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黒桜旅団異世界冒険記  作者: 狂王エノモトと愉快な仲間たち
第2章 王都動乱 騎士育成⁉︎
21/28

21話


俺たちは昼食を終え、お腹の調子を整えつつ、姫様とロフトの馴れ初めを聞くことに。


「初めて会ったのは、養父さん(おとうさん)に連れられて城に行った時です。」


ロフトが拾われたのは赤ん坊の頃らしく、物心ついた頃にはアルゴー殿といたため、ずっと本当の父だと思っていたそうだ。養父だと知ったのは15の成人の時。ただ、少し驚いただけで特に支障はなかったらしい。

まぁ物心ついた時からずっと一緒ならモノホンの親父となんも変わりゃしないだろうしな。


姫さんに会ったのは初めて城に行った時。5歳の頃だと言う。


当時3歳になる姫さんの従者候補として紹介されたらしい。

姫さんは、その頃をあまり覚えてはいないが、ロフトの姿を見て安心できたとのこと。


これが幼馴染か…と愕然とした俺ら4人。ロフトと姫さんの初々しい雰囲気に俺らへのダメージがデカイ…

俺らは、この世界に来るまで、彼女が出来たことなどない。顔は良くて中の下、オタク。決してモテなかった。

中でもゴリアテは深刻で、よろけた女の子を支えてあげた時、その子に泣かれたという悲しいトラウマを持つ。

ぐ、精神力をガリガリ削られてる希ガス。それに過去を思い出したせいでさらにダメージ。。。自滅したぜ。


その後も2人の話は続く。

桃色に輝いていたそうな子供時代。

姫専属の騎士になるため、頑張った過去話。

姫さんのレベル上げのために2人だけで森に抜け出し、魔物狩りをした話。

初めて人を斬り、落ち込んでたところを姫さんに慰められ、覚悟を決めた話など。


だんだんといい話になるのはズルい。憎めなくなったじゃないか。特にゴリアテが。

なんだかんだでゴリアテはかなりいい人だから人を斬った時の話なんてキリッとした顔で聞いてたぜ、桃色ウヘェな俺らと違って。


「……そんな感じで今の状況なんですの。ロフトが騎士団長になったのは嬉しいのですけど、そのために専属騎士から外れたのが悲しいですわね。ただ、これからは私のためだけではなく、その力をこの国のため、使って欲しいですわ。」


やっとこさ話を終えた2人。

最後に姫さんの言葉で、ロフトに気合が入ったらしい。いい顔をしている。

その顔を見て、ゴリアテにも気合が入っている。こっちも鬱陶しいくらいにいい顔をしてる。


「ロフト、君をこの10日で出来る限り鍛える。俺の持つ王を護るためのスキルも出来る限り教えよう。だから、お前の覚悟、俺の見せてくれ!」


「っ!ゴリアテさんっ!お願いします!」


感極まったのか、ゴリアテロフトの2人はガシッと熱い抱擁を交わした。うむ、暑苦しい。ナヨっとした弱々しい雰囲気はどこ行ったロフト。あ、違う。これロフトがゴリアテの雰囲気に飲まれてるだけだわ。

ゴリアテもこのシチュエーションに酔ってるな?


「姫さんはどうします〜?レベル上げ、しちゃいます?」


ハスミンがにやけながら姫さんに聞く。

そう言えば姫さんのステータス見てない。見てしまえ!“鑑定”!



イザベラ・ミラス・スレイプニル

人族女性

年齢:18歳

職業:魔術姫

Lv:43

HP:749 MP:1080

筋力:230

敏捷:511

体力 : 380

知力:823

魔力:839

魔耐:749

運 :74



!?なんだこのステータス!魔法特化でこの世界の住人のなかではかなり強い。それにこのジョブは見たことがない!魔術姫?ゲームでもこのジョブは無かったぞ!


これは何がなんだかわからない。だが、新しいジョブとなるとゲーマーとしての血が疼く。

どうやったら、どの条件で、どの行動で発現するのか、確かめ…


“詳細鑑定”!


そうだ、称号にあるかもしれぬ。この世界に来てから、普通の鑑定で出た結果を鵜呑みにして、“詳細鑑定”してこなかった。

しかし、この世界で新たな可能性を見てしまうと、これは後ほど足をすくわれかねない。

もしかすると、ゲームではただの自己満用コンテンツだった称号が、この世界ではジョブや、スキルなんかに影響があるのかもしれない。


“詳細鑑定”、発動!


イザベラ・ミラス・スレイプニル

人族女性

年齢:18歳

職業:魔術姫

Lv:43

HP:749 MP:1080

筋力:230

敏捷:511

体力 : 380

知力:823

魔力:839

魔耐:749

運 :74


スキル

火魔法lv5

水魔法lv6

土魔法lv4

風魔法lv7

光魔法lv9

精霊魔法lv1

杖術lv3

弓術lv1

短剣術lv1

魔法耐性lv6

状態異常耐性lv4


MP回復速度上昇

消費MP減少

詠唱短縮

魔力強化

精霊の加護


称号

ミラルスレイト連合国元老院議員の娘 (ステータス3%補正)

元ミラス王の娘 (ステータス3%補正)

精霊に愛されし者の子孫 (初期職業に補正)

スペルマスター (魔法威力に補正)

待ちくたびれたお嬢様

夢抱く者 (経験値に補正)




うっわ〜やっぱ詳細ステータスは多い!

スキルは割と普通か?レベル相応…

…っ!?なんだこれ!?称号で補正かかるなんてゲームじゃ無かったぞ!


〜〔称号補正が解放されました〕〜


ステータスは仮なので後から変わるかも!特にスキルや称号がガバいので、違和感やらあったらコメント下さい。

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