表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/84

2-4




「あ。やっと顔上げた」



驚いてよく見てみると、そこにはいかにも好青年って感じの、優しそうな男の人がいた。



かっこいい……。

じゃなくて!



「なんっ…で、あたしの…名前を…」



初めて会ったはずなのに、なんで名前を知っているの…。


……?


あれ…?


初めて…?



あたしは、奇妙な感覚に襲われた。



どうして…?


初めて会った気がしない……。



「あたし…あなたとどこかで会ったことありますか…?」



なぜ名前を知っていたのか、なんてことよりも、そっちの方が気になってしまった。



「会ったことがあるも何も…。

幼なじみの顔忘れたの?」



幼な…じみ…?


……


………。


……ダメだ。

ピンとこない。



「わかんないです…」


「……うわ、ショックー。

俺、顔見て一発でわかったのに。

まぁ仕方ないか…。

ほら、隣に住んでた隼人お兄さま。

覚えてるだろ?」



はやと…お兄ちゃん…。



ズキッ


痛っ…。


…頭痛が…する。



「え、なに?

ホントに忘れちゃったわけ?」


「…ごめんなさい……。

あたし、小学1年の時より前の記憶がなくて…」


「………え…」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ