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アメリアVSレリウス

 次の試合へ! アメリア vs レリウス!


すごいものを視たわね、でも同じ魔導を目指すものとして負けられないわ。

ーーと指名されるまでもなくアメリア構えに進み出る。

 シャーロットはへなへなと崩れ落ちたまま立ち上がり、何事か呟くとすぐにその場から離れ隣へと戻

ってきた。

「えへへ、まけちゃった、でもあの変態馬鹿兄、絶対いつかぎゃふんと言わせてやるんだから!と意気込んだ!? さーてアメリア様はどうやられるのかな? とを言い放つ」

「せいぜいそこで吠えてなさいシャーロットとヤジを飛ばすアメリア。

 さてどうするしかしらね、と唇をなめるアメリア。


「ふむ次が本番かな? アメリア君が負けたら僕の研究材料にならない?」

「死んでもお断りよ、馬に蹴られて死ねーー!」

「おーこわいこわい、これだから女の子は嫌なんだ。もっと慎みを持たないとね……」

『好戦的な女性の扱いに困る。 研究対象にしたいけど、普通に戦えば勝てるとは思ってない』

 さてここからが本番だと、ポケットから両手を出すレリウス、それに先手必勝と、魔力を込め始めるアメリア、ややロケットスタート君に始まる試合。


「ーー始めーー!」


 開戦と同時に、いつも通りの定石とばかりボルケーノを放つ、アメリアーー

だめだね、それじゃ僕は倒せない。余裕顔で一歩も動かずに、逆位相を発生させるレリウス「もうその手は視てるのよ、当たって黒焦げになりなさい」

アメリアは言い放つ。

レリウスはボルケーノを打ち消そうと逆位相を発動するが、その"発動ポイント"こそがアメリアの狙いだった。

逆位相の効果が現れる瞬間、その"波長"に干渉して魔力を反転させた。


ーーと言った矢先逆位相を込めた、瞬間アメリアもその位相に返すように魔力を込める。

『……マズい、これ、僕が消し損ねた? おっと、これは思ったよりヤバイぞ?』

 手の平から放った。 ボルケーノだけが残る結果ーー! レリウスは一気に回避運動に入る。

 だが、範囲だけなら最も大きい中級魔法だ。 すんでの所でなんとかかわす、コートを焦がしながら、やれやれ淑女としての手加減がないよね? お姉様?」 と皮肉たっぷりに言い返す。

「今のでダメージがそこそこ会ったわよね、体力既に1/3程度まで減ってるとみたわ、次一発当てれば貴方みたいなもやし男は倒せるわよーー!」

「怖いねえ、これだから、女の子は、とぼやくレリウスは、さて次はこちらからかな」と言った。

「さて僕が得意とするのは闇魔法の極地、お見せしようご観覧あれ!

瞬間ーー夜の帳が墜ちるフィールドが闇に変わる。

 地形魔法だが、余分な一手だ。何の布石だか分からないが、その間にもアメリア発議の魔力をこねている。

 私もやってみたかったの複合魔法ーー光と炎、ライトニング・ボルケーノ炎が噴火するように上から降り注ぐとその中に幾筋かの光の雨、合成範囲魔法だ。

 直情的なシャーロットとはまた違ったアプローチだった。

半分中級魔法か、ほぼ上級クラスだね。さあどうしようかな? でも光魔法でいいのかな闇が得意なんだよ僕は? と、笑うレリウスーー!?

シャドウ・バインドと唱えるレリウス。


 闇のフィールド内にいるものを"影"で縛り、動きを制限する設置魔法だった。アメリアが足を取られ困惑するが、それを意にも介さすライトニング・ボルケーノをノータイムでは鳴った。


 その輝きであれば、シャドウバインドは通常なら消滅するはずだったが、夜の帳を受けて強化された深い闇は泥のようにアメリアに巻き付いて消えない。

[虚無の螺旋 (ヴォイド・スパイラル)]

「夜の帳」内に、小規模な"魔力のブラックホール"を発生させる。

 魔法を吸収・変質させる特性があり、アメリアの光魔法を"捻じ曲げる" 効果がある。

 同時に動けないアメリアを無視して、闇魔法、エクトプラズムペインを六連射した。

 溜まらず動き出そうとするアメリア、ルミナスダンス・ステップスルー!

 光を帯びた足がヴォイドスパイラルを照らす光が闇を払う、羽のように舞った。

 もらった、追撃とばかりに言って残していた。 アメリアが急接近、ボルケーノを二連射した。

「あちゃーこれはあたったらおしまいだね、光魔法に二連射とはまあ、やるね!?」

とにやりと笑い移送を発生させて一発を解除、同時にもう一発をさっきの焼き直しよそれはとアメリアーー逆位相を更に発生させる。


 あららーーだけどね、こうもできるんだよね? ヴォイド・スパイラルはまだその場に残っており消されていない。

 ならばその効果を言っても書けずに増幅する。一気に大きくなるブラックホール。

「……すごい……。この闇のフィールド、まるで"戦場ごと支配している"みたい……」

ソフィアは感嘆する。

「ええ!? 何それ!? じゃあどうやったら勝てるのよ!?」 突っ込むシャーロット

「ううん……"フィールドそのものを壊す" しか、ない……?」


残念、本命はこっちだったりして、ちろと舌を出しながら、あかんべーを決めたレリウス。

吸い込まれるのに必死に抵抗する。

 アメリアはとにかくルミナスダンスの出力を上げるが?

「ここだね、ここで積みだよ、エクトプラズムペイン一斉者ーーかつてエキドナが行ったのとは質量が違うが、先ほどはなったペインがまだ残っていたらしく空中で軌道を変えたのと、レリウス自らが追加した分が一斉にアメリアめがけて殺到する。

まさにガトリングのような攻撃にアメリアは、避けきれなくなり、なんとか魔力で防いだが、大技がつづきすぎたため、収束が弱まった。

その一瞬をレリウスが見逃すはずがない。

状況的に苦しいアメリアはなんとかボルケーノを作り出す、本来の3分の2ぐらいの火力だが、純粋な魔力量ではアメリアはは随一だ。彼女を超える馬鹿魔力などそうそうないーー!

「……さて、そろそろ詰めにしようか?」

レリウスは微かに口角を上げ、宙を見つめた。

そこには、既に配置された"闇の羽"が幾重にも漂っていた。

(布石は整った……あとは導くだけだ)

「ふう、そろそろ本気を出さなきゃいけないかと思ったよ……でも、まだその必要はなかったみたいだね。」


チェックメイトだね、お姫様、ブラック・スワンーー!

彼が詠唱した瞬間ーーあたりに黒い羽毛が舞い始めた、闇の中から舞い散る黒い羽毛……

それがアメリアの魔法を更に散らしていく……

ブラック・スワンの発動時に、闇の羽根が辺りに舞い落ち、空気が沈むような「圧倒的な魔法の威圧感」を演出する。

アメリアが一瞬、足を取られ、ルミナスダンスでカウンターしようとするも、闇の羽根が光を吸収し、魔法の威力を弱めてしまう。 夜の帳が想像以上に効果を左右している。こういアメリア「……せめて、これだけでも……!」

小さな光球が、微かな希望のように揺れながら舞う。

だが、レリウスが指を鳴らすと——まるで最初から存在しなかったかのように霧散した。

最後に彼女が撃つのは、戦いの中で最も小さな魔法だった。

「……アメリアが、あんな小さな魔法を……」

「嘘でしょ、だってアメリアよ? もっとバカみたいにド派手にやるはずじゃ……」


ルミナ・基本的に派手な火の魔法を好む彼女が選ぶのはファイアーだとおもっていたけど、光属性魔法、おそらくは、少しでもブラックスワンに抗うための言って。ルミナリアなどの中級光魔法を収束させる筈の一手だ。


小さな光球がふわりと漂い、レリウスの胸元に届く。

だが——

「……灯火を消そうか。」

レリウスが指を鳴らすと、光は何の抵抗もなく霧散した。

こう戦い方もあるのかとソフィアは思った。

「……これで終わりかい?」

「っ……!」

「……いや、違うな。」

「え?」

「"もう立てない"。それが本当の終わりさ。」

へたり込むアメリア、そこに黒い翼が羽ばたく、ブラックスワン白鳥でこそありながら、闇の象として舞い降りる漆黒の天使

「僕はあらかじめこの魔法を用意していたのさ、君が最後の言って打てたとしても、ブラックスワンは、大概の魔法を妨害できるからね。 惜しいところだったね。 後一手・ボルケーノ以上の魔法が使えれば君は勝てていたかもしれないね。 とくすりと笑った。



そのまま闇の翼がアメリアを包み込み、舞い降りた黒い白鳥は羽ばたきボルケーノと一瞬拮抗するが、威力の差、わずかにその羽ばたきがアメリアーー彼女を吹き飛ばす——。


 闇の白鳥が奔り、アメリアを吹き飛ばした。

 勝負がついた。「勝負ありーー!」ふうあぶないところだったと、危なげなくも言うレリウス。

「……っ、こんな戦い方、卑怯よ!」

「戦いに"正しさ"なんて関係ないさ。勝ちたければ、もっと"考え"なよ?」

「ぐぬぬ……! いつか、絶対にぶっ飛ばしてやるんだから……!」


「あーあ、アメリアまでやられちゃった。ちょっとは溜飲が下がるけど……やっぱりムカつくわね」


「私が負ける? ありえない……! こんなの、絶対に認めないんだから!」

「彼が普通の魔術師だったら、私が負けるはずがなかったのよ」

「一日中魔術に浸かって、狂気に囚われたように、研究だけをしているような人間じゃなければ……私は圧勝していたわ」

「……でも、そんな"普通の魔術師"なんて、最初からいなかったのね」

「くそっ、次は負けないわよ……絶対に!」

「……私は正規ヒロインで天才なのよ。負けるはずがない……負けるはずが……でも……」

「君がどれだけ魔法を研ぎ澄ませても……僕の方が一枚上手だったってことさ」

「才能か努力か……そんな議論には興味ないよ。勝つために最適な手を選ぶ、それだけさ」


「負けて悔しがるアメリアを観戦していたヴィクトルは彼女の中にまぶしい過ぎ去った過去

 を視ていた。 幼なじみアメリア、数年間彼女が離宮をに滞在していた際に、毎日のように遊んだ少女。

 間違いなく初恋だったが、彼女の天才故にオレは惚れていたのだろうか?

 彼女は同年齢でありながら、常に頭の回転が速く、天才王子と褒められていたヴィクトル異常に頭も回り、秀逸な才能をヴィクトルに見せつけていった。


 彼女はまぶしかったのだ。 ヴィクトルは常に努力して、その歩調を合わせて居たが、アメリアはそ知らぬ顔で一歩先を行く。


「アメリアはいつだって先を行く存在だった。追いつきたくて、必死に努力していたが……彼女は、そんなことを意にも介さず、さらに先へ進んでいく。

それが悔しくもあり、まぶしくもあった。


 だが、エカテリーナに出会った瞬間、何かが変わった。

彼女は、まるで"オレがたどり着くべき未来"のように思えたんだ。」


 だが、そんな関係にも変化が訪れる……

初めて訪れる彼女二年ほど前にこの城を訪れた、魔道公女エカテリーナ・彼女こそが運命の相手だと思った。 アメリアを嫌いになったわけではない。ただ、オレには最早エカテリーナ以外の女性を選べなくなっていただけだ。

 ならば、期待に応えなければならない、アメリアを見ながら思うーー

 オレも格上と戦ってみたい!?


 この場に居る中で圧倒的な書く上、剣の勝負でも勝てない相手が望ましい、それはーー


シスター・エレオノーレその人だった……

「エカテリーナがいなければ、俺は今もアメリアを追いかけていたかもしれない。でも、そんな世界はもう存在しない、ヴィクトルは静かに覚悟を決めて、シスターの前へと立った。


その様子を見た場が静まりかえる。

「まるで、時間が止まったかのようだった。誰もがその言葉の意味を測りかねているのか、一瞬の沈黙が流れる。」

「やがて、誰かが小さく息を呑む音が聞こえた。それが合図となったように、場の空気が張り詰めていく。」


「シスター・エレオノーレ、オレは貴女と戦いたい」 唐突なヴィクトルの発言に場が騒然とする? あまりにも異質な勝負、審判としてこの場を裁定していた。エレオノーレ野目が一瞬細まったが、すぐにはいつもの笑顔を取り戻す。


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