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魔国の日常  作者: 盗賊
105/130

天下一武闘会!! 三

ナ『最終決戦! 天下一の称号は誰の手にぃぃぃいいいいいいい!?』

砂「どうしてナレーターこんなにテンション高いの? こわいんだけど」

ナ『気にしたら負けなんですぅぅぅうううううううう!!』

砂「……( ̄▽ ̄)も、知らない……あたし今日は用事あるから、ばいばい」

ナ『ばいばぁぁぁぁぁぁぁあああああい!!』

砂「( ̄― ̄)こわ」


ナ『始める前に困ったことg』

ト「マオにぃ~!! おじさんがいじめるよぉ~!!」

魔「マオ兄!? は!?」

ト「宰相様がねぇ、遊びすぎだって怒るのぉ~!! 書類いっぱい押し付けてー!!」

ナ『現在は、前トアル王の弟にあたる人物が宰相となって、現トアル王を支えています』

魔「ま、まぁ、そりゃ仕方ないわな。俺だってしょっちゅう言われてるぜ?」

ト「でもさ、少しくらい遊んだっていいよねぇ?」

魔「だよなぁ」

ト「ってことで、ちょうどいいとこに来た盗賊に仕事押しつけて、勇者さらってここまで来ちゃった☆」

魔「……」ちらっ

勇「……」明後日の視線

ト「……」てへっ

ナ『裏で暗躍してた時と、キャラが少し違うような……?』

ト「やだぁ、何言ってんの? これが素だよ?」

魔&勇&ナ「……」


騎「えぇ~、とーぞくさんいないのぉ……? やる気なくすわぁ……」


ナ『それでは困ったこと発表です。……準決勝だと思っていたのに三人しか残ってませんでした』

魔「ちゃんと計算してから始めろよ」

ナ『すみません……』

ト「あ、じゃぁさ! ていあーんっ!! 二対二にしない?」

魔&ナ「え?」

ト「魔国騎士と、魔王がいるから、僕は勇者を誘って、二対二。魔国VSトアル国、みたいな?」

勇「え」

魔「そんな……」

ナ『それでいいんじゃないでしょうか!!』

魔「あれぇ!? 一位決める大会じゃなかったけ!? なんで最後でタッグ戦!?」

ナ『じゃぁ、三すくみ状態になりますかぁ!?』

魔「そ、それでもい、い、だろ……?」

勇「まてまてまてまて、私の意見とか聞いてくれないのか!?」

ト「王様からのお願い、聞いてくれないの?」

勇「うぐっ」

砂「お願いってか、脅迫よね……」

ナ『あれ? 帰ったんじゃなかったですか?』

砂「少し忘れ物して通りがかったんだけど……」

ト「どうなの?」スルー

勇「わ、分かりました……」

ト「ほら、勇者もこういってるし!」

魔&砂&ナ「……」

ナ『まぁ、何でもいいや! 魔王&騎CVS勇者&トアル王!!』

騎「えー、俺辞退しますからぁ、お二人でやってればいいと思いまーす」

ナ『なんで話がまとまりかえたときにそんなこと言うんですか!?』

騎「やる気でないんですぅー」

魔「この中だったら、たぶんお前が一番レベル高いぞ?」

勇「そういえば、トアル王は、レベル……」

ト「聞くの?」にこぉ

勇「いえ、すみません……」視線彷徨い

 ぷるるるるぷるるるる……!!

 電話です。

砂「ん? あ、盗賊ぅ?」

盗「そっちにトアル王いるでしょ!? 対戦相手誰!?」

砂「ハ? なんで?」

盗「いいから教えろちびピンクロリ!!」

砂「教えないわよ!?」

盗「教えてくださいスナイパー様!!」

砂「まったく……魔王と騎CVSトアル王&勇者」

盗「勇者か……」

砂「でも、騎Cが今ごねてるわよぉ。やる気ないからトアル王VS魔王でいいじゃーんって」

盗「魔王はなにげ世間体気にするからな……いいや、騎Cにかわって?」

砂「いいわよー。騎C、盗賊からー」

騎「え、とーぞくさん?」

盗「もしもし!?」

騎「どうしたのぉー?」

盗「トアル王ぼっこぼこにしてくれない!?」

騎「え……自分の国の王様、そんなこと言っていいの?」

盗「対戦だし! あいつ自分で責任とるらしいから、ぼろ布にしてくれてもいいぜこのやろー!!」

騎「え、えぇー?」

盗「後で僕もいけたら行くけどさ! いけないと困るからさ! とりあえず俺の恨みはたしてチョーダイ!! 仕事全部俺に押し付けやがってあのクソガキゃぁー!!」

騎「……バレンタイン本当に期待するよぉ?」

盗「こうなりゃ何でもこいよ! リクエストあんならかなえてあげるわよぉ!?」

騎「じゃぁ、今度遊んでぇ? その時いっぱい注文つけるからぁ♪」

盗「……遊び……」

騎「うん、一緒にゾクゾクしよぉ?」

盗「…………おっけ、いいよ、やってやんよー!!」

騎「よしきたぁ♪ 盗賊さんのために頑張ってあげるぅ♪」

盗「頼んだわよ!!」

 ぷつっ……

騎「さぁ、へーか! さっそく対戦しましょう!」←


 魔王&騎CVSトアル王&勇者

ト「勇者のために、“攻撃上昇”“防御上昇”“素早さ上昇”」

勇「あ、トアル王もこの魔法使えるんですね」

ト「何言ってんの? 魔法使える人は最初に習うくらいの初歩中の初歩だよ?」

勇「……」


魔「トアル王、後衛か?」

騎「俺トアル王もらいますんで、勇者よろしくお願いしまーす」

魔「え、ちょ、勝手に……!!」

騎「でもぉ、ほら、ちょうどいいじゃないですか? 魔王VS勇者で」

魔「……」

騎「暴走しないように暴走しないように暴走しないように……」

魔「お前、絶対殺したりすんなよ?」

騎「分かってますって。殺さない殺さない殺さない……」

魔(こいつとトアル王ぶつけてダイジョブか……?)

ナ『ちゃんと配慮をする魔王なのでした……』


ナ『では行きますよ?』

ト「勇者勇者」

勇「なんですか?」

ト「ごにょごにょごにょ……」

勇「え……そ、それは……!!」

ト「そしたら勝てる……きっと……!」

勇「え、えぇー……?」

ナ『そこ? 何こそこそ話してるんですか?』

ト「別に何でも~? 勇者、頑張ろうね? ね?」

勇「うぅ……はい……」

砂「また脅迫?」

ト「人聞き悪ーい」

ナ『では、改めまして、はじめー!!』

 ぽろん、ろんっ

ト「♪青い空と……」

騎「後衛倒すのって戦闘の基本だよね」肉薄

ト「邪魔!」

騎「してるんだから、当たり前!」

ト「勇者ごー!!」

勇「でやぁ!!」

 魔王に向かって走り出す勇者。

魔「お、いつもよりゃ速いな?」

勇「必殺バド切り!!」

ナ『魔王に向かってのバド切りは、あまり効果が……』

魔「ふはははは! ……俺の方がお前よりバド力高いことを忘れてはいまいな?」

ナ『はい、無駄な魔王フェイスはいりましたー』

勇「あ、忘れてた!!」

魔「……まじでか!!」

勇「こうなったらやるまで!!」

魔「よっしゃこい!!」

 ……

 ひゅっ、ばすっ!! ひゅひゅひゅ!! ひゅぱんっ

ナ『突如始まったバド対決!! こちらはスルーで行かせていただきたいと思います!!』

砂「もうこの展開固定よね……」

ナ『スナイパー、いつまでいるんです?』

砂「そんな邪魔者扱いしないでよ!!」

ナ『いえ、そういうつもりは……』

ト「あれぇ!? 攻撃強化意味なくない!?」

騎「素早さは効果あるかも、ねぇ!?」

ト「ちょ、僕の作戦無視!?」

騎「どんな作戦だったんですぅ?」

ト「勇者が女の子らしく、涙目で、きゃぁ! とか言ってくれれば隙できるかなぁって……」

騎「そこまで油断しないと思うけど……」

ト「そうだねぇ! で、いつまで僕らはこうして鬼ごっこ続けるのかなぁ!?」

 トアル王、騎Cの剣を避けつつ逃げまくる。

騎「だったら止まればいいと思いますぅ」

ト「止まったらやられちゃうじゃん!?」

騎「やられればいいと思いますぅ」

ト「ヤダよ!!」

騎「……あはっ、そんなに逃げられると、より追いかけてぶちのめしたくなりますぅ」

ト「ぶち……こわっ!!」ダッシュはやめ

騎「あ、まってくださーい」

ト「いろんな意味で待てない!!」

騎「甘いですよぉ? 本職の騎士なめないでくださいな?」

ト「え、うわっ!?」

 騎Cが剣の鞘をトアル王の足元めがけ投げつけ、それがからまり体勢を崩すトアル王。

騎「頭上注意?」

ト「ちっ!!」

 体を縮めて転げるように迫った剣を避ける。

騎「あぁ~?」

ト「無気力風なくせに無駄殺気!?」

 騎C、鞘を回収しつつ、また鬼ごっこ。

ト「♪足りない、たりないあたしのパーツっ。はぁ、目と鼻、はぁはぁ、大事な……」

ナ『トアル王、体力切れでしょうか? 息がはずんで詩がまとまらず!!』

ト「最近運動不足だったしなぁ……!!」

騎「こっちはまだまだ体力有り余ってますよぉ?」

ト「この、体力お化け!!」

騎「騎士だったらこれくらいは普通ですぅ」

ト「その体力と伸長と筋力よこせやぁ!!」

ナ『儚い系ですもんね……色白いし、小さいし、細いし、体力なさそう……』

騎「いや、だいぶ走ってるからねぇ?」

ナ『それもそうですか。でも、勇者よりもよっぽどないですよね?』

ト「勇者はレベル三でも勇者だよ!? アンナノと一緒にしないでよ!!」

勇「あんなのとはなんですかあんなのとは!!」

魔「隙あり!!」

勇「あまーい!!」

魔「なんだと!? 俺の渾身のスマッシュを!!」

勇「こっちはほぼ毎日練習してるんだ! デスクワークが多くて最近やってない魔王とは違うぞ!!」

魔&ト&騎&ナ「勇者としての訓練しろよ!!」

ト「そんなっ、こと……よりもっ!! はぁ、ちょっと、追いかけんのやめてよー!!」

騎「やめろと言われて、やめるやつなんて、ねぇ……?」

ナ『そうですけど、少し大人げないんじゃないですか? 騎C?』

騎「そうかなぁ? ま、そうかもね、小さい子に……」

ト「僕もう十七だよ!? 子ども扱いしないでちょうだい!!」

ナ『おや? ということは……スナイパー、トアル王、モーブ、勇者、と一年ずつきれいに階段ができますね!』

騎「それそんなに重要かなぁ?」

ト「体は十四よりも小さいらしいけど、それでももう子供じゃないからねっ」

騎「じゃぁ、手加減とかしなくても大丈夫ですよねぇ?」

ト「あ……いやいやいやいや!! それとこれとは、別もんだ、いぃっ!?」

 抗議しようと後ろを振り向いた瞬間に剣を振りかぶっている騎Cの姿。

騎「仕方ないですねぇ、じゃぁさっさと終わらせますか?」

ト「バッドエンドはやだぁ!!」

 横跳びで避ける、縄鏢を剣に絡めて引っ張る。

ト「これで……!!」

騎「んー?」

 ひょいっ

ト「え? わっ!?」

 鎖を軽く引っ張って、トアル王の方をすっ飛ばす騎C。

 どさっ、ごろごろごろ……どんっ

ト「っ!! ……たぁ……!!」

 ゆっくり息を吐き出しつつ、体を起こす。

騎「これでおしまいですよ? トアル王? それとももっとぼっこぼこにしますぅ?」

 剣を喉元にあて、剣の腹で顎を少し持ち上げる。

ト「わー、これもう負け認めるしかないじゃないか……」

 両手あげ。

騎「俺の勝ちですね」

魔「俺も勝ったぞー」

ト「え」

勇「……」

 倒れ伏す勇者。

ト「勇者ぁぁぁああああああああ!?」

魔「俺らの勝ちだな」

騎「はいぃ」

ナ『天下一の称号は、魔王&騎Cペアに!! おめでとうございます!!』勇者についてはスルー

魔「おぉー」棒読み

騎「はーい」棒読み

ナ『反応薄い二人が残ったのはナレーターとしては残念で仕方ありません!! 』

魔「おい」

砂「さて、行くか……」

ナ『結局最後までいたんですね……?』

砂「何か文句あるの?」

ナ『三回にもわたった天下一武闘会、これにて終幕!! 負けた人も勝った人も、皆さん、お疲れ様でーす!!』砂についてはスルー

砂「ちょっと?」

ナ『お疲れ様ですぅぅぅうううううううううううううううううううううう!!』


盗「……最終的に間に合わなかったし……トアル王、恨みますからぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!」フェードアウト

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