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Muse Night   作者:
5/23

ドヤ顔と新顔とイマジネーション

今回から後書きでパロディの解説します!

そして新キャラ登場フラグを建てる。

『だから違うって! もっと強くイメージするんだよ!!』

「そんな事言われても……ショットガンなんて早々イメージ出来るわけないじゃん!!」


 月光が差し掛かる窓に、黒髪の少女の影。話している内容の血腥さを考慮しなければ、画家が思わずスケッチしてしまいそうなほどの美しさである。


『俺達の能力は、宿主のイマジネーションが強さに直結すんだよ! だからさ、効果音とかイメージしたら? ほらあるじゃん、メギャンとか!』

「どうなったら銃を出現させる効果音がメギャンになんの? ねぇ?」

『お前、漫画とか読まないの? これでも人間の文化を学ぶために大体のコンテンツはインプット済みなんだよ!!』

「憑依されてるからわかんないけど、多分ドヤ顔してるよね? 腹立つ……」


「えーっと、こうか!」

『おお!』

 突如手元に出現した古びたショットガン。ハルはそれをまじまじと見つめ、戸惑ったような笑みを浮かべる。

「これさ、銃刀法違反とかに引っかからないよね?」



 今はもう使われていない雑居ビルの屋上。一人の少年が風を浴びている。

『ラン様、そろそろ狩りのお時間です!』

「うるさい……」

 緑髪の少年は気だるそうに立ち上がった。その周りを小さなディークが忙しなく動き回る。

『ラン様! 私がうるさいと申されるのですか!?』

「だからうるさいって……」

 ディークのモチーフはバクだろうか、燕尾服のような模様をした彼は、まるで主君に使える召使いのように甲斐甲斐しく少年の世話をする。


 屋上は影に覆われ、青白い月が顔を出す。


 風が少年のライムグリーンの髪を撫ぜる。

「さて……狩りをしようか、ソルグ」

「メギャン」:漫画《ジョジョの奇妙な冒険》に登場する効果音。敵スタンド使いが銃を出す時に使用される。

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