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ワカメスナイパー  作者: トリップ野郎
6/6

最終話

乾が意識を取り戻した。


乾:「チッ!、、、、、」


舌打ちしながら顔を歪め

起き上がる乾。


それを見た佐藤がすかさず乾にドロップキックする。

ブっ飛ぶ乾に佐藤が言った!


佐:「俺のマブダチを随分とコケにしてくれたじゃねぇか!!!

キッチリ落とし前付けてやるよ!」


そう言うと佐藤は乾に殴りかかった。


乾:「何しやがんだクソガキ!」


抵抗する乾と揉み合いになる佐藤。

様子を見ていた鰹に後ろから山田山が囁く。


山:「 マブダチが自分の為に体張ってくれるって最高だよな⁈」



鰹:「あぁ、、、、」


山田山が鰹に警棒を差し出す。


山:「お前が体張らないでどうすんだよ⁈」


鰹が山田山の警棒を取り乾目掛けて振りかざす!



乾:「グハッ!!」



倒れこむ乾に一喝する鰹!


鰹:「おいテメェ!!

誰が乳首スナイパーだって⁈

っざけんじゃねぇよ!!!」


倒れこむ乾を見て、待ってました!といわんばかりに山田山がケリをいれる。


山:「俺のマブダチなめんなよテメェ!!」


その瞬間!


「お前ら何やってんだ!!!」


その言葉に全員が辺りを見渡す。


山:「ヤベェ警官だ!」


我先に逃げようとする山田山。

しかし時既に遅し!

警官に囲まれた鰹達に逃げ場は無かった。


取り押さえられる鰹達!



「大丈夫ですか?」

警官が乾に駆け寄る。


乾:「大丈夫な訳ねぇだろ!

早くこいつら全員しょっ引いてくれ!」


激怒する乾を見て鰹が反論する。


鰹:「何被害者面してんだよ!

先に喧嘩売ってきたのテメェだろ!」


佐:「そうだぜ!

乳首スナイパーとか言って人のマブダチコケにしやがって!」


警官:「まぁまぁ落ち着いて!

取り敢えず話してもらおうか?」


山田山と佐藤が鰹を見る。

鰹も腹を括り事の経緯を警官に説明した。

もちろんワカメを密漁したことは隠して。




警:「成る程……

汁男優やってるって言ったけど君は歳いくつ?

身分証とかあるでしょ?

ちょっと見せてくれない?」


ヤバいと思いつつも鰹は正直に答えた。


鰹:「すいません17です。」



その言葉を聞いて乾が口を開く!


乾:「年齢詐称して汁男優やってワカメ密漁して人殴ってお前は最低のクズだな!」


鰹、佐、山:「えっ?」


乾:「おまわりさんよー

こいつらが最近ワカメだけ狙って密漁してるワカメスナイパーだぜ!

漁業組合の奴らから聞いてるだろ?」



警:「何だって?」


乾はポケットからカメラを取り出し話しを続けた。


乾:「このカメラに密漁の記録が残ってるから確認してくれよ!」



そう言うと乾は警官にカメラを渡した。

そう山田山の憶測は当たっていたのだ。


再生ボタンを押して確認する警官。

画面に映し出されたのは女性のスカートの中を盗撮した映像だった。


警:「ちょっ何これ?」


乾:「やべっ!!

ちっ違うんだ!おまわりさん!」



警:「お前ら叩けばどんどん出てきそうだな!

取り敢えず詳しい話しは署で聞こうか!」


そういうと全員に手錠を掛けパトカーまで誘導した。


警:「さぁ乗れ!」


警官に言われ一人一人パトカーに乗車していく。

そして鰹が乗り込もうとした時、隣にいた警官が呟いた。


警:「乳首スナイパーとか書き込んで悪かったな……」


鰹:「……えっ?」


歯がゆい思いをしながら

鰹は連行されるのであった。




その頃侘元はというと……



光:(ヤベッ…イクっ……‼︎)



本日3度目の抜きを終えたところだった。


光:(それにしても玉子の奴 新作出すたびに自分のスタイル確立しやがって、本当にスケベな奴だぜ!

おっと、いけねぇ!

また自分一人で楽しむとこだった!

佐藤に怒られちまう。

情報は共有しないとな!)


FacebookにUPしてた。



最後に、、、

玉子が一週間後にこの街から消えたのは言うまでも無い。





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