三重県高丘平団地・記録1
始めまして!!
しがない高2です✌︎( ˙-˙ )✌︎
初めてモキュメンタリー風。。ホラーを書き出してます
投稿は
・水曜日PM21:00
・東洋出版監修
・記者(佐藤 真司)
※今後の活動は皆様方の
自己責任での、閲覧をお願いします。※
自分は自社の人気特集
「地元密着!!地元に住んで分かる!!」の取材のため、
三重の端っこにある高丘平団地の一室に
引っ越してきた。
古びたコンクリートの建物は、どこか昭和の風情を
残していて、懐かしくも少し寂しげだった。
「ここでは何か面白い話が聞けるかもしれない──」
期待と少しの緊張を胸に、
段ボールを抱えて廊下を歩く。
すると、隣の部屋の扉が開き、
背の低いおばちゃんが顔を出した。
「あら……引っ越してきたのね」
笑顔は柔らかい。でも、
どこか含みのある視線を感じる。
「はい、今日からここに住むことになりました。あの…記事の取材で……」
僕がそう答えると、おばちゃんは軽く首をかしげ、
声を低くした。
「あそこの部屋……あら……いろいろあるのよ……」
その一言に、背筋がゾクリとした。
ただの挨拶のつもりだろうか、それとも、
何か知っているのだろうか。
おばちゃんは微笑みを残して扉を閉めた。
廊下に響くカチャン、という鍵を閉める音が、
妙に重く感じられた。
その夜、部屋で取材の準備をしていると、
廊下の奥から規則正しい足音が聞こえてきた。
「…トコ、トコ…」
誰もいないはずの廊下。取材の準備をしていた
スマホを握りしめ、
録画ボタンを押す。部屋を出て、
カメラを非常階段の方に向けてすぐのこと…
電灯がチカチカと瞬き、影がゆらりと揺れる。
「……誰かいるのか?」
返事はない。ただ、低く冷たい笑い声が、どこからともなく聞こえた。
部屋に戻り、ベッドに座り込む。
手のひらが汗で濡れていた。
「今日、何が起きたんだ…」
怖いのに、確かめたい──
その矛盾した気持ちが、僕を団地の廊下へ引き戻すのを、まだ知らなかった。
(主人公)
・佐藤 真司
東洋出版の新米記者。
地域密着取材の為、一時、団地に引っ越し
その地域の利点やデメリットを調べると言う企画をしている。
・東洋出版
書籍・雑誌出版、デジタルメディア展開(小説・都市伝説・地域密着リポートなど多岐に渡る。
・おばあちゃん
田中 ▲澄江・享年98✖✖●✖サ■飛び■降り自?■