表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/65

緊急警戒令

 一日のアクセス数6万突破、さらには総合評価で1000P突破!

 並びに累計PV数が20万を突破、思わずなんどもえっ?て思い三回ほど見つめてしまいました。

 さらにユニークも2万突破、ブックマークも500人を超えて夢じゃないかと思ってしまいました。

 そしてまさか日刊ランキングで62位と初めてランキング入りしたので明日やりでも振るんじゃないかとちょっとビクビクしています。


 閲覧してくださった皆様、評価、ブックマーク、並びにご意見ご感想をくださった方々に感謝を!

 そして今までも作品を見て支えてくださった方々に多大なる感謝を!

 これからも異世界錬金術師 転生したらモフモフしてた を

 よろしくお願いします! m(_ _)m

 


 追記、一部抜けていた場所があったので修正しました。

 アルトさんごめんよ……。

 緊急警戒令



 やって来ましたクーゲル領、ゴーくんたちはいるかな……。

 そう思って来たんですが……、何やらいつもの穏やかな雰囲気と打って変わって緊迫した、慌ただしい雰囲気がそこかしこから漂ってきますね。

 今は獣人の姿でいるおかげか、辺りからは鎧なんかの金属音なんかが耳に入ります。


 村外れの森から、村の中へ移動する途中、ちらほら従士の姿が見かけられたんですが、ゴーくん達がいつも遊んでいる場所に向かう最中で呼び止められてしまいました。


「こら! こんな所で何をしているんだ! 今は非常警戒令がでているんだぞ! すぐに館の方に避難するんだ!」


「え!?」


 非常警戒令? そういえばセバスさんにそんなこと習ったな……、でも今までそんな事一度もなかったのに、何があったんだ?


 そのまま従士の方に有無をいわさず連れてかれたのですが、館付近は避難してきた人達でごった返してましたね。

 そこにはリーシャ姉が陣頭指揮をとっている姿も。


「フゥ様!?」


 そしてこっちに気づいてリーシャ姉が駆け寄ってくる。


「リーシャ姉、僕はもうクーゲル家の養子じゃなくなったんだから様はいらないんじゃ、むしろリーシャ姉はベアール様の奥様になったんだから今度は僕がリーシャ様って呼ばないといけないと思うんだけど……」


 けれどリーシャ姉は首を振ってこう言った。


「いいえ、まだ正式に婚儀を終えていないのですからそういう訳にもまいりません。

 それに貴方は養子に出されたとしてもれっきとしたベアール様の子供の一人です。

 そして私にとっては同じ人から教えを受けた弟弟子。

 弟のようなものなんだから、今まで通りリーシャ姉でいいのよ……。

 婚儀をあげたら普通に呼ぶからそれまでは……」


 リーシャ姉はそう言っていつものように頭を、そして背中をなでてくれたのだった。

 まあ呼び方に関してはリーシャ姉がいいっていってるんだからそれでいいととして、本題にはいらないと。


「じゃあリーシャ姉、いったい何があったの? こっちに来たら従士の人達から緊急警戒令が出たって言われてこっちに連れて来られたんだけど」


「それについてですが……」


 そこからリーシャ姉から説明を受けたんだけど、簡潔にまとめると事の起こりは昨日の夜。

 村の巡回をしていた従士の人達がゴブリンに襲われたのだ。

 幸い夜の巡回は5人一組の3パーティで行われていたようなんですが、巡回していた従士3パーティ全てにゴブリンが襲いかかってきたそうです。


 ゴブリンの数は5体一組で、3組ともゴブリンアーチャーが一人後方から射撃してきた所を見ると、頭の良い個体、少なくともジェネラル以上が森の奥の方に発生したのではないかということらしいです。

 ならばボスを叩きにいけばいいのではと思われるでしょうが、現在の襲撃が山脈側の森から散発的に行われているのでベアパパ率いる従士の皆さんが前線で交代交代に守っているのです。



 閑話休題 クーゲル領の地理に関してここで一度説明しておきましょう。


 ここ、クーゲル領を全体的に東西南北でわけると、僕達が暮らしているのが西側にあった森を丸っと切り開いたところにあります。

 そして東南北(とうなんぼく)を森に囲まれた場所で、東側の奥にはスパイクシールド山脈が存在しています。

 こちら側の山脈には切れ目がないので隣国との交易ができないのが残念なのだ。

 そしてこの森は元々ベアード様が切り拓くまでは魔物や野生動物が生息していた危険な場所、当然森側から魔物が来てもいいように木製で厚さ1メートルほどの外壁が存在しており、外からの侵入者対策はしてあるのだ。

 壁の上からは槍や弓矢で攻撃できるようになっており、ゴブリン相手ならそこから割と安全に攻撃することも出来るように作られている。


 ちなみに巡回中に襲われた従士の人達は外壁の外を巡回して、ゴブリン等の魔物がいないか確認していたそうです。

 木製なのでなんども攻撃されればいつかは壊れますので警戒は必須なんですよね。


 そして、なにも完全に受けに徹しているわけではないんですよね。

 この国にはこういう場所がほかにも2~3箇所ほどあるらしく、騎士団が訓練と称して討伐遠征を行っているのです。

 こちらにも何度か来ているのですが僕は見に行ってないんですよね。あの時はほぼお屋敷の中だけで生活してましたし……。


 そして、春になったので来月頃には騎士団が討伐遠征に来る予定だったのですが、それより早くゴブリン達の襲撃が起こってしまいましたっと。


 では話を戻しまして、現在クーゲル領の主だったメンバー、ベアパパは前線の指揮を、アルトルードさんもベアパパの横で補佐しながら勉強中。

 リーシャ姉はここで万が一の時の為に避難させてきた住民の世話を、話に聞いたリーシャ姉の母親で、セバスさんの奥さんでもあるアイシャさんもここで色々動いてるらしい。

 そしてセバスさんは単身、敵のボス格と思われるジェネラル、あるいはキングを探して森の中で気配を消しながら行動中のようです。

 なんか、セバスさんってどこかの蛇の名を関したダンボール箱一つあればどんな基地にも侵入してしまえる人みたいに見えてきました。


 まあそれは置いといて、こんな時こそ今までの恩返ししないとね。


「ねえリーシャ姉、僕もなにか手伝えることある?」


「そうですね……、ではベアール様の所へ一度行ってもらえますか? それと届けてほしいものもありますので」


「わかったよリーシャ姉、ベアール様の所にいけばいいのね」


「ええ、おねがいしますね、従士の方にも一人一緒に付いて行ってもらいましょう、ではちょっとついてきてください」


 そう言われてリーシャ姉に連れられて館の中へ入っていくのだった。



 続きは次回! ではまた~

 そして、短編で書いた婚約破棄物の、「婚約破棄す「言わせませんわ!」 婚約破棄されそうになったので右手が唸りましたの を読んでくださった皆様、ありがとうございました! 誤字脱字などの修正は近日中に行いますのでお許し下さいませ!m(_ _)m


 ※ちょっと修正。

 そして人の目がある時はベアール様でベアパパと使い分けております。


 次回から主人公のステータスはこっちの後書きの方か、本文のラストに入れていこうと考えております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ