第二章 プロローグ
え~、先にプロローグだけ投稿します。
ご表記があったので修正。
その時にウィロウお爺ちゃんからはガルドパパが持っていたベルを渡されたのだ。
↓
その時にウィロウお爺ちゃんからはガルドパパが持っていたのと同じベルを渡されたのだ。
第二章 プロローグ
うん、驚かれるとは思ったけど……、ここまでとは。
周りには固まった人達を他所に能力の説明を続けた。
【デュアルボディ】【メモリーズブック】【見えざる魔力の糸】【錬金術師の卵】
明らかに特殊なスキルを順に、説明していきました。
説明が終わった頃には……、なんと言うか、みんな唖然とした感じになっていましたが、混乱は収束した感じでしたね。
そしてスキルの説明が終わった後、ガルドパパが口を開いた。
「どうして、ずっと黙っていたんだ?」
まあ聞かれるよね、ずっと黙っていたわけだし……。
「それは……、話して気味悪がられるのは怖かったし、知られたらどうなるかわからなかったから……」
うん、これには正直嘘はないです。こんなこと話して受け入れられるかわからない、そして受け入れられなかったらどうなるか……、想像するだけでも怖い。
「そうか、まあ安心しろ。俺は特に問題ないぞ。さっきは少し驚いたがもう大丈夫だ。
なぁに、息子と娘が同時に出来たと思えば何の問題もないな。」
ガルドパパはそう言って腕は掴んだままだけど、笑顔で頭をなでてくれた。
なんで腕を放さないんだろう?
ベアパパも「そうだな、何も問題ないな」そう言って頷いていた。
ヴェルグ兄様も頷いていたから多分大丈夫なんだろう。
何やら笑っている感じにいたずら心が見えそうだけど……。
そしてガルドパパが最後に「他に隠していることはないか?」と聞かれてしまい、うかつにも、わずかにドキッと反応してしまった。
なんとか「……無いよ」としか言えなかった。
ガルドパパは少し残念そうにしながら、「そうか」と呟いた。
その後は、お茶を飲み終えて解散となった。
その時にウィロウお爺ちゃんからは、ガルドパパが持っていたのと同じベルを渡されたのだ。
「これがあれば、いつでもここへ出入りできるからのう。
万が一危険な目にあった時は、迷わず森に逃げ込むんじゃ!
そしてベルを鳴らせばすぐにじぃじが守ってやるからの」
そう言った後ウィロウじぃじも消えていった。
思念体を消しただけで、外にはじぃじの本体がいるわけだけど。
そしてガルドパパとふたりきりになる。
そうしてガルドパパは、屈んでなるべく目線を合わせてからこう言った。
「今は話せないならそれでいい、いつか俺達に話せると思ったらその時は聞かせてくれると嬉しい」
そう言われるとすごく胸がズキリと傷んだ……。いつかこの秘密も話せる日が来るのかな……。
黙っている罪悪感から少し俯いてしまった。それにしてもどうしてバレたんだろう?
「なんでバレたんだって顔してるな、それに悪いとも思ってるみたいだな」
「……どうして分かったの?」
「顔に出ている。それに俺はずっと腕を握っていただろう」
そういえば最後まで腕を握っていたな……。あ、まさか。
「鼓動を図っていた。昔聞いた話だったんだが、人は嘘をつくと鼓動が乱れるそうだ」
じゃあ、わかってて……、でもそれならどうして?
「それならどうして黙ってたの?問い詰めることもできたのに……」
「親ってのは、子を良くも悪くも信頼するもんだ。
そしてまだ話せないなら、それは話せるだけの信頼が無いってことだ。
だから俺は待つ、お前さんが話せると思い、信頼してくれるその日までな……」
ガルドパパはそう言って頭をワシャワシャ撫で回すと、今度は僕を担いで肩に乗せた。
「さて、家の中を案内しよう!そこそこ広いからな」
ガルドパパは僕を乗せながら家の中へと散策に向かう、これから新しい生活が始まると思うと少しワクワクしてきた。
「ちなみ他の全員もおそらく気づいているからな。いつか話せる時が来たら話してやるんだぞ」
「……うん!」
それにしてもそんなにわかりやすかったのかな……いつかポーカーフェイス鍛えないと……。
こうして僕の新しい生活が始まったのでした……、さぁて、色々作らないとね!
気がつけば、ファンタジー系、勝手になろうランキングで150位以上になっててビックリでした……、夢でなければいいな。
修正しました。
ベルは現在3つあります。
それぞれ、ガルド、ヴェルグ、主人公の3つですね。