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高梨ここあ魔族と戦います

「魔族の気配ですか?」


「はい、この先から強大な魔力を感じます」


ラプターが魔族を感知すると魔物が撤退していく


「いやはや、見事見事人族よ」


奥から一人の美しい女性が歩いてくる

長い髪に陶器のような肌、おおよそ表現し難い程の美貌

そう、あまりにも人間離れした・・・


「貴方、魔族ですね」


私は睨む


「そう、いかにも我が名はラマシュトゥひれ伏せ人間たちよ」


魔族が名前を名乗るとラプターの顔が険しくなる


「魔神ラマシュトゥ!?」


「知ってるのですかラプター?」


「はい、魔王の側近の一人上位魔族である魔神です

 かの人魔戦争では魔神が来ると手が付けられなかったそうです」


いきなりの大物だ!?私のLUK低すぎ?


「おとなしく引き下がるなら見逃しますよ、マラシュティ!」


「ラ マ シ ュ ト ゥ だ

 大した自信だな、我が誰か知っておる様子じゃが

 まぁ良い、消え失せろ」


魔神が手をかざすと巨大な火の玉が形成される

そのサイズは乗用車程だ


「ラプター下がりなさい撤退しますよ!」


しかし、その言葉は間に合わなかった

ラプターは私の前に出ると魔神の攻撃を防御する

魔神が作り出した玉はこの距離でも分かる、圧倒的熱量だ


「ここあ様、危な・・・キャーーーーーっ」



私を庇ったラプターは激しくふっ飛ばされた



「ぅぅ・・・ここあ様ご無事ですか...」


流石のラプターもダメージを負ったようだ

私なら逃げられたのに・・・私を庇って怪我するなんて・・・

ほんとにポンコツメイドです・・・


「許せない、許せませんよマラシュティ!」


「ラ マ シ ュ ト ゥ だ!

 もう良いおお主も消え失せろ」


私の中にある何かがキレた


魔神は先程と同じ攻撃を私にしてくる

そんな物に当たる私ではない

右側に回避するとm-16アサルト射撃で牽制射撃をする


「くっちょこざいな人間よ」


魔神は片手をかざすとバリアーのようなもので防御をする


「ほう、5.56mmではダメですか、何処まで耐えられますか?」


左手にバレットM82と言われる大型のスナイパーライフルを召喚する


「喰らえ~~~」


右手でアサルトライフルを連射しながら左手でバレットを発砲する


12.7mmと言う超大型の弾丸が魔神を襲う


「くっ!!何だこの力は!!」


12.7mmでも貫けない、まだまだです

右手に持っているm-16をRPG-7に持ち帰る

RPG-7は強力な対戦車兵器だ

バシュ!っという音と共に戦車すら破壊可能な強力な弾頭が魔神を襲う


「ぐぅぅぅぅぅ!爆裂魔法の一種か!?だが我のシールドをこの程度で貫けると思うな!」


PRGすら防ぎますか!?

流石、上位魔族です

しかし、こんな自体を想定して先日ある武器をスキルで作り出しておきました

この兵器は私の魔力をガッポリ使用するので連射は出来ませんが・・・


「いでよ、極超音速ミサイル(キンジャル)!」


左手のバレットを仕舞うと左手を空に掲げ、上空に巨大なミサイルが登場する

極音速ミサイルミンジャルはロシアが開発した超音速ミサイルだ


「な、何だその巨大な塊は、クッ」


魔神はミサイルを危険だと判断したのが、その自信に満ちた顔を歪ませると私を睨んだ


「一時撤退じゃ、人間よ命拾いしたな今日の所は引いてやるわ」


私の攻撃が予想外だったのか、空を飛び撤退の準備をしている


「ラプターをこんなにして・・・逃がすと思いますか!!!!!

 いけキンジャル!」


かざしておいた左手を下ろす

すると中に浮いているミサイルが魔神へ向かってその牙を放つ


「我の速度は魔族一だ、さらばだ人間よ」


魔神はそのセリフの通りジェット機のような速度で飛んでいった

だが・・・


「確かに早いですね、しかしこのミサイルはマッハ10を超えます

 生物である限り到底到達できる速度ではありません」


「なんて速度だ、この程度!」


魔神は逃げるのを諦めて両手でシールドを作り出した、恐らく全力の・・・

ぎりぎりシールドの生成には間に合ったようだしかし・・・


「我のシールドはグングニルすら防げる

 この程度・・・ぎゃああああああああアアアアアアアアァァ」


そう、マッハ10という速度はその運動エネルギーだけで全てを貫く

現時点で使える私の最終兵器です


「ドゴーーーーーー!!!!」


上空で凄まじい爆発が起こる、その爆発は遠く離れた森林すら大きく揺する


「まじですか」


空を見上げると両手を失った魔神が空を浮いていた

私をにらみつけるとよろよろと飛んで逃げていった

追撃をしたいが、ミサイルを撃った反動か目眩を覚え片膝を地面に付いてしまった


「これが魔力切れですか・・・

 ハッ、ラプター大丈夫ですか!?」


「はい、ここあ様ここに」


ズコーーーーーーーーーーーッ!!!


私は古いギャグ漫画のようなズッコケ方をしてしまった


「ラプター貴方重症を負ったのでは!」


「はい、不覚にも敵の攻撃を受け一時ダメージを負いました

 しかし、私に自動回復という固有スキルが御座いますので

 あの程度度でしたら数分で全回復します」


つくずくデタラメなメイドだ・・・」


「はぁ・・・心配して損しました・・・

 しかし、魔神を逃してしまいましたね」


「はい、しかし魔神相手に無傷で完勝するとは、

 このラプター感動に言葉も御座いません」


ラプターがぷるぷると震えている


「しかし逃してしまったのは事実です、

 一時王都へ帰還してギルドへ報告しましょうか」


「それならここあ様、もう日も暮れますので

この先にある村で一泊していっては如何でしょう?」


魅力的な提案だ、確かに私の魔力にも不安がある


「分かりました、では先へ進んで村で宿を探しましょう」


「はい、ここあ様!」


私達は車に乗り込むと村へと移動を開始した














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