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ぶらんこ

ゆれるわたしは風のなか



きみをのせて静かに泳ぐ



もしわたしに羽があったなら



きみにもっととおくの景色をみせることができるのに



わたしのひとりごとは風にながれて消えてしまうけれど



きみをのせた記憶はいつまでも消えることのないたいせつなたからもの



きみがいつかおおきくなっても



わたしのことを忘れずにいてくれるように願うばかりです



そしてふと



だれかがきみをよぶ声にわたしは気づきます



きみをたいせつに想うものはわたしだけではないのだと



言葉はなくてもきみがまたわたしにあいに



この場所にきてくれるまで待っています



わたしの知らない場所に帰ってしまう彼らのうしろすがたに



そう語りかけながらまたひそかにゆれる想いをかくすことができないのも



わたしらしくておもしろいでしょう 


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