表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/84

2-5




過去に何があったのかはわからない。


でも、きっと…忘れたくなるほど悲しい出来事があったんだと思う。


だって、頭に怪我とかしてるわけじゃないし。



なくなった記憶について、お母さんやお兄ちゃんに聞いたことがある。



お兄ちゃんは「知らない。俺も覚えてない」と言って、話したくないというオーラを作っていた。


お母さんは「思い出さない方がいいかもね」と言って、教えてくれなかった。



気にはなるけど、2人がそこまで言うなら知らない方がいいのかも…と、追求することを諦めた。


実際、記憶がないと言っても小さい頃のことだけだから、問題はなかった。



…まさか、こんなところで幼なじみに再会するなんて。




「…ふーん。

ま、俺のことはいいや。

……で、波瑠。

なんでさっき泣いてたの?」



え…、それ、話さなきゃいけないんですか?



「それは……」



あたしにとってこの人……隼人さんは、今日初めて会った人。


そんな人に、自分の恋愛事情を聞いてもらうなんて……いろいろ無理。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ