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告白
夜空を照らす星の世界があるなかで
ぼくはきみのやわらかなほおをつたうなみだにやさしく触れていた
きみがぼくをみつけてくれたから
ぼくのいのちは今も鼓動を求めるように愛を伝えてくれるんだよ
ひとが生まれた意味をさがしはじめたときから
ちいさなしあわせに気づけるようになるみたいに
それはそっとやさしくだれかのこころによりそって
きみがひとりじゃないと気づけるまで
なんどもなんどでも言葉の花を咲かせることができるのだから
夜明けの朝をむかえるまでの帰り道
ふたりが歩いたそばには
たくさんの花が鮮やかな感情をうつしだすように
ぼくたちのあたたかなひかりのあしあとをみつめていた