ヒト肌恋しい季節……
先日、作者は、あくせすかいせき、というものを知りました。(え、遅い?)
い、意外とお読みいただいている方が多くて!
作者は感激です‼︎ ありがとうございます!!
自己満とか言っている場合いではないかもですよ⁉︎ ちょっと、いえ、かなり、頑張ろうという気になりました。
ほんとありがとうございます‼︎‼︎
魔王城廊下にて。
「あ、盗賊さんはっけ~ん♪」
盗賊、ゆるふわウェーブ髪の黒ワンピ女バージョン。
『あの、騎C? あなたは気配殺して、剣抜いて、一体何する気なんですか?』
「え? もちろん、盗賊さんを脅かすつもり♪」
『脅かすってか、絶対に後ろから切り殺そうとしてません?』
「え? あってんじゃん♪ そぉ~りゃっ」
『盗賊さん逃げてー!! ここに殺人狂がぁ!!』
「……?」
くるっと振り返った盗賊の目には涙。
「え、え?」固まり
『と、盗賊さん!?』
「……何?」
むすっとした顔でにらみあげる。
「え、えっと……」
「その剣何? 殺す気、ばか」
「え、あ、ご、ごめ~ん?」
「ばか」
「エェ~? 盗賊さん、どしたのさ?」
「……」
「黙ってちゃわかんないだろぉ?」
「……うるさいばか」
ぽすっと、騎Cに寄り掛かり、
「え、え??」
「……」
抱き、締め上げる。
「ぐぇぇぇええええ……」
「ぎゅぅぅうううう……」
「いや、ギュウとかかわいいもんじゃないから! 死ぬ! 圧殺する気!?」
「ぎゅううううううう」
「く、くるしっ……!!」
「……」←
「ぎゅ……ぅ?」
「ぇ?」
「あ、えと……お、お邪魔しました……」
「待って! 助けてモーブ!!」
「え、で、でも……」
「!! モブちゃん、もしや、その手に持っているのは……」
「あ? あ、ああ、これか? フレアンヌっていうとこの茶葉……」
「ください!!」
「いや、あげねえよ!? これ手に入れんのがどんだけ大変だと思って……!!」
「どこぞの貴族が私の予約分までぶんどっていきやがったのよ!!」
「もしかしてその貴族が……」
「魔国の伯爵だったんだけどぉ!?」
「そ、それは……悪かったな?」
「疑問形でいうなぁ!!」
「あ、あのさぁ、盗賊さん? 俺のこと締め上げながらほのぼの会話してないで?」
「お前も魔国の人間だろぉ!!」
「うん、理不尽な怒りだねぇ!! ってか、俺人間じゃなくてハーフねハーフ!!」
「知るかぁ!!」ぎゅうぅっ
「知っといてぇ!!」ぐえぇぇ
「な、何やってんだお前ら?」
『気にしない方がいいですよ? あれがあの人たちなりのスキンシップですから……』
「そんなわけあるかぁ!!」
「俺はもうちょっと暴れる方が好みなんだけどねぇ!?」
「よし、も少し絞め殺してあげよう♪」
「絞め、殺しちゃうの!? 俺、斬殺の方が好きだよぉ!?」
「……そういう話じゃないと思うの、僕だけ?」
『いえ、私もそう思いますが』
「……」こくこく
「あ、あれぇ?」
「……」
『それより、茶葉のせいで泣いてたんですか? 子供じゃないんですから』
「ち、ちがうもん……」
「じゃあ何? 誰かに振られでもしたぁ?」
『ありえなーい』
「……」じわっ
「『え……』」
「と、盗賊? 大丈夫か?」
「だ、だいじょぶじゃないもん……二人のデリカシーなし!!」ぎゅぅぅうううう
「うぐっ、……ほ、ホントにふられたの!?」
「うるさいうるさいうるさい!!」
「わくわくきらきら」←?
『ま、まじですか……』
「うっ、うっ……」
「わっ、ごめん泣かないでぇ!!」
「おまっ、何泣かしてんだよ!!」
「い、意外過ぎて!!」
『あーあー、私しーらないっ』
「お前も仲間だろ!!」
「あーあ、騎C盗賊泣かせたー」きらきらきらっ
「あぁ!? ……?」
「……いや、ガチで見えないリアクションとらないでよ!!」
「あ、ああ! ちび? そんなとこいたの?」
「ま・じ・か☆」
「ぴんくぅ~!!」
盗賊が、騎Cから離れて、スナイp((ryに抱き着こうとして、一歩手前で急停止し、上から下までじっくり眺める。
「……」
「……な、なによ……?」
「……」
てとてとてと……ぎゅっ
「……なんでこっち戻ってくんのぉ……」
騎Cに隠れてスナイp((ryを見る。
「だって、小さいから、抱きしめづらい……」
「小さい言うな!!」
「しかも壊れソ……」
「……いや、俺の扱いねぇ!?」
「うるさいだまればかやろー」
「ぐえっ」
「てか、何? どろどろ!? 修羅場かと思ったんだけど……!?」
「「それはない」」
「シュラバ?」
「あー、純粋なモブちゃんは放っておいて……」
「な、なんなんだよ!!」
「なんか盗賊さんがご傷心みたいだよぉ? 女子同士なんか慰めてあげて~」
「面倒事押し付けようとしてない!?」
「誰が面倒事か~」
「俺に当たんないぐえっ!!」
「……盗賊、あたしの部屋来る?」
「……ピンクの部屋? ……ピンクルーム……」
「英語にしないでよ!!」
「でも、ぜったい、ピンクルーム……」
「……壁紙とかは普通のはずだよな?」ひそひそ
「だって、そこまで改造したらへーかから怒られるしぃ?」ひそそ
「だよな……」
「だって、やろうとしたら怒られたし」
「何してんだよ! どんな部屋にしようとしたんだよ!?」
「ああ、騎Cの部屋は割と普通だった」
「……え?」
「なにげ普通。寝に帰るだけ部屋? あんま生活感なかった。ああ、思春期男子にありがちな感じで、ベッドの下と、棚の裏と、それから本棚の本の後ろと……」
「何人の部屋勝手に物色してんの!?」
「? なんかネタないかなーと思って」
「ネタって何!? ってか、思春期もうとっくに過ぎたと思うよ!?」
「でも意外とちゃんとあったからびっくりした」
「ちょっとぉ!?」
「うるさいうるさい」
「わぁ、あの二人、絶対仲いいわよねぇ」
「仲いいのはいいことなんじゃねぇのか?」
「……ダメでしょ?」
「なんでだ?」
「だからぁ……」
「「そこ! 純粋なモーブを汚さない!!」」
「あー、はいはい」
「え、なんだよ! 言いかけたんだから言えよ!」
「嫌よ。あたしまだ死にたくないし~」
「なんでそこで死ぬことになんだよ!」
「……ねぇ、どこで育ったらここまで純粋になんの?」
「それはビィさんあたりに聞きなさいよ」
「てか、あの人が育てたようなものらしいから……」
「過保護だよね~」
『まあ、色々ありまして、スナイp((ryと盗賊はピンクルーム』
「ピンクルームいうな!!」
『いや、ホントにピンクルーム……良かった、男二人は気を利かせて消えてくれて……』
「これ、魔王に言ったら雷だよね……許可とって改造してるかい?」
「告げ口禁止!!」
「はいはーい。……魔王城内とは思えないほど日当たりいいけど?」
「この城も日当たりいいとこはちゃんと存在してるわよ? 見た目じめってるけど、廊下もかび生えてるとことかあるけど、中身は今の魔王が改造してだいぶ普通になってるはずよ? 食堂とかが主に?」
「へぇー? でもさ、魔王私室はあんまり手を加えられてなかったよね?」
「あそこまで手が回らなかったんじゃない? 自分の部屋以外を結構優先してるみたいだし?」
「さ、さすが人が良すぎる魔王……」
部屋説明入ります。壁紙は薄いピンク。ベッドはいちご柄のふわもこ布団、そしてピンクの薄い天蓋? ……蚊帳。
「蚊帳いうな!」
作者の語彙能力的にこれが適切。……ではなく。
床は何故かフローリングで、ピンクのバラ柄絨毯。カーテンは薄いピンクと白のふりふり。家具もピンクと白系。いたるところにピンクや白のハートや花のクッション。……姫部屋!!
「……っこれは、男が入るには勇気がいる部屋だよねぇ。今一応女だけど、これはきつい……」
「きつくないわよ!! ってか、前から気になってたんだけど、男バージョンと女バージョンで心まで切り替わんの?」
「そりゃね? いちいち自分の体見て赤面とかしてらんないっショ?」
「あー、そうねー。……ん? だったら、女バージョンで、他の男の体見て赤面とかすんの?」
「……どうだろ? ああ、でも、変態が出たら鼻で笑う自信はある」
「……そんな自信は捨ててしまえ!!」
「えぇー……!?」
「てか、ホント何があったの? あんた、ギャグで泣くことはあっても、本気で泣くことはなさそうなんだけど?」
「聞いてよ! それがさぁ!!」
『翌日……』
「……」
「あ、ちびぃ~。やっと見つけた♪ 今日一日探したんだぜぇ?」
「あたし、あんたに今日何回かすれ違ったんだけど?」
「……小さいのが悪いよな!」
「そこまで小さくないわよ!!」
「へぇ~?」
「その、何口答えしてんの? みたいな表情で剣抜き放つのやめてもらえない!?」
「うん。わかってんじゃん♪」
「おいぃ!!」
『小さい人は罪じゃないんです! 小さいのが罪なんです!!』
「それなんかのフォローのつもりぃ!? 何にもなってないし!!」
『あ、あれ? おかしいですね……』
「ナレーター、ハチの巣にしてあげる……」ちゃきっ
『ちょ、やめてください! 私いなかったら話が進まないこともあるんですよ!?』
その時は作者がナレーターやりますんで。なんの不安もありません(キラッ
『ちょ、あんた最近説明押しのけて登場すること多くありません!?』
だって作者暇なんだもーん。少しくらい引っ掻き回してもよくなーい?
『よくねぇ!! この話には問題児多すぎんだよ! これ以上必要ねぇ!! あんたもそれには困ってただろぉがッ!!』
そりゃね……。騎Cの暴走具合が一番……こほんこほんっ
『だろぉ!? だったらこれ以上面倒事増やすな!! それから、私の仕事は奪わせませんからぁ!! それでなくとも最近微妙な感じなのに!!』
最後のそれが一番本音ジャン……
「何してんのあんたら……」
「いいじゃん、あんな奴らはほっとこー?」
「それもそうね」
あ、ひで……
『酷いですよぉ!!』
「そういえばあんた、あたしになんかよう?」
「ああ、昨日の盗賊さんなんだったのぉ―?」
「……」
「ちびぃ? 聞いてる?」
「できれば思い出したくもないんだけど?」
「言わない気ぃ?」抜刀
「あーもう、分かったわよ! 言えばいいんでしょう、いえば!!」
「最初から素直にそういえばいいんだよぉ」
「ちょっとあほすぎて……」
「えぇ?」
「ふられたのって、猫らしいわよ?」
「……ハ?」
「寂しいから、アソボ―って、元飼い猫の今は野良猫を抱きしめたんだって」
「そ、それで?」
「そしたらその猫が、子供じゃないんだから、寂しいって何? てか、私はそこまで子供じゃないから巻き込まないで。それとひっつかないでくれる? 今からデートなの。だって」
「……」
「ね? あほらしすぎて……」
「……あ! そうだ!!」
「な、何よ!?」
「寂しくて、アソボ、だっけ?」
「え、ええ……」
「だったら、今なら遊んでもらえるじゃん!!」
「……それはないと思う」
「よっしゃ! 行って来よう! ……仕事は帰ってからやればいいよね!!」
「それはだめだと思う!!」
「盗賊さん今日来てるはず……へーかの執務室かな!?」
「聞いて―?」
「レッツゴー!!」だだだだだだだっっっっ!!
「そっちは訓練棟に逆戻りよ!? ……って聞いてないし」
『あれ? 騎Cって迷子属性ありましたっけ?』
「しらなーい」
『……まあ、いいでしょう。ではでは今回はここまで』
「まったねー」
『……おや? スナイパーがちゃんとエンディングしたのって初めてじゃないですかね?』
「……そ、そうだっけ?」
『まあ、いつも残念な扱いを受けておりますし……』
「は、はじめてじゃないことを祈ってるわ!!」
『まあまあ』
「そんな悲惨なことにはなってない、はず……」
『スナイパー? だめです。聞いてません。スナイパーは心に大きな傷が残った!!』
こ、これから、気が向いたりなんかしたらもっといい扱いを心がけないこともありません……
「それほとんどないじゃないのー!!」
て、てへ☆
「おぃい!!」
ちゃんちゃん♪
「いやぁああああああああ!!」フェードアウト




