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焼きたてパンとアイスクリーム2

 ブックマークありがとうございます!

 今日はなんとかギリギリ連続更新できました!


 今日はちょっと短めです。

 焼きたてパンとアイスクリーム2



 さて、パンは好評だったみたいだからいいけど、こっちのアイスクリームはどうなるかな……。

 割と問題があるっちゃありそうだけど……多分大丈夫なはず……。


「では、パンの次はこっちもどうぞ、ヴェルグ兄様リクエストの冷たくて美味しいものです」


 コトっと、テーブルの上にアイスクリームを置いていきます。


「溶けない内にどうぞ」


 一人前のアイスクリームを置いて、それぞれスプーンで掬って口に運びます。

 パクっと口に入れてから暫く無言な時間が……分量間違えたかな? 試食した時は美味しかったんだけど味覚の違ったか?

 そう思った時にヴェルグ兄様の口が開いた。


「うめえ……冷たくて甘くて、それでいて口の中で溶けていく……」


 そしてそれに続いてウィロウママやガルドパパも。


「う~ん、これは良いのう~、甘くてそれでいてこの濃厚な味が口の中を満たしていくのう」


「ああ、そしてこの感覚、これもまた魔力が回復しているな、それもさっきよりもちょっとおおい感じだ」


「あ、試しにパンにアイスクリームつけて食べてみるのも美味しかもよ?」


 それからあっという間にアイスクリームもパンもなくなっていった。

 僕の方は一つ食べてから、分割思考と自動計算起動してMP自動回復の回復量を調べることも行っていた。

 大体2分辺り1回復する感じかな、合計15回復するみたいですね。


 そしてガルドパパ達はは嬉々として次のパンを焼こうとしてます。パン種はまだ在庫があるからいいんですが、このペースだと底付きそうだな~。

 その後は各々パンを好きな形に整形して焼いていきます。

 ヴェルグ兄様は翼の形、ガルドパパは横から見たドラゴンの顔、ウィロウママは葉っぱの形に。

 僕?僕はガルドパパみたいに狼の顔を横から見た感じにしました。

 石窯の中に入れて焼き上がりを待つ間に聞くこと聞いておきましょう。


「あのヴェルグ兄様」


「どうした?」


「注文は、あれでよかったですか?」


 それに対してヴェルグ兄様は笑顔で「ああ、注文バッチリだったぜ!」と言ってくれました、けどその後に。


「それと、あの時すぐに走って行っちまったから言い損ねたんだが」


「なにを言い損ねたの?」

 追加の注文かな?


「その兄様ってのどうにかならないか? もうちょっと砕けた感じで頼む、どうも呼ばれなれないせいでこう背中が痒くなるんだ……」


 そう、照れくさそうに、そして少し恥ずかしそうにしながら言ってきた。


「じゃあ、ヴェルにぃ?」


 自然と小首をかしげながらそう言うと、ヴェルにぃは僕の背中を叩いて「おう!それでいいぞ!」っと笑いながら言っていました。

 兄様って呼ばれるのはなれないとやっぱり照れくさかったり恥ずかしい物なんですかね?

 物語とかだとよくある感じがしてたけど、実体験が伴わないと分かりにくい事柄でしょうかね。


「こっちも砕けた感じに呼んでもいいんだぞ」っと、ガルドパパからも同じようなことが。


「じゃあ……ガルパパ?」


 そう呼んだらガルパパからは抱っこされて、むぎゅ~っと熱い抱擁がなされました。

 その後に二人からおでこにチュ~をされたのはちょっと意外でしたが。

 ちなみにウィロウママはその後ガルパパから僕を奪い取るようにして抱きしめると「一人だけ仲間はずれはいかんのう……」

 そう言ってほっぺにかなり情熱的にキスされました。



 その後は焼きあがったパンに包丁を横から入れて、ガルドパパが作った料理をサンドイッチ風にして頂きました。

 お肉と野菜をサンドしてちょっと豪華な昼食となりました。


 パンは4~5ほど亜空間倉庫にしまって、後でベアパパ達にも試食してもらうとしましょう。


「お茶したらちょっと遊び行ってきていい?」


「ああ、構わんが日が暮れるまでに帰ってくるんだぞ」


「それと、何かあったら直ぐ連絡な、トリスのスキルだとそれが出来るんだから」


「は~い!」


 こうして今日のお昼を済ませ、午後からは領に遊びに行く予定を立てるのでした。


「気をつけていってくるんじゃよ~」


 もう完全に最初のお爺ちゃんは鳴りを潜め、完全にお母さんとなったウィロウママに見送られてクーゲル領へ、はてさて、今回はどうなるかな?





 ではまた次回に続く!




 ちなみに皆さんはもし、かなり年下の子から兄様呼びされたらどんな気持ちになるでしょうかね?

 個人的にはちょっと恥ずかしいというかなんと言えばいいのか困る気持ちになると思いますw

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