6-6
「隼人さん…?」
「なに?」
「ここ…どこですか…?」
「どこって…、俺のマンション」
どうしてこうなった。
数分間、何も言わずに歩いていた隼人さんは、何故か自分のマンションへと招待してくれた。
いろいろびっくり。
マンションに連れてこられたこともそうだけど、何より立派なマンションだったから。
絶対あたしじゃ住めない。
「…入りなよ、波瑠」
部屋まで案内され、大人しく入る。
部屋の中はとてもシンプルで落ち着いた。
ホントに、無駄なものが何もないって感じ。
見ると、リビング、キッチン、寝室、お風呂場と、すべて別々に分けられていて、まるで一軒家みたいだった。
すごっ…。
リビングに通され、ソファの端にちょこんと座る。
何か…このソファも高そう…。
汚さないようにしようと心に決め、回りを見る。
ゴミは全く落ちてないし、見た感じホコリもない。
綺麗好きなんだろうな…。
「はい、どうぞ」
ボーッとしていると、隼人さんがオレンジジュースを注いできてくれた。
「…ありがとう」
あたしは、オレンジジュースをちびちび飲みながら、再度辺りを見回す。
家具とかが高そうで、すごい所に住んでるんだなって、つくづく思った。
祝50ページです(≧▽≦)
こんな小説を読んでくださりありがとうございます!!
まだまだ頑張りますね♪




