ばねぇか?」


出たよ出ましたよぐへへ星人

何ですか、私は絡まれる星の下に生まれてきてるのでしょうか


「すみません、息が臭いのでもう少し離れてもらいますか?」


私は嫌悪感を込めて言い放った


「んだとこらぁ!下でに出てれば偉そうに殺されて・・・」


「無礼者めが!」


激おこラプターが冒険者へ思いっきり回し蹴りをした

最後までセリフを言わせてあげようよ


「あぐへぇーーーーーーーーーードゴォーン!」


変な雄叫びを上げて壁へと突っ込んでいった

もちろん壁には大穴が空いている


「てめぇ、よくも!」


もう一人の冒険者が殴りかかってきた


「邪魔じゃ下るがよい、エアロトルネード!」


ペスコが手をかざすと風の球体が現れて相手の冒険者をふっ飛ばした


「ぐふぅーーーーーーーーーーードゴォーン!」


こちらも盛大に大穴が空いた


「これは何の騒ぎですか!!!」


すっごい巨乳のお姉さんが大声を張り上げた


「これは貴方達がやったのですか?」


私達を睨む巨乳のお姉さん


「ち、違います!あ、いやそうなんですけど絡まれて仕方なくです!」


「そうです、ここあ様に無礼を働いた罪で成敗しました」


「ここあに暴言を吐くとか許せないのじゃ我は悪くない」


「ペスコ?ラプター?少し黙っててもらえますか?」


「「はい・・・」」


私達のやり取りを見てると巨乳のお姉さんがため息を付いた


「はぁ・・・まぁ状況的に見えば分かりますが・・・

 ジャック!グエン!バツとして貴方達二人が壁を弁償しなさい」


「「そ、そんなぁ・・・」」


ぐへへ星人が涙目だ

仕方ないです私は悪くありません


「ところで貴方達は依頼に来たのですか?それとも他のご用事で?」


そりゃ私達を見ても冒険者には見えませんよね


「いえ、違うのですこの街に新しいクエストを探しに

 私も一応冒険者の端くれですので」


そう言うと懐からオリハルコン製の冒険者証を取り出した


「こ、これは真紅の乙女・・・失礼しました」


巨乳のお姉さんが聞き慣れない呼び方をすると周りがざわつき出した


「お、おいあれってもしかして・・・」


「おい、指差すな殺されるぞ」


「帝国でも話題になってますよ、若くして2級冒険者に上り詰めた若き英雄達を」


巨乳のお姉さんが急に畏まった


「あの~巨乳さん貴方は一体?」


「はい、申し遅れました、私は当ギルドの管理者を務めさせてもらってますジャスミンと申します」


「あ、ギルドマスターさんとは知らずにすみません、私は高梨ここあと申します」


「知ってますよ、貴方様の噂は遠くこの帝国まで轟いております

 所で今日はどういったご用件でしょうか?、

 あ、立ち話もなんですのでこちらへどうぞ」


そう言うと私達は奥の応接間に通された


「なるほど、王国では国王直属の扱いになり仕事が出来ないという事ですね」


私達は掻い摘んで大体を説明した


「そうです、こちらだと私達にも出来るクエストがあると思いまして」


「はい、確かに御座いますが2級冒険者様のパーティーとなると年に1度あるかないかというレベルでして・・・」


「そんなに2級冒険者は特別なのですか?」


「はい、現在2級冒険者はここあ様含め4名しかおりません

 いずれも凄腕揃いですが、緊急時の時に出払っていて動けないと困るので

 帝国でも基本は仕事は少ないのです」


なるほど、そういう事情があるのですね

すると巨乳ギルドマスターが険しい顔して口を開いた


「現在一件依頼があるにはありますが・・・」


「はい、それは何ですか?」


「帝国軍学校の講師という仕事が御座いまして」


「え、それ冒険者の仕事なのですか!?」


「はい、上位の冒険者に鍛えてもらうのが一番効率が良いですので

 その場合武術の教科を担当して頂きます。」


つまり兵士の育成ですか、危険も無く悪くないのではないでしょうか


「なるほどーしかしその依頼私が受けられるのですか?

 17歳の少女ですよ?」


「はい、その点は問題ございません

、帝国の軍学校は貴族上がりが多く過剰な自信を持ってる生徒も多いので

 鼻っ柱をへし折って頂ければそれで良いと思います」


つまりボコボコにして矯正させるわけですね


「分かりました、それでお願いします」


「承知しました、依頼開始は8日後からになります

 詳しい時間と場所は前日にお知らせしますね」


「了解しました」


私はそう言い残すと巨乳ギルドマスターにお礼を行ってギルドを後にした









「さて、皆ご飯でも食べに行きましょうか」


「承知しましたここあ様」


「我もお腹ぺこぺこなのじゃ~」


満場一致のようですね

私達は街の散策ついでに歩きながら食べ物屋を探す

建物や道路を見ていると王国よりも大分文明レベルが進んでいるようだ

大通りには両脇にお店が立ち並び品揃えは豊富だ


「ここ!ここにしましょう!」


私は一件のお店を指差す

そう海の幸の料理を謳っているお店だ

日本人から魚は切っては離せません


「いらっしゃいませ~」


ドアを潜ると磯の臭いが鼻をくすぐる

日本で海鮮丼のお店に入ったときのような臭いだ

メニューを開くと聞き慣れない料理がずらりと並ぶ


「すみません~ここのおすすめってありますか?」


すると少女の定員さんが応対してくれる、かわいい


「はい、当店のオススメは漁師の気まぐれ海鮮グルメ丼です~」


私はまっさきに海鮮丼を連想した

醤油にワサビ!そして新鮮なお魚!考えただけでヨダレが・・・


「はい、これでお願いします

 ラプター、ペスコ何にしますか?」

「はい、私は漁師の気まぐれ風具だくさんスープで」


「我は漁師の気まぐれチキンのクリーム煮にするのじゃ」


なにそれ漁師の気まぐれって付ければ何でも良いと思ってるでしょ

ていうかペスコの頼んだの漁師関係ないし鶏肉だから


「は~い少々お待ち下さいね~」




暫くすると料理が運ばれてきた

私は料理を見て唖然とした


「え、なにこれ・・・」


「はい?海鮮グルメ丼ですよ?

 どうぞごゆっくりお召し上がり下さい~♪」


それはご飯の上に煮込んだ魚の乗っかった珍妙な料理でした


「具だくさんスープとチキンのクリーム煮になります~」


ラプターとペスコの料理も運ばれてきた

その両方共料理の見た目がびみょい、ていうかまずそう


「こ・・・これは・・・」


「何じゃこれは我注文間違えたか?」


「まぁ皆見た目と味は別物ですよ!頂きましょう」


「そうですね、お腹も空きましたし食べましょうか」


私達3人は一斉に料理を口に運んだ


「「いただきます」」





その後、私達3人は近くの診療所に運ばれました


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