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魔国の日常  作者: 盗賊
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魔王城裏話・其の三 秋のモブ集会

ネタがないわけではないのです。ただ、時間的余裕がないため、魔王城裏話という、番外編に頼っただけなのです……。ホントですよ?

盗「それに、現実だと、秋だから、秋っぽい話やったほーがいーじゃなぁい⁉︎」

魔「ま、そうだな。俺らも、これから作者と一緒に話進めますし」

盗「がんばるでおすし……」

魔「それ、絶対違う」

盗「え?」

魔「え?」

作者も、頑張りますしおすし……

「やぁっと手に入った♪」

『何がです? 騎C、えらくご機嫌ですが?』

「ん~? ああ、モーブをミニモーブにできる薬」

『それはよかったですね……』

「そうそう♪ でもさ、薬手に入れるのに、怖さと美味しさが比例するパスタ屋さんに連れてかれるとは思わなかったよ」

『え、あそこのパスタ屋さんですか? ……なぜに?』

「どうもね、そこの人が、裏の情報に通じてるらしくてさぁ? ちびが連れて来いって言われたらしくてぇ……」

『そ、そんな裏設定……』

「まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね? さっそく使いに行ってきまぁーす♪」

『いってらっしゃーい。くれぐれもビィさんには見つからないように~』

「そんなへましないってぇ♪ ようはバレなきゃいいんだから、でしょぉ?」

『まあ、幸運を祈っております……』

「あんがと~」


「モーブ? どこにいるのですかぁ~?」

『ビィさん、どうかしましたか?』

「いえ、モーブ見ませんでしたか?」

『いいえ? どうしたんです? 急用ですか?』

「違います。今日は休みですので。……休みだから早く見つけないといけないといいますか……」

『ど、どうしました?』

「モーブ、財布を落としていきまして……。どこかへ行くつもりだったら、早く渡さないといけないでしょう?」

『な、なるほど……ああ、えーっと、どうしようかな……』

「何か知っているんですか?」

『えぇっと、ああ、庭が怪しいです』

「庭?」

『騎Cがモーブと遊ぶ的なこと言ってましたし……』

「なるほど。情報ありがとうございます」

『そして庭へ~』

「モーブ? いますかー?」

「オジサマ!!」どんっ

「も、モーブ!?」

 泥だらけのミニモーブが、ビィに勢いよく抱きつく。

「はっ!! ようふくをよごしてしまいました!! ごめんなさい!!」うりゅ……

「だ、大丈夫ですよ。そ、それよりも、どうしたのですか? その恰好……」

「そうだ! オジサマもきてください!!」ぱぁっ

「え、あ、あの!?」

 小さなモーブに手をつかまれて、前かがみになりながら、小走りで連れて行かれる。ミニモーブは全力ダッシュ。

「きしさまー!!」

「騎Cね。あと様はいらないよぉ……って、ビィさん? どうしたんですかぁ?」

「どうしたの? はこっちのセリフです! どうなっているのか説明しなさい!! モーブが小さいのもあなたのせいですか!?」

「えぇー? それはないですよぉ。大体どうやってですか?」

「……では、何をしてるんです?」

「見てわかんないですかぁ? たき火ですよ?」

「なんで城内の庭でたき火なんかしてるんですかと聞いているんです!!」

「おいもですよオジサマ!!」

 ビィが騎Cと口論(?)をしている間に、ミニモーブが一人で庭の森の中に入って、サツマイモやくりを手にいっぱい持って帰ってきた。

「い、いも?」

「そうです!! やきいもです!!」

「焼き立てホカホカ。おいしいですよぉ? ねぇ?」

「はいっ!!」

「……あなたたち、どんだけなじんでんですか!!」

「えぇー?」「……ぅ?」

「と、いうか、モーブ、この害虫にはあれだけ近寄らないようにといったでしょう!!」

「害虫なんて酷いなぁ~」

「で、でも、いいヒトですよ?」

「ただの害悪です」

「え、即答?」

「……でも、いいヒトなんです……」うりゅりゅ

「そうだよねぇ。モーブ、このオジサマは放っておいて、二人だけでおいも食べようかあ?」

「……」うりゅりゅりゅりゅ

 モーブ、目にいっぱい涙をためて、ビィを凝視。

「こ、こんなことで泣かないでください」

「な、泣いてなんかないんですからぁ……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「ほらぁ、ビィさん、早くしないと、焼き芋焦げちゃうよぉ?」

「……オジサマ……」うりゅりゅりゅ

「わ、分かりましたよ……」

「オジサマ!!」ぱぁ

「……」

「ビィさんって、ホントモーブに弱いですよねぇ」

「うるさいですよ」

「ぅ?」こてん

「もう、勝手になさいな」

「お、オジサマもいっしょにおいもたべましょう!!」

「ぇ……」

「ああ、それいいですねぇ♪」

「……」

「……だ、ダメですか?」ぐすっ

「わ、わかりましたよ。シー、何もしないでしょうね?」

 後ろでモーブガッツポーズ&花(漫画でありがちな効果)をまき散らしている。

「しませんよ? あ、それともしてほしいですか?」

「そんなわけないでしょう? あなたこそ、針鼠にされたいですか?」

「あ、それは嫌ですぅ」

「オジサマ、きしさま、早くしないとこげてしまいます!!」

「あ、そうだねぇ」

「……」

「あ、氷使いらしく、熱いの苦手です?」

「そうなのですか!?」

「そんなわけないでしょう? すこし火が苦手なだけです」

「それは……」

「オジサマにもニガテなものがあったのですね!!」

「……あなたは私を一体なんだと思っているのです?」

「ぅ? オジサマはオジサマです!!」

「……そうですか……」


『たき火近くの倒木を椅子に座って、焼き芋をほおばる……』

「おいしいですね!!」

「そうですね」「そうだねぇ」

『数分後』

 ぽんっ

「わっ!? って、俺何やってんだ!?」

『モーブ、お帰りなさい』

「え、あ、ああ、ただいま? って、どこ行ってたんだ俺?」

「どこでもないよ。きっと。……もう終わっちゃった、早いな薬切れるの……」ぼそそっ

「……やはり、あなた何か隠してませんか?」

「そんな、何を隠してるっていうんですぅ~?」

「……」

「……」にこぉ

「な、なにしてんですか、先輩? 騎C?」

「気にしないでください」「気にしなーい」

「「……」」

「そ、そうですか……?」

「ほら、焼き芋美味しいよ?」

「あ、ありがとう?」

『モーブ、ゼッタイ流されやすいですよね……』

「な、何のことだよ!?」

『いえ、別に……』

「あら、皆様、こんなところで何しておりますの?」

 ディーナ登場。

「ディーナ? い、いや、俺にもよくわかんねぇ……」

「え? お前こそ何してんの? お前は掃除しか能がないんだから、手を休めずに、魔王様のために仕事したら?」

「あら? わたくし、いま休憩中ですの。殺すことしか頭にない欠陥品の半端者に、何か言われる筋合いはありませんわ」

「え、なぁに? 欠陥品の半端者? それ、お前のこと? 敬愛する主人にまで迷惑かけるほど暴走する、マゾの変態?」

「それは、あなたもあまりかわらないのでは? イカレタ殺人狂?」

「ぁ……」ぶつっ

「どっちもどっちです。くだらないこと言ってないで、しご」「一緒に芋食おうぜ!!」「と……」

「え?」

「えぇ?」

「……」

「みんなで食った方がおいしいだろ!」きらきらきら!!

「まぁ、うれしいですわ。ご一緒してもよろしいかしら?」

「もちろんだぜ!! ここ座れよ!!」

「……私は知りません」

「……ちっ」

「……まあ、ありがとうございます、モーブ様」舌打ち黙殺

『しばらく談笑』

「あ、俺、お茶もってくるな! あと、栗もあるから、ケーキ作ってくるか?」

「だったら、わたくしもお手伝いいたしますわ」

「いいって! そこいてくれよ!」

「ケーキは魔王様に作って差し上げるといいのでは? 私たちは芋を食べてますから」

「そうですね!! じゃあ、少し支度してきます!!」

『沈黙……』

「ねぇ、いつまでいるつもりなの? 図々しいんじゃない?」

「まぁ、わたくしを誘ってくださったのは、モーブ様ですの。あなたに何かを言われる必要ありませんわ」

「最初は俺とモーブで楽しんでたの。その後ビィさんも一緒に」

「ビィ様も知らないふりしてくれましたわよ?つまり許可でしょう?」

「知らないって言ってんじゃん。遠まわしにお前のことなんて知らねぇからどっか行けっていってんの、分かんない?」

「……」面倒事にはかかわらない態勢のビィ

「わかりませんわ。あなたがひねくれているからそういう風にとらえたのじゃなくて?」

「そんなわけないじゃん。ここ、男しかいなかったんだよ? そこに、お前が来るのは、はしたないんじゃないの?」

「そんなことありませんわ。同僚と一緒に雑談して何が悪いんですの?」

「男のなかに、お前一人ってのが悪いって言ってんの。わかんないかぁ、欠陥品の頭だと?」

「あらぁ、ごめんなさい。わかりませんわ。欠陥品の戯言なんてわかる、異常な頭ではありませんもの」

 ばちばちっ

「お茶もってきたぞー!! って、あれ? なんか空気わるい?」

「気のせいですわ」「きのせー」

「「……」」

 ばちばちばちっ

「え、え?」

「気にしない方が得策です。あなたはこんな醜いことに首を突っ込む必要はありません」

「ビィ様酷いですわ!」「ビィさん酷くなーい?」

「「……」」

「こんな狂気なやつと一緒にしないくださいませ!!」「こんな異常性癖者と一緒にしないでよ!!」

「あなたに言われたくないですわ!!」「お前に言われたくないよ!!」

「「……」」

 ばちばちばちばちばちっ!!

「い、息ぴったり?」

「モーブ様!!」「モーブ!!」「モーブ……」

「え、えぇ……? 先輩まで?」

「あなたは空気が読めそうで読めないのですね……」

「そ、それどういうことですか……?」

「いえ……」はぁ……

「え、えぇ!?」

『まあ、この後はモーブがいい感じで収めてくれたということで』

「ざ、雑!!」

『この辺で終わらせますよ? いっきまーす、せーのっ』

「「「『さよーならー』」」」ビィお辞儀。

「後で、たぁっぷり、話殺してあげる」

「まあ、なんてわけのわからない言葉なんでしょう?」

「お前ら! やめろって!?」

 終……

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