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XRX-03:灰色の咆哮  作者: 装機伊織
第1期
3/18

新装備

左手装備のテストシーン

ガイルの提案で、倉庫の奥に眠っていた「使われてないピーキーな試作武器」を改造して装着。

性能は高リスク・ハイリターンで、制御が難しいため過去に封印されていたものを、レオン専用にカスタムしたものを使います


ハンガーの奥、埃をかぶったコンテナが開けられた。


中から現れたのは、黒く光沢を帯びた3本爪のクローアーム。

爪の縁には青白いプラズマの粒子が微かに揺らめ、触れるだけで空気が歪むような異様な存在感を放っている。


ガイルが満足げに腕を組んで話した。

「これだよ、隊長。『ヴォイド・リーパー』。

昔、企業が『究極の近接決戦兵器』って大口叩いて作ったけど、テストパイロットが3人連続で神経焼かれて廃人になったから封印された逸品さ。

俺がネメシアの粒子制御回路を流用して、出力カーブをマイルドにした。……まあ、マイルドっつってもまだピーキーだけどな」


レオンは無言で左腕のマウントポイントに近づき、クローをドッキングさせた。

カチッ、という重い音とともに、接続が完了。

HUDに新しい武装アイコンが点灯する。


武装:ヴォイド・リーパー

ダメージ:分子分解級(装甲貫通特化)

射程:近接(有効距離1.5m以内)

消費エネルギー:バースト時150%増加

リスク:連続使用3秒超でオーバーヒート警告 / 5秒超で神経フィードバック発生(痛み・幻覚)


リナがデータパッドを睨みながら言った。

「これ、隊長の神経接続深度が深いからこそ使えるけど……本当に大丈夫?

ログ見たら、過去のテストで『虚空に落ちる』って叫びながら機体から降りてきたパイロットがいたわよ」


レオンは小さく息を吐き、コックピットに戻った。

「テストする。……ここで、どれだけ俺を殺せるか」


機体が起動。

XRX-03の左腕がゆっくりと展開し、ヴォイド・リーパーが開く。

3本の爪が青白いプラズマの刃を形成し、周囲の空気を震わせる。


低く、唸るような粒子音がハンガーに響いた。


テストターゲットとして、ハンガーの端に置かれた旧型ハウンドの残骸が選ばれた。

レオンは機体を歩かせ、間合いを詰める。


「いくぞ」


左腕を振り抜く。

――シュパァァン!


音が遅れて届く。

プラズマ刃が残骸に触れた瞬間、金属が音もなく蒸発し、分子レベルの粒子となって散った。

切断面は鏡のように滑らかで、熱すらほとんど残っていない。


一同が息を飲む中、レオンはさらに連続で斬撃を加えた。

2撃目、3撃目……爪が虚空を切り裂くたび、青白い残光が尾を引く。


だが、4撃目で異変が起きた。


コックピット内で、レオンの視界が一瞬歪む。

神経ポートから、冷たい痛みが流れ込む。

まるで、無限の闇に落ちていくような感覚――「虚空の痛み」。


HUDに警告が点滅。

神経フィードバック:レベル2

継続使用を非推奨


レオンは歯を食いしばり、左腕を強引に収納させた。

機体がわずかに震え、ネメシアの排気が乱れる。


「……使える。だが、俺の限界を試す武器だな」


ガイルが興奮気味に近づく。

「どうだった? 出力は予定通り120%オーバーだけど、フィードバックは抑えられたはず……」


レオンはコックピットから降り、額の汗を拭った。

「抑えきれてない。……でも、ブラッド・クロウの重量級が密集してきたら、これで切り抜けられる。

地下の狭い通路で、近接戦に持ち込めば……悪夢になる」


セラが静かに頷く。

「左手が埋まったね。XRX-03、完成形に近づいた」


カイが目を輝かせる。

「隊長、カッコよすぎです! 次は俺の機体にも何か……」


リナがため息をつきながら笑った。

「まずは生き残ってからね。

ギルドバトルまであと48時間。

隊長は……少し休みなさい。虚空に落ちないように」


ガイルが心配そうに言う

「ヴォイド・リーパーの調整は俺に任せておけ」


レオンは小さく頷き、機体を見上げた。

XRX-03の左腕は、今や静かに収納されている。


だが、その爪の先には、まだ青白い粒子が微かに残っていた。

武器:「ヴォイド・リーパー」(Void Reaper)

元は企業連合の極秘プロジェクトで開発された試作型プラズマ・エッジ・クロー。

コンセプトは「虚空すら切り裂く」――高密度の粒子プラズマを刃状に凝縮し、接触した物質を分子レベルで蒸発・切断する近接武装。

ただし、出力が不安定でオーバーヒート率が高く、連続使用で機体全体の神経接続にフィードバックダメージを与える「ピーキー」さから、実戦投入前に棚ざらしになっていた。

ガイルが改造したポイント:

出力上限をXRX-03のネメシアと同期させてバースト制御可能に。

左手アームに直接ドッキングする形で装着(折り畳み式で非使用時は収納)。

トリガーはレオンの神経信号専用にチューニング → 通常のクローより反応速度が2倍以上。

代償:使用中は機体の冷却効率が30%低下。長時間使うとレオンの神経に「虚空の痛み」と呼ばれる幻覚ダメー

ジが入る。


ピーキーで威力ツヨツヨのロマン武器いいですよねぇ

これからはレオンに少し苦しんでもらおうかなと

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