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8-1




「うー…」


「うーうー言わない。

自分がしたことでしょ?」


「だって…堪えられなかったんだもん!」



あの現場を見て、約3週間。


あの日から、あたしは隼人さんと会ってない。


会ったら絶対泣いてしまうから。



「うじうじしないで、告っちゃえばいいじゃん。

その方がスッキリするでしょ?」


「無理だよ…。

傷つくのわかってんのに…。

だいたい沙柚が言うから…!」


「まーたあたしのせいにし出した。

あたしは悪くないからね。

いずれは通る道なんだから」


「……わかってる。

ごめんなさい…」



ただの八つ当たりだということを知っている沙柚は、何も言わずに頭を撫でてくれる。



「…でも、ハマキじゃダメなんでしょ?

だったら、砕けるとわかっていても当たってみるしかないよ」



そう。


濱野くんではダメだった。



隼人さんのことを諦めるため、濱野くんと出来るだけ関わろうとした。


知る努力をした。


でも、濱野くんのことを知れば知るほど、『何ていい友達なんだろう』としか思えなくなった。


そして先日、濱野くんから告白されたので、正式にお断りした。



「でもあたし…怖い…」






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