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第14話:4件目の殺人予告
WEB小説)
『読者諸君、そろそろ飽きてきただろう? ここで一発派手な花火を上げたいと思う。福岡市早良区〇〇〇で中央区の会社員〇〇〇〇を爆死させる。〇〇〇〇の伏字部分が見たいだって? 私が出版社に送った原稿を出版社が公開しないのだからしょうがない。電子書籍ならば今日にでも公開できるはずだ。詳細も出版社への原稿に記載してあるので公開された折に確認してほしい。それでは小説の第4話を楽しんで欲しい』
このようなふざけたはしがきだった。例の「文豪」のWEB小説が公開されているサイトだ。通常ならば、アカウント停止にされてしまいそうだが、次の殺人を予想して犯人逮捕のために役に立つとされ、特別に保留となっている状態だった。
このはしがきの後、小説仕立てで犯行が告白されていくのだが、肝心な被害者の名前や場所、犯行がいつ行われるのかは非公開だった。
福岡市中央区ということだけだと、人口は20万5000人以上いる。福岡の有名な街として天神や繁華街として有名な中洲なども中央区だ。住んでいなくても仕事や学校で訪れる人も多い。「福岡市中央区」というだけでは守り切れないのが現実だった。




