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女のコは生きている。

心が動いたなり

作者: 誣妄 姫子

こんな女の子が好きなのだ。


ちょっと慣れたかったのです

人がいる人生に


今、肩に掛けたひざ掛けは

いつか私を抱いてくれた人なんです


そっと、結んでいた髪を解きました

誰かに取られたように

いえ、取ってもらったんです


エアコンが付いてるのに

むさ苦しいほど熱くなりたいのです


苦手な体育座りをして

背中の重さを感じるのです


好かれることだけ考えると

周りに誰もいないのです


だから、この世界は

自分の部屋だけで作り上げられるのです


おうちから出たら

いつもの私に

普通という言葉で(まと)められ

うんざりと1人を楽しむのです


これでぼっちの完成

とはなれず

隣にいてくれる友達でさえ

辛い嫉妬の原因なのです


まあ、そんな甘えは出来ません

それこそ、甘えを知らない私は

程度がわかりません

知らないからこそ、動けないのです


何も考えずに

変な自信を付けて

いつか変われることだけ考えて


好きなことをしたいともがきながらも

可愛いあのこにはなれないんだ

(ずる)賢い奴にすらなれなくて


自分を変える何かだけを求めて

その時点で狡賢いの


知ってるし

ズルズルと引きずって


嫌いって言われたって付いったる

絶対話してやらないんだから


好きだぞって


愛情だけ勝手にダダ漏れにしてやる


受け止めろ


それが、私の恋愛系統


絶対、服従


閲覧ありがとうございます。

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