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7-1




「ごめん、波瑠!

許して!」



もうすぐ夏休み。


そんなある日の朝、学校に行くなり沙柚に謝られた。



「何のこと?」



そんなに悪いことしたの?と思いつつ、聞いてみる。



「実は、波瑠がアイツと別れたの…ハマキに言っちゃって…」



…へ?



「それだけ?」


「それだけ…」


「……なんだぁ。

もっと悪いことかと思ったぁ」



沙柚がもう、この世の終わりみたいな顔で謝るから、どれほど怖いことが待っているのかと思ったけど、大したことはなかった。



「なんだぁって…。

怒らないの…?」


「なんで怒るのよ。

濱野くんに話しただけなんでしょ?」


「いや…まぁ…、そうなんだけど…」



そう言う沙柚は、何だか煮え切らない様子。



「…波瑠がいいって言うならいいけど…。

面倒くさかったら無視していいからね?」


「…う、うん」



何のことか全くわからなかったけど、とりあえず返事をしておいた。



濱野くんに話したから…なに?


あたし一体、どうなるの…?



沙柚が席に帰ってから、急な不安に襲われた。






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