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2-1




「うっ…グズっ…うぅ…」



ここは、家の近くの公園。


そしてあたしがいるのは、公園のベンチ。



「亮……」



そこに座ってグズグズ泣くのは、高校2年になったばかりの松浦波瑠。16歳。



只今、彼氏とうまく行っておりません。


原因は、2人のすれ違い。



1年の半ばから付き合い始めた杉山(すぎやま)(りょう)


スポーツができて、誰にでも優しくて、かなり真面目。

顔もまあまあ。


誰もが羨ましがるような理想のヒトではあるけれど、一つだけ難点がある。



それは、優しくて真面目であるが故、人の頼みを断れないということ。



自身のサッカー部も忙しいくせに、頼まれたら他クラブの助っ人に出たり。


友達の代わりに課題をやったり。


ひどい時には、話したこともないクラスメイトの委員を代わってあげたり。



優しいといえば、それはそれで良いのかもしれないけれど、亮はあまりにも自分を犠牲にしすぎる。


といっても、亮が嫌でないならば、止めないでおこうと思ってた。




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