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病む効果

 さて、病むのは非効率的だと言いました。

 なぜかと言えば、まずは辛いから。辛いことは続かなくて、楽しいことは続きやすい。それこそマゾでもなければね。

 そんな訳で、辛いことをわざわざすると筆おりかねない。ならば病まなきゃいいじゃん! と暴言をば。これは強者の理論であるため、メンタル鋼の人が真似してください。

 

 さて、病むってなんだろう。

 自分が病むわけでもないのにそんなことを考えます。というか考えさせられます。

 とりあえずは病むことでどんな影響があるか、ですね。

 

 前述の通り、病むと新規読者が得づらいです。

 親しい人が大変だと、「大丈夫?」と声をかける人はいますが、よく知らない人をいきなり「大丈夫? どうしたの?」と心配してくる人は稀です。というか距離感怖いです。誰だお前みたいな。

 リアルであれば、怪我をした人には救急車を呼びますが、精神、画面越しともなると救急車は呼べませぬ。ともなると、放置安定。つまり作品読んで感想送ろうと思っても「あ、この人今なんか言われたら荒れそう」とか思われたら送るのやめるかもしれません。

 

 となると、表で病んだ時に心配してくれるのは大体身内。

 つまり、言っても仕方のないことを表に言って身内に慰められる。

 ……裏で良くない? となりまする。

 

 だって心配する人は裏でも表でも労力はさほど変わらないですし。しいて増えるとすれば、既読無視とかそのあたりのすぐにレスするかとか。

 なら、わざわざ表で病んで慰められるまでの流れは表に出さなくってもいいよね? と。

 他人は、知らない人で愚痴を病んでるの見て「ああ、辛そう助けてあげよう」ってなると、共依存になりかねないですし、多くの人はネガティブな感情見るのあまり好きではないですし。

 

 さて、次に慰める側からすると。

 心配ではあるが、表で愚痴ってると表で慰めづらいです。風邪ひいたとか、つかれたー! とかならまあ、それぐらいなら。ただ、「自作が面白くない……」に対して「そんなことないよ! 面白いよ!」とか言わないです。思ってても。

 

 

 さて、愚痴ること、病むことにおける周りに与える負の影響ですが。

 技術の高い人が技術がないと嘆く→もっとない人がじゃあ俺はゴミクズかな! となる。ポイントも同様。

 改善案。前向きに言い換える。「もっと上手くなりたい」「もっと読者欲しい」

 ちなみに、書籍化作家さんの「書籍化したい」は次の作品も書籍化しろ! という欲張りな願掛けらしいです。してるよね?!ね?!と毎回ツッコミにいきます。気がつけば「私も」「俺も」「全員書籍化作家だよね!!!?」みたいなことが起きたり。だいたい本音の冗談です。

 

 

 自作が面白くないと嘆く→周りにいる面白いと思って読んでるファンが、自分の楽しんだ気持ちを無視されたり、蔑ろにされた気分になる。読むのやめたくなる。ちなみにこれは、「レビューない」「ブクマない」も同様の時がある。「私の送ったレビューは……」ってね。そう怒られてる人、私見たことあるんだからね!

 

 ブクマない……ポイント……と嘆いて同情票が欲しいなら話は別ですが、嘆くよりももらえるように工夫する方が生産的ではあります。

 

 あと、自作品は商品で、表にいる自分は広告塔だと思った方が、読まれやすいかなと。


 商品が売れない、それは商品の価値がないからか? いや、お客が見る目がないんだ、価値を見てない、安さに釣られる、見た目がいいから……ってそんな風に愚痴ってる販売員や広告はまず見ませんし、そんな商品買いたくないなぁ(笑)

 なら、表では「この人の作品面白そう」「読んでみたい」って思われる発言した方がお得ですよ!

 

 

 

 

 辛い、やめたいと嘆く→励ますしか道がないので引きずられる。

 ネガティブなだけで解決方法がないので、是非仲のいい相手に裏で「私、愚痴ります!」と叫んでから愚痴ってあげてください。聞いてくれてありがと、のコンボで頼られた側としてはそこまで嫌じゃないです。私はね。

 

 書く気力がわかない→多分それ、モチベの問題か丁寧に書いてるかかかな? もしくはほかの理由にしろ、とりあえず原因解明するか、ネットを見ずに過ごすか。

 

  ちなみに、このように負の効果を周りに与えていると、正常な人が離れやすくなります。もちろん、それを見て手を差し伸べてくれる人もいます。それで救われたという人もいるでしょう。誰かに救われることを前提に、というのは非常に危うい話ではあります。

 

 

 さて、ネガティブな影響について語ったところで。

 病むってそもそも、自分を客観視できてないから起きるのではないかとか思ってみたり。

 あとは目標設定と、とる手段がズレてるとか。

 

 たとえば、「正々堂々テニスで勝ちたい!」と思っている人が、竹刀の素振りをすることにあまり意味はないし、ましてや絵が上手い人を嫉妬したりする理由もないよね、と。

 テニスで勝ちたいなら、テニスの練習してテニスうまい人を見て、勝てないなら工夫するしかない。なのに「こんなにサーブ打ってるのに全然シュートが上手くならない……」や、そりゃそうでしょうよ。

 好きなものは書きたい、好きなように書きたい、だからほかの書き方は見たくない聞きたくないという方はそれでいいけど。ただ、それで強くなりたい上手くなりたいと思うと、厳しい。それってつまり、最初に言ったように「キャッチボールだけしてたい」けど「甲子園にいきたい!」って言ってる高校球児じゃないですかね。さすがに「俺らが必死こいて試合してるのに舐めてるのか!?」ってなる方の気持ちもわかってもらえるかなと。

 もちろん、世の中には強いひとってのがいて、そういう人は自分が好きなものと目的が完全一致している人たちです。たとえば、人気題材が好きで、好きなもの書くのが苦じゃなく、そしてみんなを楽しませたい、多数に認められたいとおもっている人。この手の人たちは何も考えてなくても楽しく生きるだけでだいたい勝者側に立っていらっしゃる。

 この手の人に「同じ楽しいことしてるのになんでこっちは!」と憤るのもまた、不毛なことではあります。

 公平かつ公正であろうとすればするほどに、自分を変えることが正攻法だと思うと辛いものかもしれませんが。

 

 だから、「何を目指すのか」「そのために何するのか」「果たしてそれは楽しいか」「迷惑かけずに続けられるか」ぐらいは考えてると私は楽しく書けてます。

 

 

 

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