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スパイトス①
「私は醜い闇…貴女は闇である私を浄化する美しい光」
「また来たのねさっき追い出したのに…」
「何度生まれ変わってもやはり貴女が好きです」
「は?アンタとは初対面なんだけれど?」
「フフフ…」
「気持ち悪いなあ…」
「妖精さんを成長させるには貴女の愛が必要なんですよ」
「そうなの!?ラスボスのたおしかた教えてくれてありがとうじゃあね長老。帰れ!」
「頭は止めてくださ…大体なんで長老なんですか」
「例えるなら妖精が魔王で私は勇者、アンタは薬草くれるサブキャラの長老」
「ひどい…あんまりです…よよよ…」
「え…ごめん背中にするから」
「本当ですか?」
「そっちかよ」
「スパイシェもこいつ連れて帰ってよ」
「嫌だそいつがいると肩が重くなる」
「嗚呼…私も妖精に生まれたかった…毎日ラツハ様のご飯が食べられるなんて羨ましい」
「ねーこの変な人だれ?」
「ただの変な人」