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5-7




しばらく無言のまま歩くあたしたち。



さっきの隼人さん…、ちょっと怖かったな…。


まるで、知らないヒトみたいだった…。



「……あの、隼人さん。

さっきは助けてくれて、ありがとうございました」



小さめの声でお礼を言うと、隼人さんが振り返った。



その顔は、あたしの大好きな笑顔で、



「行こ?波瑠」



いつもの隼人さんだった。



「…うん!」






それから、隼人さんとたくさんのクラスを回った。



迷路で迷いかけて泣きそうになったあたしの目の前で、道を隔ててあるダンボールを蹴飛ばしてゴールしたり…


お化け屋敷であたしを脅かしてきたお化け(そのクラスの人)の顔面を、容赦なく握りつぶそうとしたり…。



正直、一緒にいてこっちが恥ずかしくなるようなことばかりしてたけど、良くも悪くも隼人さんのおかげで、あたしの涙は簡単に吹き飛んでいった。



ただ、屋台を回っていた時に、隼人さんが甘いもの好きということがわかってついニヤニヤしてしまったのを、「気持ち悪い」と言われたのはショックだった。






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