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空に想いを、星に願いを  作者: 夜ノソラ
1/1

無くなった記憶

どうも、夜ノソラです、

この作品をご閲覧頂き

誠にありがとうございます。

これを書いた主は中学生2年生という事もあり、

文がおかしかったり、

変な部分があると思いますが、

どうぞご了承ください。

(Twitterのフォローよろしくね 壁│ˆˆ))

空に想いを、星に願いを。


何かの本で見て。


その本がお気に入りになって。


他の子達に勧めて。


その本を読み聞かせてあげて……


いつの話だっけ……?


(あれ……?)

僕は体に違和感を覚えた。


(前が良く見えない……)

視界がぼやけている。


(身体が痛い……)

多分何処かの骨が折れているのだろう。


(地面が硬い……?)

体がアスファルトに押し付けられているのだろう。


(あれ……何だこれ。)

視界はボヤけていたが。色だけは何とか認識出来た。


(赤……いや…赤黒い……?これは……血…なのか……?)

辺りには僕の血ような物が飛散していた。


身体が寒い。


(どうして……こうなったんだっけ……)

考える度頭が痛くなる。


(微かに音が聴こえる……)

僕はその微かな音をヒントに情報を集める事にした。


救急車のサイレンの音が僕の耳を殴打した。


サイレンの音が頭に響く。


頭が痛い。


僕はどうなるのだろうか。


(僕は……)


そこで僕の意識は深い深い暗闇の中へと呑み込まれて行った。



ーねぇ、この本また読んでよ!ー


声が聞こえる……


ーもう何回目だよ?ー


これは……子供の声……?


ー良いじゃん!この本好きなんだから!ー


゛この本゛?


ーもう、しょうが無いなぁ……ー


ーじゃあ読むよ!○○ー


……?何故今の部分だけ音が聞こえなくなった……?


音が聞こえなくなった。


何も見えない暗闇の世界が徐々に光が差していく。


(待ってくれ……まだ何も分かってない……!)

……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

…………

……

「ん……」


目を覚ますと俺は病院のベッドの上に横たわっていた。


「何処だここ……」


鳥が春の季節を彩る様に鳴いている。


「頭痛てぇ……」

何も覚えていない。


「゛俺゛どうしてここに居るんだ……?」

記憶が混乱している。


「体痛てぇ……」

体を動かそうとする度に体中に鋭い痛みが走る。


ガララッ……


俺が体を起こそうとした瞬間部屋のドアがゆっくりと

開けられた。


「あ!おい!お前起きたのか!?」

金髪の少年が俺を見る度大きな声で叫んだ。


「お前……心配したんだぞ!」

心配……?俺が゛コイツ゛に……?


「所で体の体調はどうなんだよ!」

何で俺が゛コイツ゛に心配されてるんだ。


「なぁ……」

俺は少し興奮状態の少年に向かって一言放った。


「お前…誰?」

その瞬間少年は不思議な顔を俺に見せた。


「…は?お前……どうしたんだよ…冗談…キツイぞ…?」

少年は少し強ばった声で俺にそう言ってきた。


「冗談も何も、俺はお前の事を知らない。」

これは本当の事だ。


「……少し待ってろ。」

金髪の少年は何処かに言ってしまった。


それから少し経った後、金髪の少年は女医の人を連れてきた。


「ねぇ、君…自分の名前、分かる……?」


「……名前…」


「……」

女医の人は紙に何か書き始めた。


「えと……」

俺は気になり聞こうとした時。


「いや、大丈夫よ、気にしないでちょうだい。」

女医の人は俺を制止するように言った。


「分かり…ました。」

俺は指示に従う事にした。


「じゃあ、自分が何歳か分かる……?」


「1…6歳」


「成程……ふむ……」


俺はその後もいくつか質問を聞かれた。


答えられる質問もあったが、

圧倒的に答えられなかった質問の方が多かった。


「なるほどね、分かったわ。少し待ってて、

先生を呼んでくるから。」


女医の人は、そう言って部屋を後にした。


そして俺はふと、近くのテーブルにスマホや荷物が置いてある事に気が付いた。


「あれって、俺のだよな……?」


俺は激痛の中、手を伸ばして何とかスマホを入手した。


そして俺はスマホの電源を入れ、LINEを開き、自分のプロフィールを確認した。


蓮賀(はずが) (りん)……?」


これは俺の名前なのだろうか……?


(でも、これが俺のスマホだったとして、そのLINEに登録されてる名前が俺のじゃないのはおかしいよな……)


俺は少し頭を悩ませた。


そうして少したった後、小太りなおじいさんが病室を訪れた。


「失礼するよ、えーと、君が ゛蓮賀 燐゛君だね?」


「……はい」


「おや、自分の名前は分かるんじゃないか。」


「あ、はい、さっきそこにあったスマホで確認したので……」


「おぉ、そうか、じゃあ、そのスマホ、私に貸して貰えないかな……?」


「あ、はい……どぞ。」

俺はあっさりとスマホを貸してしまった。


「じゃあ、少し待っててくれ、少し君のお母さんに君が起きたって言う電話をするから。」


「母……にですか、分かりました。」


そうして、俺の母親が俺の病室までやって来た。


「母さん……」


「燐……あんた……皆心配してたのよ!」

母さんが泣きそうな声で俺に言ってきた。


「心配掛けてごめん。」

それしか言えなかった。


「えー、お母さん、少し良いですか?」

先生が申し訳なさそうに割って入ってきた。


「えぇ、何でしょうか……」

母は応答した。


「お母さんには話さなければいけない事があります。」


「話さなければいけない……事?」

母は疑問の表情を浮かべた。


「えぇ、ちょうど、燐君もいる事だし、一緒に聞いて下さい。」


「とても言いづらいのですが、燐君は、著しい記憶障害を起こしてしまっています。」


「……えっ?」

母さんがポカンとした表情になった。


「さっき燐君に質問したところ、

半分以上も答えられませんでした。

いえ、もしかしたら、半分より少ない

かもしれません。」


「そんな……」

母さんは嘘だと言いたい様な顔をしていた。


「ひとまず、他の細かい話は後でさせて貰います、

燐君も、体調は良くなっている事だし、近々退院

出来るでしょう。」


「分かりました。」

母は暗い表情のまま、俺と一緒に先生を見送った。


「母さん……」

俺は何て言葉を掛けたら良いんだろう。


「まぁ、燐が元気になってるなら良かった!」

母さんは、ニッと笑い、俺にそう言ってきた。


「じゃあ、私は夕飯の支度しなきゃだから帰るね!」


「ちょくちょくお見舞いに来るから!」

母は明るくそう言って、部屋を後にした。


…………

……

「もう夜か……」

気づけば、窓の外を見れば暗く、夜になっていた…


街灯が淡く光り、歩行者を照らしている。


「夜更かしもいけないし、寝るか……」

そうして俺は布団を被り、眠りに着いた。


………………………………

…………………………

……………………

………………

…………

……


ーねぇ、知ってる?ー

(また、ここだ)


ー向こうのお山には、とってもとっても大きい

木が生えてるんだよ!ー

(大きな木……?向かいって、何処だ……?)


ー「えー?うっそだぁ。」ー

(小さい、女の子の声……?)


ーそれでね、その木は春になったらとっても綺麗な桜の木になるんだ!


ー「そうなの?まるで燐が見せてくれたあの絵本見たいだね!」ー


ーそうだね!ー


ー「じゃあ、また今度、春になったら桜の木見せてね!」ー


ーうん!約束!ー

(約束……大きな桜の木。俺が見せた本……)


………………………………

…………………………

……………………

………………

……………

………

……

「ん……」

俺は短い夢を見て、起床した。

「7時半」


外では鳥が鳴き、さえずっている。


「……遊んでた、小さい女の子、大きな桜の木」

俺は夢で見た事を少しずつだが、着実に思い出して行った。


そして俺はスマホを手に取り、母に電話した……


Prrrr……


「はい、もしもし。」

母さんは、以外にもワンコール目で応答した。


「あー、もしもし、母さん、聞きたい事があるんだけど。」


「どうしたの?燐」


「俺が小さい頃、よく遊んでた、小さい女の子って、分かる?」


「小さい女の子……あんたと良く遊んでた……あー!」

母は思い出したかのように行った。


桜葉(おうは)ちゃんね!」

その女の子は桜葉、と言うらしい。


「でも突然ね、どうしたの、何か思い出せた?」

母はそう問い掛けてきた。


「いや、なんか、夢で見て、それで気になったから電話しただけ。」


「あらそう……」

母は残念そうな声で言った。


「それで、その桜葉は何処に居るんだ?」

俺は恐る恐る尋ねた。


「……?桜葉ちゃんなら、だいぶ昔に引っ越したわよ?」


「え?じゃ、じゃあ、何処に引っ越したとかは……?」


「ごめんなさい、そこまで細かいことは私には分からないわ。」


「そうか、分かった、ありがとう。」

そうして俺は電話を切った。

ここまで見て頂き、本当に恐縮でございます……!

これからどう展開して行こうか

私もまだ思考中です……!

中の人はそろそろテストやら何やらで忙しくなって来るので、

中々更新頻度は落ちてしまうと思いますが、気長に

待ってくださると嬉しいです!

では、ここまでご高覧ありがとうございました!

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