第二話
乾が発した言葉
「ワカメスナイパー」に凍りつき、動揺を見せる鰹‼︎
鰹:「……っていうかさ、、、、、
、、、お前誰?」
ざわざわ…
鰹のこの一言により場がざわつく。
乾:「…えっとさ、仮にも俺の方が年上だよ?
その口の利き方は無いんじゃない?」
鰹:「はぁ?
いきなり知らないおっさんが近づいてきて、
もしかしてワカメスナイパー?
とか言って謎でしょ⁈」
乾:「成る程。確かに。」
そう言うと乾は聞かれてもいないのに自己紹介をしだした。
この時、鰹に呼ばれて集まっていた奴等の大半は、あきれて帰ってしまっていた。
乾:「俺の名前は乾 太!
家族からは乾家の恥部!
友達からはこしぎんちゃくの乾!
って呼ばれてるニート卒業間近の華の34歳‼︎
特技は金持ちに近づきゴマすって奢らせること‼︎(こしぎんちゃくの由縁)
趣味は汚れモノAV鑑賞と盗撮‼︎」
自己紹介を済ました乾は、長い髪をかき上げ自信に満ち溢れた瞳で鰹にドヤ顔した。
この時既にこの場には鰹と数人しか残っていなかった。
鰹:「ふー」
深い溜め息をつく鰹。
それもそのはず!
ただの自己紹介でひたすら自分の存在価値を下げる相手に今まで会ったことがなかったからだ。
そして恐らくこれは……
非常にやっかいだ…
鰹:「で、何がしたいわけ?」
乾に詰め寄る鰹…
その瞬間‼︎
ドカ‼︎‼︎
でかい音がしたと同時に倒れる乾!
乾:「チ…ッ…ク…ビ……」
慌てる鰹!
鰹:「何やってんだよ侘元!」
侘元 光宙【わびもと ぴかちゅう 】
a.k.a DQNネームの先駆者(17)《以下、光》が警棒片手に立っていた。
光:「いや、ちょっと見てらんなくてさぁ〜。それに俺がやろうって言ったんじゃないんだぜ〜」
そういうと侘元は目線をずらした。
自然と鰹の視線もそちらに向く。
鰹:「山田山テメェが…‼︎」
山田山 登【やまだやま のぼる】(16)《以下、山》は下を向いてニヤニヤしていた。
山:「俺もさぁ登ってる途中なんだよね〜。
まだ頂上にはいけてないからね〜」
鰹:「……つうか何言ってんの?」
そして気まずい空気が流れる。
いったいどうなってしまうのか?
次号を待て‼︎