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スキルを確認してみよう!

2500PVならびにユニークアクセス500突破ありがとうございます!

これを励みに頑張って行きたいです!

これからもよろしくお願いします!

 スキルを確認してみよう!



 皆さんおはようございます!

 現在ほぼ真っ暗です、どう見ても深夜ですね。

 明かりになるお月様もここは余り照らしてはくれないようです。

 というかこの部屋、窓が木製なので光をほとんど通さないんですよね、隙間から少し月明かりが入ってくるぐらいで……透明なガラスってやっぱり高いんだろうな。


 しかし、起きてしまった以上何かしたいと思うのが人情というべきなのでしょうか?

 獣人なおかげで少しですが、夜目が良いというか暗視なのでしょうかね? 

 部屋の中には人形のような者が少しありますがだいぶ殺風景ですな……。


 ベッドには柵が付いており、転落防止がされております。

(そういえばこの体でまだ全然動いたことがなかったなー)

 思ったら即行動。

 なんとか身体を起こすと、今度は柵につかまり立とうとする。

(む、難しい……)

 だけども柵につかまってなんとか立ってる感じではある。半分生まれたての子鹿だね。

 握力が尽きたらそのまま尻もち突いてコテンっと寝転がった形になる。

(うん、おとなしくハイハイから始めよう……)


 それから数分、ハイハイに悪戦苦闘してスタミナが尽き果てた。

(つかれたー! ハイハイってこんなに大変だったのか……)

 そのまま天井見つめること3分、ちゃんと考えるだけの余力が戻ったところでふと思い出す。


(そういえば、もらったスキルってどんなのかちゃんと確認してなかったな……)

 考えるとすぐに鑑定を使用して自分のスキルを閲覧しはじめた。



【氏名――――――(名無し)】

【性別:男 年齢0歳】

【種族:ワーウルフ】

【ステータス】

HP6/6

MP11/12


【スキル】

獣化/人化 レベル1 /on

気配察知レベル1 /on

鑑定レベル2 /off

スキル隠蔽 レベル 1/off

メモリーズブック /off

錬金術師の卵 /off

デュアルボディ /off

見えざる魔力の糸 /off

言語習得補助 /off

悪臭耐性レベル1 /on

恐怖耐性レベル1 /on

気迫耐性レベル2 (new)/on


(スキル増えてる!これはあれですかね、執事さんとメイドさんのあれで覚えたのだろうか……)

 そして手に入ったスキルからまず確認してみた。


【気迫耐性】

【自身が受ける気迫による行動阻害に耐性を得るスキル。】


(つまり耐性が高ければ跳ね除けて、相手より低ければ軽減ってことなのかな?)


 そして、他の技能も見ていく。悪臭と恐怖耐性も似たような効果だったが他のスキルは



【気配察知】

【周辺の生物の気配を察知する能力。

 レベルに依ってその距離と精度は変わり、レベルが高くなるほどその精度は上昇する。

 気配隠蔽スキルとの対抗で、対象となる存在の隠蔽レベルが高い場合は察知するのが困難となる。】


【獣化/人化】

【ライカンスロープ系統の種族固有スキル。

 スキルレベルが低い場合、過剰な外部刺激や心的動揺、MPの枯渇により発動、または解除してしまう事がある。

 ※類似スキルとして完全獣化と呼ばれる技能がある。】


【錬金術師の卵】

【錬金術師としての資質を表すスキル。一部のスキルの覚醒・成長率が増加する。

 また、錬金術による生成物に若干の補正がかかる事がある。】


【見えない魔力の糸】

【魔力の糸を出すスキル。スキル・魔力の糸の亜種。魔力の糸によるマーキング対象に働きかけるスキルである。

 扱い方は様様で例えば人形に使えば魔法で操るよりも高い精度で操作することもできる。

 また、通常の魔力の糸と同じようにスキルレベルによって硬度、柔軟性、長さ、太さを調節することが可能。

 ただし、命あるものに使う場合は抵抗される可能性がある。


【デュアルボディ】

【一つの魂と人格で二つの肉体をもつスキル。 異なる肉体を亜空間より召喚し、置き換えることにより肉体を交換する。表出する肉体は一つのみ。】


【メモリーズブック】

【所持者の記憶や知識を完全に記録し、任意で引き出すことができる。

 使用者の知識やイメージによって機能が拡張されることが有る。

 また、アイテム・メモリーズブックとして呼び出すことも可能】


 うん、分かりやすいスキルと分かりにくいスキルが有るな。

 デュアルボディと見えない魔力の糸は特に……。

 けど、魔力の糸って出せたらあれかな、ス○○ダー○ンみたいなこともできるのかな?


(デュアルボディか、使ったらあの体になるんだよね……)

 転生する時に見せてもらった、あの少女に。

(とりあえずやってみようか!)


 そしてスキルを使用してみた、するとちょっととんでもないことに。

(あ、ほんとに変わった……って!?)

そう、こっちの姿だと……、(な、何も着ていない……だと!?)

 真っ裸だったのである。




 あれから数分、頭が真っ白になりましたが今は平静を取り戻し、もう一度スキルを使ってワーウルフにチェンジ。

 それにしても着ているものまで変わるとは。

(変わる時は服脱いだほうがいいのかな……)

 そしてふと気になって自分に鑑定を使う、すると……。


【氏名――――――(名無し)】

【性別:男 年齢0歳】

【種族:ワーウルフ】

【ステータス】

HP6/6

MP0/12

【状態:MP枯渇】


【氏名――――――(名無し)】

【性別:女 年齢0歳】

【種族:人間】

【ステータス】

HP5/5

MP19/20


 っと、二つの項目がでてきた。

(あれ?MP枯渇・・・って・・・)

 そこで意識の糸はぷつりと切れてしまった。



 目が覚めると辺りからは生活音と鳥の囀りのような音、そして窓の隙間からはやわらかな日差しでした。

(デュアルボディつかったからなのかな?あの2つ目のステータスは……)

 けどその先を考えるより先にドアがノックされた。


「失礼します」

 扉が開かれ、リーシャさんが入ってきて「おはようございます」

 そう挨拶されてた。

「あうあう~(おはようございます)」っと返事はしてみるがうまく喋れない。

 そりゃ生まれて半年もしない内に流暢に喋り始めたらおかしいもんね。


 そしてそのまま食堂まで抱っこされ朝食を食べるのだった……が!


「・・・・・・」

 気がつけばベア様に抱きかかえられていた。


 時間を遡ること少々。

 朝食の離乳食と飲み物をリーシャさんにスプーンでもらっていたのだが、その光景を朝食を食べながら視線だけをはずさない人がいた。

 ベア様だ。

 黒パンと思われる固そうなパンを野菜のスープに浸しながら、こちらを見つめる。

 その目はさながら、川で魚を狙う熊のようでした。

 その瞳にリーシャさんも困惑……。

 いや、呆れたような空気を出しながらご飯を食べさせてくれました。

 そして食べ終わると同時にベア様が立ち上がるとこちらに歩いてきます。


「旦那様、どうなされました?」

 っと、リーシャさんは内心わかっているような感じで質問する。

「リーシャ、俺だってな……」

(えっと、これはリーシャさんに食べさせてもらいたかったのかな?)

そんな事を想像してみたら答えは違っていたようで。

「俺だって食べさせてあげたいんだよ!」っと、予想の斜め上どころか180度ちがう答えが返って来た!?


 そしてその後ベア様とリーシャさんの壮絶な交渉の末、数日に一度はベア様が食べさせることになりました。

 途中、ベア様とリーシャさんの鬼迫の籠もった交渉に挟まれ、微動だにできませんでした。

 気迫耐性? そんなティッシュより薄いものなんて何の役にも立ちませんでしたよ……。

 そこに止めとばかりにセバスさんの鬼迫の仲裁で少しちびりました……。

 ぐすん。

 息子さんもこれが原因で逃げ出したとか無いかな……。


 そしてその後オムツを変えられた後、何故かベア様に抱きかかえられ執務室に連れ込まれるとそこで撫で回され始めました。

 背中に頭にお腹とモフられてます。

 見ているだけでベア様がすごくごきげんそうだ。

 だけど……。


「きゅ、きゅ~ん……」リーシャさんに洗われた時と同じでちょっとやばいです。

 それからベア様が満足するまでモフられた後、しばらく放心状態が続きました。


 異世界生活2日目だけど、こんなんで大丈夫なのかな……。

 ちなみに後で鑑定で確認した所、あの鬼迫に挟まれたせいか、気迫耐性のレベルが少し上がっていたのは余談である。



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