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1-1




あたしの家の隣には、とっても優しいお兄ちゃんが

住んでいた。




「はる!そうた!海行こうぜ、海!」



小学1年生の夏、隣の家のお兄ちゃんに誘われる。



あたしの名前は松浦(まつうら)波瑠(はる)


2つ上のお兄ちゃんは爽太(そうた)


そして、隣のお兄ちゃんは、お兄ちゃんと同い年の神崎(かんざき)隼人(はやと)



「海?今から行くのか?」


「そう」


「お前…、さっきあれだけ走ってまだ歩けるのか…」


「ぜんぜんへいきだね」


「はる…まだ歩けるか?」



お兄ちゃんの言葉に、あたしは首を振る。



「はる…もうあるけない…」



男の子のお兄ちゃんたちとは違って、あたしはもう

くたくただった。



「…ほら、はるがむりだって。

どうすんだ?はやと」


「………」



隼人お兄ちゃんはしばらく考えて、そして思いついたように手をポンと叩いた。





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