素直になれない僕の朝(小林渚視点)
素直になれない男の娘×ツンデレ幼馴染のじれじれな恋が書きたいんだ!!!!
「渚、さっさと起きなさいよ!」
「う、う〜ん…あと5分…」
「あと5分じゃない!もう朝ご飯出来てるの!早く食べないと冷めちゃうじゃない!」
「う、うるさいなぁ。分かったから先に一階に行って食べてて!」
「うるさいなぁじゃないわよ!早く降りてきてよね!」
バタンッッッ!!
そう言って女の子は扉を締めて一階に下りていった。
「はぁぁ…眠いなぁ… 早く一階に行かなくちゃ… 友莉がさらに怒っちゃう…」
――――――――――
ガチャッッ…
一階に降りてリビングの扉を開けると友莉が朝ご飯と共にテーブルに座って待っていた。
「遅かったわね。」
「先に食べてていいって言ったけど、僕を待ってたの?」
「べ、別に貴方なんかを待ってないわよ!少しスマホを弄っていただけだから…気持ち悪い勘違いしないでよね!」
「き、気持ち悪いってなんだよ!」
僕達はいつもこういう言い合いをしている…。
今更だが、僕の名前は小林渚。高校2年生の17歳だ。見た目は女の子のような可愛らしい顔をしていて、身長が低いのも相まって女の子によく間違えられる。
僕の前で座ってご飯を食べているのが、幼馴染の岡本友莉。銀髪碧眼で目が少しつり上がっていて、女子だが166cmと僕より高くクールな見た目をしている。
僕の両親は二人共海外で働いているので、この家では僕だけで暮らしている。ただ家事が出来ないので、幼馴染だった友莉がご飯を作りに来てくれるのだ。
そして僕は幼馴染の友莉に恋をしている…
ただ付き合えそうにはない…
友莉は僕に対して冷たい態度を取っているのだ…
他の皆には優しいのに… 昔、理由を尋ねたが顔を赤くして罵られただけで教えてくれなかった…
なので僕も友莉には冷たい態度を取っていたのだが… 一緒に家に居る内に好きになってしまったのだ… ただ好きになってもこの態度は変わらなかった。 話すのが恥ずかしいのだ… だから普通に話そうとしても、素直になれず冷たい態度を取る…
もうこの関係を4年続けている…
僕は付き合いたいと思っているがどうせ脈はないだろうし… それに僕は女みたいな容姿だ… 素直になれないし正直諦めている
「ちょっと渚!ボーッと考え事してないで早くご飯食べ終えなさいよ!」
「今、食べようと思ってたところだから!」
あぁ…また口答えをしてしまった…
素直に「うん、早く食べるよごめんね」と言えたらどれだけ良いことか…
――――――――――
支度を終え、友莉と共に家を出る。友莉とは同じ高校に通っていて、まだ時間に余裕はあるのでゆっくり登校する。
「ん…?あれ?友莉、洗剤変えた?」
「…え?」
友莉は近くを歩いているだけで良い匂いが漂ってくるのだ… ただその匂いがいつもと少し違ったので、洗剤を変えたのかと思い言ってみた。
「そ、そうよ。昨日から変えたのよ。けど…よく分かったわね?もしかしてあたしの匂いをいつも嗅いでるの?キモいんだけど」
「は、はぁ?嗅いでないし! 匂いが漂って来ただけだし… 良い匂いのシャンプーに変えるとか色気づいてんじゃない?」
「い、色気づいてるって何よ!?」
あーだこーだ言い合いしながら道を進んでいく…
友莉はなんであんなに顔が赤かったんだろう… いつも怒るときは顔色変わらないのに…
渚は疑問に思いながら歩いた。