表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

まずは自己紹介から始めましょう。

世界樹の図書館の銀色の扉を開けると、そこには視界を埋め尽くすほどの本があった。


壁一面に色とりどりの本が並んでいる。


私はここが大好きです。

おっと、自己紹介がまだでしたね……。


ーーはじめまして、世界樹の図書館の館長をしています、クラウンと申します。


えっ、なぜ喋らないのかですか?


ーーそれは、ここが図書館だからですよ。


この図書館では会話はほとんど禁止ですから、基本的には念話(ねんわ)で会話をしていただくことになっているのです。


騒がしい来館者の方には個別指導(武力行使)を受けて頂いています。

まぁ、それでも抵抗される方には最終指導(消滅)されてもらうんですけどね。


でも、当然の結果だと思いません?

私の娯楽を取り上げるほうが愚かですよね?

にもかかわらず、更なる恩恵を受けようなんて傲慢なんですから。


ーーぶち殺したくなるんですよね。


挽き肉みたいに、ぐちゃぐちゃにしたら、悲劇という『物語』の糧として。


ーーきっと楽しい悲劇がまた(・・)生まれてくれる。


そうしたら、とっても愉快ですね。

生まれたての『物語』は何が起こるか分からないから、 一番楽しくて面白いんですよ。


あらら?

お客様が御来館されたようですから、失礼しますね。


新しい『物語』を入荷しましたら、追々連絡致しますので。




「愉快な『物語』の旅を。」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ