ギルドバトルー覚醒ー
覚醒…
機体の中でレオンが叫ぶ
「動け、動けよぉぉぉ!」
レオンの言葉に反応したかのように機体の胸部コアが、ジャマーの波形に抗うように脈打つ…
青白かった粒子が、徐々に血のような深紅に変わっていく。
神経接続深度が限界を突破し
「レッドポイント」
強制的に起動した。
コックピット内で、レオンの視界が真っ赤に焼け付く。
警告音が耳をつんざくが、もう聞こえない。
代わりに、頭の中に直接響く声――機体の声とも、虚空の囁きともつかない、低い咆哮。
**「……飢えている」**
HUDが崩壊し、代わりに赤い粒子がコックピット全体を満たす。
レオンの瞳も、同じ赤に染まる。
彼はもう、操縦桿を握っていない。
握っているのは、虚空そのもの。
XRX-03の目が、深紅に輝く。
停止していた両脚が、ゆっくりと立ち上がる。
背部から異常な量の赤い粒子が噴出。
装甲の隙間から血のような光が漏れ出す。
敵のアイアン・ヴァルキリー6機が、凍りついた。
「なんだ……あれは……!?」
ブラッド・クロウの通信がパニックに陥る。
「ジャマー効いてるはずだ! なぜ動く!?」
XRX-03が動いた。
一歩。
ただの一歩で、坑道の地面が砕け、衝撃波が広がる。
次の瞬間、機体は残像を残して跳躍。
右手のアサルトライフルはもう必要ない。
左手のヴォイド・リーパーが、自動展開。
だが、今のそれはプラズマの刃ではない。
赤く燃える、虚空を切り裂く「何か」――分子分解を超えた、存在そのものを削り取る赤い爪。
――シュパァァァァン!!
最初のヴァルキリーに触れた瞬間、機体が音もなく「消えた」。
装甲も、コアも、パイロットも。
粒子どころか、質量そのものが虚空に吸い込まれるように消滅。
残ったのは、空間にぽっかり空いた穴と、歪んだ空気の残響だけ。
敵が悲鳴を上げる。
「逃げろ! あれはもう人間の機体じゃねえ!」
だが、遅い。
XRX-03は旋回し、赤い軌跡を残して群れに突っ込む。
左手が横薙ぎに振るわれ、2機が同時に消滅。
右肩のレクイエムが、チャージなしで自動発射。
赤く変色したプラズマ弾が、坑道を貫き、残りの3機を一掃。
爆炎が上がる前に、機体はすでに次の標的へ。
ハイエナ・ジャマーを背負った特殊機が、慌てて後退する。
「ジャマー出力を最大に! 止まれ! 止まれぇ!」
だが、XRX-03の赤い目が、その機体を捉えた。
機体が低く唸る。
まるで、獲物を前にした獣のように。
ネメシアが爆発的に噴射。
赤い粒子が渦を巻き、XRX-03は音速を超える速度で突進。
左手がジャマーのコアに突き刺さる。
――グシャァァァ!
ジャマー装置が、赤い爪に貫かれ、内部から爆発。
高エネルギー波形が逆流し、装置自体が分子レベルで分解される。
特殊機のパイロットが最後に叫んだ声は、途中で途切れた。
坑道に静寂が戻る。
敵の残存機は全滅。
地面には、消滅した機体の痕跡すら残っていない。ただ、赤い粒子の残滓がゆっくりと舞っているだけ。
XRX-03は、ゆっくりと膝をついた。
赤い目が、徐々に青に戻り始める。
コックピット内で、レオンが激しく息を吐く。
全身が汗でびっしょり。
神経ポートから血が滲み、視界が揺れる。
「……レッドポイント……解除」
機体のシステムが、強制的に通常モードへ戻る。
HUDが再起動し、警告が洪水のように流れる。
**暴走モード「レッドポイント」 強制終了**
**機体損傷率:67%**
**神経フィードバック:致命レベル**
**パイロット生存率:推定42%**
通信回線がようやく繋がる。
カイの声が震えていた。
「隊長……!? 生きてますか!?」
ガイルが吼える。
「何だ今の……!? あれは……XRX-03じゃなかった……!」
セラの冷静だが、わずかに震えた声。
「……ポイントB、確保。
敵残存ゼロ。
……隊長、撤退を推奨する」
レオンは、かすれた声で答えた。
「……まだ……終わってない。
ポイントCへ……行くぞ」
XRX-03が、ゆっくり立ち上がる。
赤い粒子が完全に消え、青白い光に戻った。
だが、機体の左腕――ヴォイド・リーパーの爪先には、
今も微かに、赤い残光が残っていた。
正式名称:レッドポイント(Red Point)
発生条件
神経接続深度が通常の限界(通常100%前後)を大幅に超える。
機体のリアクター(ネメシア、など)が過負荷状態。
パイロットの精神・身体が極限まで追い込まれ、通常の制御が不可能になる。
発生時の現象
機体の目が深紅に輝く(通常は青白い)。
コアから赤い粒子が噴出、装甲の隙間から血のように漏れ出す。
機体が自動的に動き出す(パイロットの意志を超えた暴走)。
パイロットの視界が赤く焼け付き、神経ポートから「虚空の痛み」が爆発的に増幅。
機体全体が「飢え」を持った獣のように振る舞う(低く唸る音、獲物を求めるような動き)。
性能・効果
戦闘能力の爆発的向上
出力が通常の2〜3倍以上に跳ね上がる(描写では残像が見えるほど、分子分解級の攻撃)。
ヴォイド・リーパーなどの武装が赤く変色し、質量そのものを虚空に吸い込むような切断力に進化。
敵機を「消滅」させる(装甲・コア・パイロットごと粒子レベルで分解)。
通常のジャマーやバリアを無視して突破可能(ハイエナ・ジャマーMk-Ⅱを逆流爆破)。
代償・リスク
パイロットの神経系に致命的なフィードバック(痛み、幻覚、意識喪失)。
長時間持続すると永久損傷(意識不明、肉体変質、人間性の喪失)。
解除後も後遺症が残る(虚空の痛み、紫の残像)。
最悪の場合、パイロットが「機体の一部」になってしまう。
あたらためて恐ろしい機能だな!←追加したのお前
要するにト◯ンザムの超リスクあるバージョンって感じね。これレオン大丈夫かな




