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高梨ここあ魔物を一掃します

魔物の群れ目掛け鋼鉄の翼が飛び立った

その異様な光景に皆腰を抜かしている


「ひゃっほ~い、さぁてばんばん狩りますよー!」


「はい、楽しみですここあ様」


窓に固定してある重機関銃を構えるラプター

操縦に心配がありましたが

何故かゲームセンターに置いてあるゲームの感覚で動かせました

私のスキルだからでしょうか


「見えて来ました、敵の大軍です

 いきますよ~~~ファイアーです!」


機首下に搭載されている30mmチェーンガンと対戦車ミサイルが火を吹いた


「ドゴーーーーーーーーン!!!!!!タタタタタタタタッッッ!」


凄まじい爆音と銃撃音が魔物の群れを襲った

魔物が密集しているせいか、物の数秒で100匹前後が灰になった


「はははははは、魔物達よ私の怖さを知ると良いのです」


「ここあ様に楯突く者には死あるのみ」


次々と透過していくミサイルとチェーンガンの嵐

またたく間に魔物の数が減っていく


「ここあ様前方にワイバーンの群れが」


「問題ありません、このヘリにはスティンガーミサイル(対空ミサイル)を装備してあります

 いっけーーーーー」


ワイバーンの群れに次々とミサイルが飛んでいく

とても生物が避けれる速度ではない


「ギャオォォォォォォォ~~~~~」


唸り声を上げて次々落ちるワイバーン達






その様子を5km離れた兵士が見ている


「隊長、何ですかあれは、あの女の子は魔王の生まれ変わりか何かですか?」


「俺に聞かれても知るか、知らんがあの女に関わると5体満足では居られないとう噂があるからな」


「怖いです!隊長!」


「お前ら、ここあ様に対して失礼な事を言うな」


「ハッ司令長官失礼しました!」


ドレン・カーターが登場すると皆敬礼をして畏まった


「ここあ様は国王陛下が直々に依頼なさる程のお方だ

 下手な事を言うと首が飛ぶだけでは済まないぞ」


「ハッ失礼しました!」


その場の者がガタガタと震えている

私は思う、あの馬鹿げた火力が我軍、いや我が国に矛先が向いたとしたら

軍の責任者として下手な噂はやめさせなければ・・・


「ここあ様、どうか何時までも我々の女神でありますように」





「ここあ様、素晴らしいです!

 流石女神のように麗しく、そして気高いお方」


またラプターがバカなこと言っている


「馬鹿な事言ってないで手を動かして下さい」


「しかし、ここあ様あらかた片付いた様子ですが」


「油断は大敵です」


「油断ですか?これは余裕というものですここあ様」


ラプターがどっかの偉い人みたいな事言いだした


「ここあ様、前方よりあら手の敵の群れが・・・これは人間です!」


ここの敵はあら方掃討したので、ラプターの指を指した方向へとヘリを飛ばす


「これは・・・」


目の間に広がる音は兵士や村人の大群、数にして数百人


「ここあ様、皆正気には思えませんもしや魔族に操られているのでは?」


確かに、国王が言ってた兵士達の可能性が強そうです

どうやら敵に洗脳されていたようですね


「ラプター、皆の洗脳を解けますか?」


「すみません、洗脳を解くのなると恐らくハイキュアかエリクサーと言われる万能薬が必要です」


あれ、洗脳された群衆の群れの中心に何かが・・・


「ねぇラプターあいつ魔族じゃない?」


私は指を指した


「はい・・・探知スキルに寄りますと魔族ですね

 それも、洗脳をした張本人かと」


「なら、簡単じゃありませんか、あの魔族を倒しますよ!」


「承知しました、ここあ様」


私は目標を定めると魔族向かってヘリを飛ばした



「クッ何だあの鉄翼は、まぁよい魔物の群れはやられてしまったが

 こやつらは人質兼戦力じゃ

 落ちろ、ファイアーボール!」


何やら魔族が魔法を唱えている

人間サイズの火の玉が戦闘ヘリの正面を直撃する


「やったか!?」


「それは特大のフラグですよ~~~~~」


魔法が直撃するも無傷のヘリ

人間が人質になっているので爆発物は使えない

そのまま魔族の近くへと着陸をする


「なんなんじゃ貴様らは!」


着陸してヘリから降りるなりいきなり悪態を付けられた


「私ですか?私は普通の女の子ですよ?」


「そんなわけあるか~~~魔族の力を思い知れ

 食らえロード・オヴ・ヴァーミリオン!」


巨大な雷が私達を襲った


「きゃ~~~~~助けて下さいラプター!!!!!・・・・・あれ」


魔法の直撃を初めて受けたが痛くない、ていうか暖かくて気持ちいい」


「何ですかマッサージ魔法ですか?」


魔族に対して挑発する


「クソ化物めが!食らえ最終魔法、スーパーノヴァ!

 時空を歪めるほどの強力な魔法じゃ、全身をへし折られ消え失せるが良い!」


巨大な球体が私を囲み、私に極力な重力が伸し掛かる


「この程度ですか?」


全然効いてない、先程の戦闘でまたレベルが上ったせいかDEFが5000を超えている

生半可な攻撃では私にダメージは通らないようだ


「まさか・・・、貴様は何者じゃ!」


「私ですか?普通の女の子ですよ」


「貴様のような化物女が人間の訳あるかー!」


何ですか、この世界の人達は私の事を化物化物と

もういいです


「ラプターやってしまいなさい!」


「承知」


ラプターが斬りかかると魔族も腰にある短剣を抜いて応戦した

お互い一歩も譲らぬ攻防戦をしている

やっぱり魔族って強いのですね


「ラプター私も混ざらないとやばそうですか?」


「ここあ様!?必要ありません、この魔族めが私に恥を欠かせおって許さない」


「理不尽じゃぞ!お前たち!」


魔族の子が泣きそうだ

よく見ると魔族の子はすっごく可愛い、少し色黒だが人間加算で13歳位の容姿だ


「もう良いですラプター、ねぇ魔族さんこの人達を開放してくれるなら見逃すけどどうします?」


「なんじゃと!?我が負けを認めろと言うのか!」


「なら良いけど?」


私はライフルを魔族に向かって向けた


「待、待て!分かった!降参じゃ、ハイキュア!」


魔族が両手を空に掲げると全体にハイキュアが施された

ハイキュアは人間の使い手は一人しか居ない程の高レベル魔法だ

流石魔族ってところでしょうか


周りを見ると次々と地面へ倒れている

気を失っているようだ


「これで良いじゃろ、見逃せ!」


「待って下さい、魔族さん見逃すわけないじゃないですか」


「なっ、約束したじゃろ、解除すれば見逃すと」


「私は解除したらトドメを刺さないと言っただけで、魔族さんへの攻撃をやめるわけじゃありませんよ?」


「屁理屈じゃ!」


13歳位の愛くるしい魔族が文句を言ってもダダを捏ねているだけにしか見えない


「ねぇ、見逃すのに魔族さん一つ条件があるんだけど良いかな?」


「何じゃ、辱めを受けるくらいなら舌を噛んでしぬぞ」


「そんなんじゃありませんよ、魔族さん貴方私と一緒に住まない?」


「は?」


目が点になって固まってしまった







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