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お家の中には色々ありました!

累計ユニークPV5000人突破並びに評価ポイント300P突破ありがとうございます!

これを励みに頑張っていきます!


 お家の中には色々ありました!



 はい皆さんおはこんばんちは~!ガルドパパの家に住むことになってから数日が経ちました。

 現在季節は春に入ろうかという3月、今思えばよく凍死しなくて済んだなとつくづく思います。

 今年は例年に比べて暖冬だったみたいで雪が降ってなかったのが幸いしたのでしょうかね。

 まあ2月の中旬手前だったから12月に比べればだいぶ暖かった、というのもあるのでしょうが一歩間違えればどうなっていたか……。


 話は戻りましてあの後、この洋館を散策してわかったことがいくつかあります。

 この洋館、ちょっと勿体無いというか、使われていない部屋が多いんですよね。

 二人共しょっちゅう冒険やら旅に出ているみたいでなかなかこっちの家で過ごすことをしないみたいなんですよね。

 一応掃除は帰ってきたらするようにはしているみたいですけど、基本的に掃除しているのは自分の部屋ばっかりとかで基本使わない部屋は年に2度掃除するかしないかとか……。


 なのでヴェルグ兄様が帰ってきた後にまずしたのが……。

「うん、お掃除しましょう!」


 そこからはお家の大掃除です、しかしまあこの家、結構色々なものがありましたね。

 今までの冒険で溜まったアイテムだとか素材、換金し忘れた宝石等々、色々ありましたね。

 何事も形からと言いますし、三角頭巾つけてはたきを片手に上へ下への大掃除、生活魔法も駆使しながらやったお陰で、朝から初めた掃除も昼過ぎには終わりました!

 これからは僕も此処に住むようになるわけだからこれからはこまめに掃除しましょうかね。

 それにしても掃除してて気づいたんですが、いくつか思いがけないものもありましたね。

 まずは一つ目! そう、それは何を隠そう本です!紙でできた本ですよ!質は地球のに比べたらだいぶ悪いですけど確かに紙でした!


 聞いた所によると紙はかなり貴重で中央大陸では滅多に手に入らないとか。

 見た感じだとパピルス紙に近い感じでしょうか……、こんど個人的に紙作りにチャレンジしてみますかね。


 そして次に見つけた2つ目は食料が入れてあった食料庫! そこに書いてあった魔法陣です! なんでもここは部屋全体に魔法陣を描いて中の温度を低温に保ち、なおかつ食材の状態をある程度保つ効果もあるんだそうです。

 魔法陣に消費する魔力、MPは事前にある程度注いで溜め込めるとかで、旅に出る2~3日前に注いでおいたら大体3ヶ月は持つそうです。

 ……問題は、二人がどれぐらいのMPを注ぎ込んで3ヶ月持たせているのかという事ですけどね。

 ですが、食材の保存と温度を保つ魔方陣があるなら色々製作が捗りそうですね!

 冷蔵庫モドキも作れるならバターとか牛乳の保存もできそうです! 甘味も作れそうですね。


 そして3つ目は、魔法陣の描かれた部屋の中にあった食材です!。

 最初に魔法陣に目が行きました。ですがその後に部屋の隅に置かれていたある食材を見つけたのです。

 そう、お米です! 食料庫の棚の中調べていたらお米っぽい物がありました! でも白米というよりは玄米っぽいですけど。

 鑑定してみてもそのまんまお米でした! これで勝つる! 



「ねえねえ、これは何?」

 肉やら野菜を取り出していた二人に念のため聞いてみるとこう返って来た。

「ああ、それは米って言ってな、鳥人族のところの主食の一つでな、前に交易都市で売っていたから買ったんだ」

「だけどそれ人を選ぶ食材なんだよ、鳥人族でも食べ方が分かれる感じで、食べ方での口論、なんてのはよくあるぐらいだ」

「食べ方?どう食べるの?」

 炊いて食べる以外に思い浮かぶのは……まさか雀みたいにそのままとか?いや、もしかしたら燕麦のように固形にして食べるのかな?


「そのまま食べるか砕いて食べるかだな!他にも食べ方が有るみたいだが……」

「そ、そうなんだ……」

 炊き込むご飯はないのか!? でも種族的な部分も有るんだろうしな~……

 けどそこでヴェルグ兄様はピコリーン! っと頭に電球が現れた様な感じに「あ、思い出した! 忘れてたけどそういえば狐人族は違う食べ方するって噂は聞いたことあったな! 小さい時にあの大陸飛び出したから調理法なんて全然覚えてねぇや……」

 よかった……、他の食べ方はあったんだ、とりあえず今日はお米で決まりかな。

 それにしても小さい頃に飛び出したって、一体何歳ぐらいで飛び出したんですかね?


「じゃあ今日はお米使ってみる?」

「う~ん、正直俺は苦手だな……、食べるにしても硬くて正直主食とするなら微妙だな」

「この辺は種族差ってやつだな、まあ確かに二人には食べづらいと思うぜ」


 そうなるか、なら今回はこうしてみるかな。


「じゃあガルドパパ、僕がそのお米を調理してみるよ! もしかしたら食べやすくできるかもしれないし」

「……ほう、それは楽しみだな、一応こちらでも昼食は用意するから気楽にやってくれ」


 というわけでお昼はガルドパパたちに任せて、こっちはお米を炊いちゃいましょう。

 幸いにも精白まではされてはいなくとも脱穀はされているようで、これなら後は炊くだけである程度はいけるはず。

 この状態ならもしかしたらまだ目が出るかも? 今度試してみるか。

 とりあえず、濾し布つかってお米研がないとな……、いつか鉄製の細かい網目のザルを用意したいな~。


 その後はお米と今回使用する道具を持ってお外へ、台所の炊事場でやろうと思ったけどそっちは今ヴェルグ兄様が使っているので邪魔にならないようにお外に来ました。

 用意したのは竹製のザル、そこに濾し布を敷いて米をとりあえず目分量で3合分?入れてから研いでいく。

 最初は手で洗おうかと思ったけどこれも練習と思って、水魔法で水球を作り、その中で水流を作ってお米を研いでいった。

 最初はなかなか水流をうまく作れないで水球を壊したりしていたけどなんとかお米はこぼさないで済みました。そのうち網目の細かい鉄製のザルも欲しいところです。

 そして皆さん! 食べ物は粗末にしてはいけません、良い子のみんなは約束だよ!


 そして研ぎ終わった後は片手鍋にお米を入れて、そこに2倍よりちょっと少ないぐらいの水を入れて火に掛けるとしましょう。

 今回は研いだ後の水の関係もあって外でやってましたが、はてさてお父さんの方はどうなってるかな?っと台所を覗いてみると。


「ふふふ、いい焼き上がりだ……」

 そこには火のブレスを吐きながらお肉を焼いているガルドパパがいました。

 ヴェルグ兄様は完全に助手ですね、イメージとしてはあれですね、肉の真ん中に棒をさしてそれをクルクル回しながら焼いてくあの感じです、某狩りゲーのあれと言ってもいいかもしれません。

 すでに平皿に野菜が乗せられ、そこに後は焼きあがった肉を乗せるのを待つだけな感じです。


「種火も薪もいらないってすごい……」

「ん、こっちは焼きあがるまでもう暫く掛かるな」

「あ、竈使って大丈夫かな?」

「ならそっちの竈使ってくれ、スープはもう煮込んだから後は予熱で大丈夫なはずだ」


 スープを煮込んでいる竈を見てみるとそこには穴が2つあり、片方にはスープを煮込んでいる鍋が置いてあり、もう片方の穴を見てみると底の方には支柱となる物があってそこに鍋を置くようになってます。

 その周りに火の着いた薪を置いて鍋に熱を通す感じですね。

 どうやら竈の下は繋がっているようで、軽く火かき棒でずらせば使えそうです。

 竈の中身としてはくびれの少ない8の字構造でしょうか、ではせっかくですので鍋に蓋をしてから隣に移して、片手鍋を置かせてもらいましょう。

 確かお歌だと、初めちょろちょろ中パッパッだったかな?

 沸騰させてから弱火で、その後から中~強火でやるんだったかな?

 全自動炊飯器しか知識にない人間にはこれは難題です。


 沸騰したら火かき棒で弱火に調整、その後しばらくしてから蓋をして中火ぐらいにして行きましょう。


 それから待つ間、ベルグパパの料理を見ていましたがなんというか……大胆な料理ですね。

 先程から回転させながら焼いていた肉に刃を入れて、表面を切り落としてその後現れた肉の部分をまた焼いていきます、その下には野菜が盛られたお皿があり、滴る肉汁が野菜に落ちていきます。

 そしてその後、残った肉を最初は弱火で焼いていたのを最後は一気に強火で焼き上げていました。


「よし、焼きあがったぞ!」

「あのガルドパパ、それ火は通ってるの?」

「安心しろ、こっちは俺様だ、二人にはしっかり火を通して削ぎ落とした肉のほうを食べてくれ」

 ああ、削ぎ落とした方は僕達様なのか、よかった……。しかしガルドパパは焼き加減はレアのほうが好きなのかな? 今度蒸し焼き系に挑戦してみよう、ローストビーフとか……、あれ? そういえばこのお肉って何肉?

 気がつけばヴェルグ兄様がお肉に軽く塩を降っていた。


「さて、飯にするか! そういえばさっきの米、あれはどうした?」

「あ、あっちはまだ火を入れてる途中、もうしばらくしたら多分行けるんじゃないかなとは思うけど……」

 時間にして20分ぐらい炊けば多分行けるんじゃないかな? でもちょっと心配なので見に行ってみよう。

 中火にしてから大体13分ぐらいかな、蓋を外して鍋の中を覗いてみると炊きあがったご飯がありました。20分も炊いてたらこれ焦げてたんじゃないかなこれ……、そう思うとちょっとぞっとします。

 そして急いで鍋を火から離して木製のスプーンでお米をほぐして行きます。辺りにはお米のいい匂いが漂っていきますね。

【スキル:調理並びに錬金術のレベルがアップしました】

 っと、まさかこれでレベルアップするとは予想外……てか錬金術も上がったのにはビックリです。これなら思ったよりも楽に二つのスキルあげていけるのかな?


 お米の方はちょっと固めに炊きあがった感じでしょうかね、お水の量が悪かったのか、それとも炊きすぎたのが原因か……頑張らないといけませんね。

 そしてお米をほぐしていたらいつの間にかヴェルグ兄様が隣にいて、鍋の中の米を覗きながら驚愕の表情を浮かべていました。

「これが米……だと!? 俺が知ってるのとぜんぜん違うぞ! けどいい匂いがするな~」

 そしてお皿にご飯をもって食事と相成りました。炊いたお米を食べた二人の反応といえば、「これは、肉に合うな……食が進む!」「そのまま食べるのが好きだったが、今はもう断然こっちだな~」

 二人の反応は高評価でおかずがドンドン消えていきます。けど予想外に好評だったせいで「全然足りん!もっと作るぞ!」「お~!」

まさかのおかわり要求です! 黒パンも残っていません! なのでその後追加で炊いていくことになりました。

 

 流石に研ぐのとかは二人にも手伝ってもらいましたけどね。その時に聞いたんですがあの肉、大型の牛型魔物の肉だったそうです。

 なんでも4本角の体長3メートル級の魔物でそこそこ強めなんだとか。そしてこの魔物のお肉なんですが、美味で結構良い値段で取引されるそうなんです、ですがなかなか市場に出回らないとか。その原因がなんでも倒した冒険者の人達が食べてしまうとかなんですよね。


 後で聞いた話なんですがこの世界の冒険者の中には、美味しい肉を食べるためになる人が結構いるんだそうです。

今回食べた牛さんも人里から離れた場所にいた魔物とかで運搬するのが難しいためその場で食べてしまう人が多いんだって。

 竜化したガルドパパとかなら問題なく運べそうですけど、よっぽどお金に困らない限りは自分たちの食事に回すんだそうです。 

 なので冒険者の依頼には 肉の入手または捕獲なんかも仕事の一つに入っているそうです。

 その為、馬車を使ってのお肉調達PTが組まれることも有るとか……。



 話は戻りまして、今後我が家ではお米が主食の一つになりそうです。

ヴェルグ兄様にいたっては、後でお米を買い出しに行くとか……そういえばこの森から出る時って出る場所指定できたりするんでしょうかね?

 後は今後の身の回り整えていかないといけませんね……石鹸とか特に。

 ガルドパパたちが貯めこんでた素材もお許しが出ればいつか色々してみたいですね。後は前に買ったあれで作れるかどうかも試さなきゃ。



 

 では皆様また次回





一度ブラウザクラッシュで4時間が飛んだのは手痛い一撃でした……。


 ご指摘があったので炊き方に関して修正しました。

 真っ黒焦げの炊き方とかしゃれにならん!?

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