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XRX-03:灰色の咆哮  作者: 装機伊織
第1期
7/14

ギルドバトルー覚醒ー

覚醒…

機体の中でレオンが叫ぶ

「動け、動けよぉぉぉ!」


レオンの言葉に反応したかのように機体の胸部コアが、ジャマーの波形に抗うように脈打つ…

青白かった粒子が、徐々に血のような深紅に変わっていく。

神経接続深度が限界を突破し


「レッドポイント」


強制的に起動した。


コックピット内で、レオンの視界が真っ赤に焼け付く。

警告音が耳をつんざくが、もう聞こえない。

代わりに、頭の中に直接響く声――機体の声とも、虚空の囁きともつかない、低い咆哮。


**「……飢えている」**


HUDが崩壊し、代わりに赤い粒子がコックピット全体を満たす。

レオンの瞳も、同じ赤に染まる。

彼はもう、操縦桿を握っていない。

握っているのは、虚空そのもの。


XRX-03の目が、深紅に輝く。

停止していた両脚が、ゆっくりと立ち上がる。

背部から異常な量の赤い粒子が噴出。

装甲の隙間から血のような光が漏れ出す。


敵のアイアン・ヴァルキリー6機が、凍りついた。


「なんだ……あれは……!?」


ブラッド・クロウの通信がパニックに陥る。

「ジャマー効いてるはずだ! なぜ動く!?」


XRX-03が動いた。


一歩。

ただの一歩で、坑道の地面が砕け、衝撃波が広がる。

次の瞬間、機体は残像を残して跳躍。

右手のアサルトライフルはもう必要ない。

左手のヴォイド・リーパーが、自動展開。

だが、今のそれはプラズマの刃ではない。

赤く燃える、虚空を切り裂く「何か」――分子分解を超えた、存在そのものを削り取る赤い爪。


――シュパァァァァン!!


最初のヴァルキリーに触れた瞬間、機体が音もなく「消えた」。

装甲も、コアも、パイロットも。

粒子どころか、質量そのものが虚空に吸い込まれるように消滅。

残ったのは、空間にぽっかり空いた穴と、歪んだ空気の残響だけ。


敵が悲鳴を上げる。

「逃げろ! あれはもう人間の機体じゃねえ!」


だが、遅い。


XRX-03は旋回し、赤い軌跡を残して群れに突っ込む。

左手が横薙ぎに振るわれ、2機が同時に消滅。

右肩のレクイエムが、チャージなしで自動発射。

赤く変色したプラズマ弾が、坑道を貫き、残りの3機を一掃。

爆炎が上がる前に、機体はすでに次の標的へ。


ハイエナ・ジャマーを背負った特殊機が、慌てて後退する。

「ジャマー出力を最大に! 止まれ! 止まれぇ!」


だが、XRX-03の赤い目が、その機体を捉えた。


機体が低く唸る。

まるで、獲物を前にした獣のように。


ネメシアが爆発的に噴射。

赤い粒子が渦を巻き、XRX-03は音速を超える速度で突進。

左手がジャマーのコアに突き刺さる。


――グシャァァァ!


ジャマー装置が、赤い爪に貫かれ、内部から爆発。

高エネルギー波形が逆流し、装置自体が分子レベルで分解される。

特殊機のパイロットが最後に叫んだ声は、途中で途切れた。


坑道に静寂が戻る。

敵の残存機は全滅。

地面には、消滅した機体の痕跡すら残っていない。ただ、赤い粒子の残滓がゆっくりと舞っているだけ。


XRX-03は、ゆっくりと膝をついた。

赤い目が、徐々に青に戻り始める。

コックピット内で、レオンが激しく息を吐く。

全身が汗でびっしょり。

神経ポートから血が滲み、視界が揺れる。


「……レッドポイント……解除」


機体のシステムが、強制的に通常モードへ戻る。

HUDが再起動し、警告が洪水のように流れる。


**暴走モード「レッドポイント」 強制終了**

**機体損傷率:67%**

**神経フィードバック:致命レベル**

**パイロット生存率:推定42%**


通信回線がようやく繋がる。

カイの声が震えていた。

「隊長……!? 生きてますか!?」


ガイルが吼える。

「何だ今の……!? あれは……XRX-03じゃなかった……!」


セラの冷静だが、わずかに震えた声。

「……ポイントB、確保。

敵残存ゼロ。

……隊長、撤退を推奨する」


レオンは、かすれた声で答えた。


「……まだ……終わってない。

ポイントCへ……行くぞ」


XRX-03が、ゆっくり立ち上がる。

赤い粒子が完全に消え、青白い光に戻った。

だが、機体の左腕――ヴォイド・リーパーの爪先には、

今も微かに、赤い残光が残っていた。

正式名称:レッドポイント(Red Point)

発生条件

神経接続深度が通常の限界(通常100%前後)を大幅に超える。

機体のリアクター(ネメシア、など)が過負荷状態。

パイロットの精神・身体が極限まで追い込まれ、通常の制御が不可能になる。

発生時の現象

機体のメインカメラが深紅に輝く(通常は青白い)。

コアから赤い粒子が噴出、装甲の隙間から血のように漏れ出す。

機体が自動的に動き出す(パイロットの意志を超えた暴走)。

パイロットの視界が赤く焼け付き、神経ポートから「虚空の痛み」が爆発的に増幅。

機体全体が「飢え」を持った獣のように振る舞う(低く唸る音、獲物を求めるような動き)。

性能・効果

戦闘能力の爆発的向上

出力が通常の2〜3倍以上に跳ね上がる(描写では残像が見えるほど、分子分解級の攻撃)。

ヴォイド・リーパーなどの武装が赤く変色し、質量そのものを虚空に吸い込むような切断力に進化。

敵機を「消滅」させる(装甲・コア・パイロットごと粒子レベルで分解)。

通常のジャマーやバリアを無視して突破可能(ハイエナ・ジャマーMk-Ⅱを逆流爆破)。

代償・リスク

パイロットの神経系に致命的なフィードバック(痛み、幻覚、意識喪失)。

長時間持続すると永久損傷(意識不明、肉体変質、人間性の喪失)。

解除後も後遺症が残る(虚空の痛み、紫の残像)。

最悪の場合、パイロットが「機体の一部」になってしまう。


あたらためて恐ろしい機能だな!←追加したのお前

要するにト◯ンザムの超リスクあるバージョンって感じね。これレオン大丈夫かな

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