ハロウィン当日祭(のつもりですよ? ほんとですよ? byナレー)
「よっしゃぁああああ!! 待ちに待ったハロウィンじゃぁぁああい!!」暴走気味盗賊
『十月三十一日。ハロウィン! 魔王城に仮装で集合です』
「トリックオアトリート! 魔王、菓子くれ」
「菓子くれってお前なぁ……」
勇者、青基調の魔導師服。……シンデレラの時の妖精さん。
「お前、何仮装?」
「魔法使いだ」
「魔法使えないのに?」
「ほっとけ!」
「ユシャちゃんは魔法使えないだもんねぇ?」
「お前、それ、ナイス!www」
「wwwww」
「お前らなぁ!!」
「盗賊、お前は?」
「僕? 僕はねぇ……」
盗賊、シンプルだが細かい装飾の若草色の中華服。目には包帯を巻いて、おでこにお札が貼ってある。中華風の髪紐、ポニテ。男ver
「……キョンシー?」
「何で疑問形なんだよ!!」
「えへっ☆」
「うおぅい!?」
「ホントは帽子屋さんと迷ったんだけどね、最終的にこうなった。なぞすぐる」
「……さいですか」
「そういう魔王は……吸血鬼?」
「正解。……俺分かりやすっ!!」
髪をハーフバックにして、口元には血糊&牙。服装は、the吸血鬼。
「だって服装が、the吸血鬼とか紹介されるくらいだよ?」
「今その紹介見てびっくりしたわ……」
「分かりやすいのが一番だよ!」
魔王の肩バンバン。
「……目ぇ両方ふさがってんのにどうやってんだよ!?」
「盗賊さんは目が見えなくても見えるのだよ」えっへん
「……もう気にしねぇよ! 一回ツッコんだらもうスルーしてやるよ! 謎の人が!!」
「酷いよ酷いよ! 最近扱いが雑すぎだぞ!!」
「うるせーよ! キャラ濃すぎでめんどいんだよ!!」
「酷いよぉ!!」
「うっせぇぞ! 盗賊!!」
「まさかのモーブ、悪魔コス!?」
モーブ、ヤギの角、蝙蝠の羽、とがったしっぽ。服装はいつも通り。
「わりぃかよ!!」
「お前、素のままでも大丈夫じゃん! 狼男!」
「あ、そっか!」
角と羽と尻尾とって、耳としっぽ(自前)を出す。
「変えんのかよ!?」
「邪魔なんだよ!」
「だったら最初からそうしとこうよ!?」
「気づかなかったんだよ!!」
「アホ!!」
「うるせぇ!!」
「うるさいのはどっちもですよ」
ビィ。全くいつも通り。
『ビィさんは?』
「私はお菓子を配る係です。なので仮装はしませんからね? ……はい、みなさん、これが魔王城の分です。小さな子供にも配るのを、多少あなた方用に工夫したそうですよ?」
「ありがと」盗賊
「さんきゅ」魔王
「おいしそうだな」勇者
「え、俺にもあるんですかぁ!?」モーブ
「三丁目の人が作ってくれました。あなたに渡すようにと言われましたので。ちなみにみなさんのはモーブの手作りです。ラッピングは私が。毒入りの心配はないので……」
「やったぁ!! モブちゃんの手作り♪」
「……そんな心配はしてないですか。そうですか。……それで、これで以上ですね」
「いや、あたしの分はぁあああ!?」スナイp((ry
スナイパー、魔女コス。黒の魔女帽に、ビビットピンクのリボン。ゴスロリは黒とピンク。マントは黒。
「……」
「ビィさん!?」
「冗談です」
「ビィさんが!?」
「……ぷくくっ」
「ナイスビィさん……ww」
「wwwww」
「wwwww」
「お前らが黒幕かぁぁあ!! 魔王、盗賊ぅ!!」
「え、なぁに? 何のこと?」
「てか、上司に向かってその口調かぁ?」
「……なんなんだお前らぁ!!」
「あ、スナちゃん、ハッピハロウィーン♪ トリックアンドトリート」
「今なんて!?」
「お菓子くれても悪戯するけど?」きらっ
「ふざけんな盗賊ぅ!!」
「んじゃあ、トリックオアトリック」きりっ
「選択肢ねぇじゃねぇか!! 魔王ぅ!!」
「ぶくくっwwwww」
「にししっwwwww」
「えーん、ゆーしゃー! 盗賊と魔王がいじめるー」
「よしよし。これやるからな」
「わーい」
「え、ちょ、ずりぃ!! 僕のユシャちゃんに何無料でもらってんのさぁ!! ってか僕もまだもらってないのにぃ!!」
「お前の勇者じゃねぇから。でも、確かに俺ももらってねぇぞ? なのに先にそいつにやるのか?」ばきばき
「ゆーしゃー!」
「大人げないこと言うなよ。いじめたお前らが悪い」
「勇者味方ー♪」
「「ぶーぶー」」
「スナイパー、トリックオアトリート」
「はい、勇者」そしてみんなに配る。
「はいよ、スナちゃん魔王ユシャちゃん。あとモブちゃんとビィさんにも。いつもご迷惑おかけしてマース」
「あざーす」
「ありがとう」
「ありがと」
「自覚あったのか?」
「……」ぺこ
「てかさ、モーブ縮めてちゃん付けすると、モブに逆戻りなんだが?」
「きにしなーい」
「ってか、俺だけさんも、ちゃんももついてないんだが?」
「きにしなーい」
「……も、いい。ほらお前らにもやるよ」
箱入りチョコを適当に開けて持ってけ式。
「まじか」
勇者・盗賊・スナイパー・モーブ、手作り派。魔王、既製品派。
「ワリィか? あ?」
「ありがとー」
「いただく」
「魔王様、俺にも下さるんですか!? 感激ですっっ」
「……ありがとうございます」
「私もあるぞ」
勇者、みんなに配る。
「あれ? 盗賊の分がない……」
「エェ!?」
最後、わくわく顔した盗賊さん、一気に絶望顔へ。
「おっかしぃなぁ……確かにここに入れて……ん? なんだこれ? メモ?」
『盗賊さんの分のお菓子はもらったぜぇ~♪ 美味しかったよぉ勇者♪ by騎CΣ(ノ≧ڡ≦)』
「あんやろぉおおおおぃぃいいいいいいい!!」
「なんだこの顔文字……」
「え、てことは、僕のお菓子は?」
「なし」
「えぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
「まったくいつの間に……」
「まったくだよ! この日のために呪いもかけたのにぃ!!」
「呪い!? 一応あれでも俺の部下なんだが!?」
「ああ、そういう危ないやつじゃなくて、視認できる範囲に入ったら適当にワープさせちゃえってやつ」
「……視認できる範囲? だったら、よくある感じで、見えないように草の陰とかに隠れながら近づいたらオーケーじゃない?」
「!?」
「ドンマイ盗賊☆」
「……」ゆらぁ
「え、ちょ、なんでナイフ!? 危ないでしょしまってよ!!」
「コノウラミハラサデオクベキカ……」
「あたしにそんなこと言うなぁ!! 騎Cにむけろぉ!!」
「だってあいつに向けたら喜んで応戦してくるじゃん!!」
「確かに……」
『そういえば、もう一週間くらいでいいですから、どこかに閉じ込めらんないのですか? そしたらいくらか心に余裕が出るのでは?』
「それだ!」
「確かに、毎回見つけられるたびに追いかけられるのでは、仕事になりませんし」
「魔王上司でしょう!? 何とかできないの!?」
「いやぁ、やってみてもいいけどな? だけどな? 後が大変だと思うぞ?」
「「?」」
「溜まってたぶん、一気に跳ね返ってくると思うぞ?」
「「……」」
「目が血走って、もうずっとケタケタ笑って、いつも以上に暴れまわると……」
「も、もういいわ……」
「諦めるしかないのですね……」
「「くっ!!」」
「適当にあしらうのが一番だな」
「盗賊も大変ねぇ♪」
「なんで楽しそうなんだ、スナイパー?」
「だって、いつも盗賊に困らされてんのあたしなんだもん。いやぁ~愉快愉快♪」
「覚悟、できてる?」
「へ?」
「騎Cもびっくりの病んでるぶりを発揮して差し上げましょうか?」
「け、ケッコウデス」
「遠慮なさらずに」
「丁寧口調が逆に怖い!!」
猫と鼠状態。
「とりあえず、私とモーブはこれから仕事ですので、失礼します」
「え、もうですか!? まだ、あぁぁぁぁぁぁ……」連行
「とりあえず、これからどうするか、勇者?」
「そうだな……」
「今気づいたんだけどさ?」ひょこっ
「なんだいきなり」
スナイパー戦闘続行不可。……いろんな意味で。
「ハロウィンって、仮装してお菓子もらうイベントジャン? もうやることなくネ?」
「……」
「うーむ」
「他になんかあったっけ? イベントとして楽しんでる僕らにとっちゃ、楽しめれば何でもいい感じだけど」
「魔王、どうするか?」
「あそぶか!」
「……いいけど、いつも僕らが遊ぶと、ただ単に駄弁ってるだけ……」
「……」
「……」
「お開きにするかい?」
「よっしゃ駄弁るぞ!!」
「おーう!!」
『そして夕暮れまで~』
「またな~」
「ばーい」
「じゃーなー」
「ば……」ぶつっ
『勇者自宅前』
「さてと、ユシャちゃん?」
「ん?」
「トリックオアトリート」
「……すまないが、家にお菓子のストック無い……」
「お菓子くれないなら悪戯するよ?」
「そう言われてもだなぁ……」
「……」ぼそっ
「なんだ? 盗賊?」
「めっちゃ楽しみにしてたんに!! お菓子くれへんかったら悪戯しちゃる!!」
「なんでいきなり方言!?」
「勇者なんて困ればいいんですッッッ!!」
「羽妖精!?」
『説明しましょう! 羽妖精とはえんじぇる様のところにいる蝶々の妖精さんです!! 詳しくはどこかの前の話見てね☆(宣伝)』
「いらん説明するな!!」
「“トリックトリック”!!」
ぽんっ
「んなぁ!?」
勇者の家がミニ魔王城のような感じに。いわゆる魔王城。どくろとかコケとか蔦とか、不気味な館風。普通の人ならまず近づかない。
「なんてことを!?」
「最初にお菓子くれないなら悪戯するって言ったもん! ユシャちゃんのバーカバーカ!!」逃げ消え
「あ、おい、待て盗賊!! ……」
とりあえず、ポストをのぞいてみる。
がぶっ
「ポストにかまれたぁ!?」
赤いポスト。出し入れするところが口。見かけは牙が鋭いが、唇だけで食まれたような感触。赤いのは血糊。
「趣味悪いなぁ。これじゃ近所づきあいとか……いやその前に、住めるのか?」
中を確認。
「……」
じめじめじっとりじめじめじ~
「……」パタン……
『……なんか、謎のコケやら、キノコやら、顔型のしみやら……』
「よし、これは住めないな☆」
『……』
「これからどうしよう……」
『とりあえず、魔王様にでも頼ったらいかがです?』
「そうだな。戻るか」
『そうして魔王城へ~』
「魔王頼みが!」
「断る」
「まだ何も言ってないぞ!?」
『まさかの一刀両断!』
「大体わかる。トリックオアトリートでトリックになったんだろ? んで、家にいられなくなったと」
「なんでわかる!?」
「聞いたし。ちなみに今盗賊は珍しく騎Cを追っかけまわしてる」
「なんだよ!」
「で、ここに泊まりたいだと? 許さん」
「魔王~、そこを何とか!!」
「……」
「魔王ー」
「なぁ、だったらトリート持っていけば済む話なんじゃねぇか?」
「……それだモーブ!!」
「作るんだったら、場所借りれるように話しつけてやろうか?」
「助かる!! ありがとうモーブ!!」
「べ、別にお前のためじゃねぇし!! このままじゃ城に泊めろって文句言うと思って! 魔王様のためであってお前のためじゃ……って、何言い訳みたいなことしてんだ俺!?」
『とまあ、こんな感じで。モーブに手伝ってもらい、勇者は盗賊にトリートをあげて、事なきを得たのでした、っと……』
『おまけで、騎Cを追い掛け回す盗賊さん』
「っめぇ!! ユシャちゃんの俺の分の菓子食っただとぉ!? ユシャちゃんの手作りお菓子!!」
「あー、盗賊さん♪ そうだよぉ? なんか悪かった?」
「悪くないとでも思っていやがんのかよぉ!!」
「だって、相手してくれない盗賊さんが悪いんじゃないかぁ~。まあ、でも、ここまで過剰に反応してくれるとは思わなかったけど……」
「コロス」
「アハハッ! いーねぇーそうでなく」「男として?」「っちゃ、って……へ?」
「ああ、それとも社会的に殺す? 悪いけど、君を楽しませるためにやっつけに来たんじゃないんだよ! 嫌がらせしに来たの!! どっちがいーい?」
「え、あの、いや、どっちもやかなぁ……?」
「んじゃぁ、どっちもにしよう♪ 社会的にも、男としても死になよぉ!!」
「え、ちょ、まずい! それはまずいって!! いろんな意味で!!」
「ひゃっはーっっっ!!★」変な方向に暴走中。キョンシーが騎士を追いかけるの図。
「ごめんって! お菓子とったらいい感じに怒ってくれると思ったんだよぉ! 楽しく遊んでもらえるかなぁって! そんな悪気は……」
「だったら食う必要はなかったよねぇ?」
「それは……」
「てか、食った時点でアウトだよぉ♡ こんのっ! ○○○の△△△で××××にしてやる!!」
「うんっ、余裕で放送禁止かな! あーもう! いつもののってくれない盗賊さんかむばーっく!! 今日だけはもうからまないって約束するからぁ!!」
「問答無用!!」
「わぁぁぁぁああああああ!?」
『さわらぬ神にたたりなし。よって、この辺で騎Cを無視して終了したいと思います。ああ、騎Cがどうなったのかは、まあ、しーらないっ☆ ということで、みなさーん、まったねぇ~』
「キシシシシっ」ゆらぁ
「ほんと、ごめんってばぁぁあああああ!!」フェードアウト




