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高梨ここあ帝国へ行きます

「ひまです~~~~~~~~~」


ベットの上で八の字になり寝っ転がっている

あれから一週間が経った

そう仕事がないのだ


「大体何ですか、2級冒険者になると仕事がなくなるのですか

 それなら3級のままの方が良かったです」


私はぐだぐだ言いながら引きこもり生活を堪能している

何だかんだこの家は快適なのだ


「いっその事、国取りでもしますしょうか~

 隣の帝国何て単独で攻めたら面白いかも知れませんね~」


「それは良いご提案ですここあ様」


「ヒッ」


気づいたら隣にラプターが居た

こういう無駄にスペック高い行動はやめてもらいたい


「びっくりした~ラプター貴方ですか

 冗談ですよ、そんな事してなにになるのです」


「ここあ様のお力をもってすれば世界征服など容易かと存じます

 今一度ご一考下さい」


本気だこの馬鹿メイド、私を何だと思ってるのでしょうか


「ともかく、そんな事しません!

 今後王国が攻められることがあれば、私の家を守るため戦いますけどね」


このままでは行けない、何かしなければ

そうは言っても何をすれば・・・


「そうだ!」


ガバっと起き上がった



「帝国へ行きましょう、隣の国ですよ」


「流石ですここあ様、帝国を攻め滅ぼすのですね」


私はすかさずチョップした


「馬鹿ですか貴方は!帝国のギルドへ行って仕事を紹介してもらうのですよ

 この国ではあの馬鹿国王のせいで仕事がありません!」


何か、国王陛下直属っぽい風に思われているらしく私の方へ仕事が回ってこない

普通のゴブリン退治等の依頼を受けようと思ったら止められてしまう


「痛いですここあ様・・・承知しました帝国まで馬車だと2日かかりますが?」


「問題ありません、ヘリで近くまで行ってそこから高機動車に乗り換えて車で帝国まで行きます」


「承知しました、それではペスコを起こしてきます」


「お願いしますね」


表は大通りだが裏には大きな庭がある

そこにヘリコプターを出現させた


「いでよ、アパッチ!」


わざわざ叫ぶ必要はないのだが、どうしてかやりたくなってしまう


「さ、ペスコ、ラプター乗って下さい行きますよ」


「何じゃ、ずっとだらだらしてたかと思えばセッカチじゃのぉ」


だらだらしててごめんなさい・・・


「いざ帝国へレッツゴーです!」


事前に正確な地図を買っておいたので、迷わず飛行した



「ここらはもう帝国領ですね、えーっと」


「あれです、ここあ様」


ラプタがー指差す方角に綺麗な町並みが見えた

大きな石壁に囲まれているがとても大きな街だ


「あそこが帝国の首都ベルンです」


「わ~おっきい街なのじゃ~アルカンティアより大きいのじゃ」


確かに帝国と王国では国力に差がある

帝国の街のほうが巨大だ


「ねぇ、ペスコ貴方魔族なのに帝国に来たこと無いのですか?」


「ふむ、我々はずっと人間に追われる身だったのでな、

 地下で暮らしそこから出たことがなかったのじゃ

 だから、ここあに色々な所連れてきてもらってとても感謝してるのじゃ!」


きゅ~~~ん

何でしょう、この可愛い生き物

そんな懇親な笑顔でそんな事言われたらここあイチコロですよ

これからもっと色々な所に連れて行ってあげましょう・・・


「苦労したのですね・・・ここあに任せなさい

 色んな所へ冒険しましょう」


「うれしいのじゃー」


うんうん、私も楽しいし一石二鳥です


「さてと、ここらで着陸して後は徒歩で行きましょうか」


「高機動車で行くのでは?」


ラプターが質問してきた


「そうしようかと思ってましたが目立ちますからね

 思ったよりも近くに着陸できそうなので」


「承知しました」


無事着陸をして街まで歩き出す

すると入り口に二人兵士が歩哨しており、私達は止められた


「お前たち待て、通行許可書を見せろ」


え、通行許可書?そんなの必要なのですか?


「あの~すみません通行許可書は無いのですが、こんなものでよければ・・・」


私はポケットに入れておいた2級冒険者の証であるオリハルコン製の印を見せた


「こ、これは大変失礼しました 

 おい、急いで門をお開けしろ」


「ハッ」


何やら兵士が慌てている、2級冒険者とは相当な物なのですね


すると遠くの方で兵士たちのヒソヒソ話が聞こえる


「おい、見ろあれが噂の真紅の乙女だぞ」


「何だそれは」


「お前知らんのか、王国で暴れている上位の冒険者パーティーのリーダーだ

 何でも楯突くものは全てその手で抹殺し血に染め上げることから

 その名がついだそうだ」


「お、俺知ってる!あれが噂のついに帝国に来たのか・・・」


何やらとても物騒だ

ていうか噂が独り歩きしてますね

めっちゃくちゃ盛られてますけど・・・



「あの~通りますね」


「ハッ失礼しましたお通り下さい」


兵士さんがめちゃくちゃ頭を下げている

私って一体・・・


気を取り直して帝国の首都ベルンを堪能することにした


「うわ~ここが首都ベルンですか、とても綺麗ですね」


「はい、とても美しい街ですね、ここあ様が目を付けられただけはあります」


「わーい屋台じゃ屋台じゃ、ここあよあれ買ってくれ~」


この二人と行動するのは本当に疲れます・・・


「はいはい、おじさーんこれ3つ下さい」


私が注文したのはいわゆるイカ焼きだ

帝国は海に面しているため海産物が豊富なのだ


「はいよ~銀貨9枚だ」


「はい、これで~」


私はお金を渡すとイカ焼きを3つもらった


「うっ、美味しい」


「美味なのじゃ~」


「ふむ、なかなか美味しいですね」


皆に好評だ


さて、これからギルドに向かいますが構いませんが


「はい、ここあ様の意のままに」


「れっつご~なのじゃ~」


それから私達3人は帝国にあるギルドアジトへ向かった

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