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鹿の王

ひとはわたしを美しいと表現する



なぜならわたしのまぶしいすがたにこころうばわれてしまうからだ



仲間たちがわたしに嫉妬する



自然のなかで生きるわたしのちからに



ふるえるからだをかくすことができないからだ



だがわたしには生まれた意味というものがあることを知っている



それは自然のなかで紡ぐいのちを守ることである



おびえることはない



わたしのうしろすがたは



たいせつなだれかを守るためにみせる強さでもある



だがわたしたちいのちあるものは未完成だ



ときに逃げたくなるようなそんな感覚もある



ひとがみせる弱さがだれかを守りたいという想いで変わるような



いのちのこころに宿るひとみはなぜこんなにも美しいのだろうか



わたしの生きる意味にはまだたくさんの不思議がかくされている



そう予感してしまうことがさらに自分を美しくしてしまうのだと



つぶやくわたしのひとりごとをどうか忘れずにきいてほしいのだ


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