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魔国の日常  作者: 盗賊
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Dさんの紹介(すんません忘れてました……byナレーター)

「何かとんでもなく失礼なことを言われた気がしますが……」

『ホントすみません……すっかり忘れてました……』

「……」にこぉ

『え、えーっと! 始まりは魔王城執務室から!!』


『魔王、仕事の合間の休憩中です!!』

「ん?」

『今日のおやつはクッキーですか?』

「ああ、今日はモーブがいないから三丁目の手作りだ」

「三丁目さんもすっごいいい腕なんだけど、モブちゃんとどっちって言ったら迷うなぁ~」

「どっちもうまいだろ?」

「ユシャちゃん、ざっくりした感想ねぇ」

「いいんじゃね? 勇者っぽくて」

「どういう意味だ……」

 勇者、依然キノコ。

 魔王、少し復活、いつも通り。

 盗賊、黒のワンピース。女ver

『本職のパティシエvs傍仕え……』

「本職にいい勝負なモブちゃんがすごいのか……?」

「あんまり言うなよ。両方うまいんだから」

「確かにね♪」

「……」

 コンコン

「魔王様、紅茶をお持ちいたしました」

 女性声。

「ん? 女の子?」

「珍しいねぇ?」

「……」

「マオちゃん?」

「こ、この声は……」ぷるぷる

「ま、マオちゃん!?」

「魔王様? どうかなさったのですか!?」扉の外から

「い、いや、入っていいぞ……」

「失礼いたしますわ」

 かちゃっ

「D? な、なんでお前が……?」

「今日はモーブ様もビィ様もお忙しいそうですので、わたくしが代わりましたの。……ご、ご迷惑でしたか……?」うるっ

「い、いや! ありがとう!」

「……!!」ぱぁっ

「……」

「盗賊?」

「……魔王」

「ん?」

「何このかわいい子!? どこに隠してたの!?」

「隠してねぇし!」

「紹介してよ!!」

「人の話聞いてるか!?」

「……」きらきらきらっ

「……魔王様、よろしいでしょうか?」

「あ、ああ。いいぞ」

『はいはーい、紹介入りまーす!! 天使のような笑顔にご用心! 笑顔のままに闇を突っ走ります! 魔王様のためなら毒も痛みも快楽ですわ! M系ヤンデレ、小動物のかわいさ! モブDさんでーす!!』

「よろしくお願いいたしますわ」

『種族的には悪魔系統でしょうか?』

「ええ。そんな感じですわ」

『実際はこれで三回目のご登場? 初登場は華がない! の時ですね。あ、ちなみに前回レギュラー入りするかどうか!? みたいなこと言いましたが、これからは準レギュラーくらいですかね!?』

「準レギュラー? ……嬉しいですわ。魔王様に近くなれたようで、夢みたいですわぁ。あぁ、夢じゃありませんわよね? ほっぺつねったくらいじゃわかりませんわ。どこかに刃物ありませんの?」

「落ち着け!! 夢じゃねぇから!!」

「ああ!! 魔王様に夢じゃないといわれてしまいましたわ!! なんと素敵なことなのでしょう!! ですが、魔王様の手を煩わせてしまいました……これはもう死んでお詫びを……」

「頼むから落ち着いてくれぇ!!」

 モブD:レベル三十二。性別、女。職業、チェインバーメイド。

「チェインバーメイド?」

「部屋の設備を担当する専門職のメイドのことですわ。ですが、こうして紅茶を届けたりするくらいならできますの」

「そうなのか」

「ええ。勇者様? お噂はかねがね……」

「ああ、よろしくな」

「こちらこそですわ~」

「……話してるのもカワイイ!!」

「あなたが盗賊様ですわね?」

「どうも。盗賊さんです。もっと気楽に話してほしいな、かわいい人?」

「かわいいだなんて、もったいないですわ」

「そんなとこもカワイイ」

「……」かぁぁ

「D、ディー、か……よし、ディーナさんはどうでしょう?」

「ディーナ、ですか?」

「どう? ダメ? 名前」

「ディーナ……いえ、とっても素敵な名前ですわ。わたくしにはもったいない……」

「そんなことないってかわいい人。ねぇ、魔王?」

「あ、そ、そうだな。いいと思うぞ?」

「!!」

 ずきゅんっ

「でぃ、ディーナ? どうした!?」

「ああ、魔王様に名前を呼ばれてしまいました!! もう、幸せすぎて逝きそうですわぁ~」

「逝くな! 頼むから!」

「魔王様が私の心配をしてくださっています……もう満足ですわ……」

「マジで頼むからぁ!!」半泣き

「……なるほど。これが噂に聞くDさんか。生で見たら感動もん?」

「噂?」

「聞いてよユシャちゃん、魔王、この子の愛が重いとか言ってたのよ」

「……」

「こんなに可愛くて一途に思ってくれる子なんてそうそういないだろうにねぇ……」

「そ、それは……」

「だったらお前が対象になってみろよぉ!!」

「え、うらやましーよねー?」

「話がかみ合ってねぇ!?」

 コンコンばんっ

「魔王様、盗賊さんと勇者が来てるって聞いたんだけどぉ~……?」

 騎C乱入

「……」

 魔王様陶酔モードからかえるディーナ。

「あっれぇ? Dじゃん、こんなとこで何やってんのぉ?」にこぉ

『ん? 何か寒気が……』

「お前、ここに来る予定ないはずだろぉ?」

「あなたこそ、こんなところで何油売ってますの? あなたみたいな戦闘バカはずっと剣を振り回してたらいいのですわ」

「何その暴言? ああ、痛いとこ突かれて悪口に頼ったんだぁ。なっさけねぇな」

「あら? あなたこそ、それは負け犬の遠吠えですの?」

「あ? どこが?」

「え? なんですの?」

 バチバチバチッ

『火花です! 火花が散っているのが見えます!!』

「……も、もう、俺知らねぇから。休憩なんだよ……」

 魔王、紅茶とクッキーもって逃亡。

「あ、魔王! 待て!」

「あれぇ、勇者、どこ行くの? ってか、髪切った?」

「今更かよ!! もう三回目だぞ!?」

「え、てことは、結構前からそれだった?」

「二回もあってるぞ!!」

「……あ、あれぇ?」

「女性の変化にも気づけないなんて、あなたの目は節穴ですの? 男性として失格ですわね」

「ハぁ? それとこれ今関係ないじゃん」

「関係大有りですわ。少しの変化も見逃してはいけないのが騎士職でしょう? それなのに……」

「え、ごめ~ん、ちょっと低俗な言葉が多すぎてよくわかんねぇわ」

「どこが低俗なんですの?」

「え、全部?」

「意味、わかりませんわ」

「あ、ごめんごめん、難しかった? 今度からもっとわかりやすく言ってあげるから」

「あら、申し訳ありません。そういう意味じゃなかったのですが、そういう風にとらえてしまいました? 次からはもっとわかりやすく言い換えて差し上げますわね」にこっ

「……」にこぉ

「と、盗賊……」

「困ったね。じゃあ、この辺で締めますよっと」

「え、いきなり!?」

『はいはい。締めましょう締めましょう。それではっ』

「「『また今度っ』」」

 後ろでディーナと騎Cが気が付かずに舌戦続行中……(終)

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