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4-2




公園に着くと、まだ隼人さんは来てなかった。


待ち合わせしてるわけじゃないし、当たり前なんだけど。



どうしよう。


亮になんて言えばいいのかな。


今の状況は辛いけど、亮が嫌いなわけじゃないし…。


でも、このままじゃいけない…。


どうしようどうしよう……!



いつもだったらベンチに座って待ってるけど、今日はどうも落ち着かず、立ってウロチョロしていた。



ウロウロウロウロ…


ウロウロウロウロ…



「怖いよ波瑠。

挙動不審なんですけど」



声が聞こえてバッと顔をあげると、入り口にはコンビニ袋を持った隼人さん。



「隼人さん!!」



あたしは真っ直ぐ隼人さんに向かい、ガバッと抱きつく。



「おわっ。

…どうしたの、波瑠」


「………」



隼人さんの顔を見ると、安心して涙がでそうになる。



「……よしよし。

お兄さんが話を聞いてあげるから、その泣きそうな顔をやめなさい」



あたしは零れかけた涙を早めに拭って、隼人さんとベンチに行った。






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