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能無しの烙印を押され、勇者パーティーを『追放』された俺が、実は『最強』だった『不浄』の力で、気づけば『英雄王』に成り上がっていた件  作者: 一 弓爾
闇組織 壊滅編

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第24話 闇組織――潜入

 闇組織の男から聞き出した洞窟に行くと、門番らしき武装した男が二人いた。


「ヴェル様、どうしましょう?」


 ルクスハートが尋ねる。


「どうもしないさ。正面突破だ……」


「わかりました! 私が先行して、二人を気絶させます!」


 ルクスハートが飛び出しそうになる。


「待てっ」


 俺はルクスハートのえりをつかむ。


「ぐっ」


 ルクスハートが軽くうなる。


「すまない。正面突破とは言ったが、俺の呪いを使って正面から進んでいく」


 俺はルクスハートに軽く手を合わせながら話す。


「……人心操作ですか……?」


 ルクスハートが理解したような顔つきになる。


「そういうことだ。とりあえず、俺だけで行ってくるから、合図をしたらセラと来てくれ」


「セラ、わかった!」


 セラが手を挙げながらうなずく。




「やあ、お二人さん。呪いに興味ってある……?」


 俺は武器を持たずにスタスタと歩いて進む。


「ああ⁉ なんだお前!」


 門番の二人がこちらに歩いて来ようとした瞬間に《呪砲撃カースショット》を顔面にぶつける。


 あまりに自然な流れで攻撃を仕掛けたからか、二人は何の抵抗もなく呪いにかかる。


「さて、案内してもらおうか。俺達は客人だ」


 門番の男のうち一人を連れて中に入ることとする。


 俺は振り返り声をかける。


「ルクスハート、セラ、来ていいぞ」


「ヴェル様、お見事です!」


 ルクスハートがセラと手を繋ぎながら小走りでやってくる。


「このまま進む。一応、金はモンバリス王国で大量にもらってるからな。交渉くらいはできるだろう。まあ、相手の出方しだいじゃ、武力行使するがな……」


 俺は軽く口元をつり上げる。


 呪いで敵を操っている間は不浄宮の〝不浄自動吸収〟はオフにしておいた。


 時間制限はどうしてもあるが、こういう芸当をすることも可能だ。




 門番に案内させながら、道中で出会った闇組織の人間は片っ端から呪っていった。


「呪詛の魔人ネザディの人心操作は予想以上に使い勝手がいいな……」


 既に二十人は呪うことができている。




 奥に進んでいくと、二メートルほどの大柄な男を中心に、三十名ほどの人間がいた。


 全員見るからに闇組織の人間だと判断できるような風貌ふうぼうの者ばかりだ。


 呪われた門番の男が話す。


「クロウ様、客人です」


「ああ!? 客人の予定なんてあったか?」


 クロウは怪訝けげんな顔をして問いかける。


「なんでも、奴隷を買いたいそうです。金回りも良さそうですよ……?」


 門番を操り、そう話させる。


「金回りがいい……? そうか、なら話を聞こうか……」


 クロウが俺を席に座るように促す。


「……失礼するぞ。では、単刀直入に言う。ここにいる奴隷を全員買いたい。いくら必要だ?」


 俺はまずクロウの思い描く、金額を聞くことにした。


「本当に単刀直入だな……。急に入り用になったって感じか?」


 クロウは俺を値踏みするように、ジロジロと見る。


「ああ、そうだ。たくさんの物資を運ばないといけなくてな」


「物資ね……。ところで、あんたは何者なんだ?」


 クロウが鋭く俺を見据えてくる。


「それは取引に関係あるのか? 奴隷を買うような奴に聞く質問じゃない気がするが?」


 俺は淡々と返答する。


「……ふん。まあ、そりゃそうだわな。俺達からすればルグドさえ払ってもらえればいいわけだからな……。じゃあ、金額を言うぜ? 一〇〇〇億ルグド。そんだけ払ってくれりゃいいぜ?」


 クロウは不敵な笑みを浮かべながら、言葉を吐き出す。


「奴隷の人数は?」


「全部で五十二だ。あ~、今一人探しに行ってるんだった。まあ、そいつ抜きでも五十一だ」


「一人いないなら、ルグドを下げるべきだと思うが……?」


「おいおい、値段交渉か……? 一見いちげんさん相手に奴隷を売ってやろうって話なんだぜ? そのままの条件で飲むべきだと思うが?」


 クロウが笑うと同時に、周りにいた取り巻き達も大声で笑う。



 こいつら、そもそも奴隷を売る気がないな……。


 それどころか、こいつらの目を見ていたら何となくわかる。


 おそらく、俺達を殺して金を奪うつもりだ。


 もしくは、俺達も奴隷にする気なのかもな……。



「そうか……。わかった。一〇〇〇億ルグドも金は払えない。だから、無理やり解放してもらおうと思う」


 俺は怒りの色の滲む瞳で、クロウを睨み付ける。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


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